朝、皇居を回る前に、芝公園のあたりを通過することは、東京タワー over the 増上寺(魚肉ソーセージ(2019.2.28)参照)でお気づきかと思いますが、
芝公園にも梅園がありまして、
”芝公園の梅林は江戸時代に銀世界と呼ばれた現在の西新宿の地から明治41年(1908)頃に移植されたもの”
と、由緒ある梅園のようです。
毎朝、横目に通り過ぎていましたが、今朝は、近くまで行ってみて、もうちょっとかな?と思いました。
さて、最近の”梅 Watcher”ぶりはさておき、
今日は、電子マネーの知識として、
nanacoで固定資産税を支払うことを「nanacoで固定資産税(2019.1.24)」で書きましたが
その後、より具体的な事が分かってきましたので、
訂正、補足を行いたいと思います。
まず、nanacoへのチャージでポイントが付くクレジットカードの種類です。
“チャージできる”カードは色々あり、nanacoのHPで確認できます。
クレジットカード側で、本人認証(3Dセキュア)の手続きをとってあれば、nanacoに紐づけて、チャージできます。
3Dセキュアとは、カード番号と有効期限などのカード面の情報だけでなく、ID、パスワードを設定することで、なりすましを防いで、オンライン決済を行うことができます。(参考 ROBOTPAYMENT「3Dセキュアとは?」)
しかし、“ポイントがつく”カードは、現在、3種類しかありません。
- セブンカード・プラス:還元率0.50%
- Yahoo! JAPANカード:還元率0.50%
- リクルートカード:還元率1.20%(ただし、チャージでポイントが付くのは30,000円/月まで)
1. まず、セブンカードとYahooについて
還元率は、0.50%であるので、仮に固定資産税が10万円とすると
付与されるポイントはそれぞれ、500(500円相当)です。
Yahooの通常の還元率が1%なので、Yahooや他の還元率1%のカードを使うとして、東京都の場合は決済手数料(78円/1万円)をとられるので、nanacoを介した方がまだお得です。
ただ、これから詳述しますが、なかなか面倒と言えば、面倒ですけどね。
nanacoへのチャージは、1回につき3万円までチャージでき、
1日に3回までチャージできるので、1日での最高チャージ額は9万円
月間では20万円が限度です。
チャージした金額は、まずはセンター預かりとなり、この限度額は5万円です。
カードで保持できる金額の限度額も5万円で、ATMやレジで、センター預かり分からカードに5万円を上限に落としてつかうことになります。
なので、
固定資産税が10万円であれば、カードに5万円入れておいて、センター預かりに5万円もっていれば、レジで、カードから5万円払って、センター預かりから5万円落としてもらい、残る5万円を払う、ということができます。
このようなレジでの分割払いは5回までできるようです。
(上記のチャージの制限から、5回もできるのは矛盾しているように思えるかもしれませんが、nanacoカードを複数枚つかって、5回(枚)分割できます)
なお、モバイルSuicaと異なり、nanacoのチャージは、センター預かりに反映されるのに時間がかかりますので、レジの前で、チャージ→センター→カードを繰り返すことはできません。
逆にモバイルSuicaは、残金不足の対応で、その場ですぐチャージができますが、分割払いはできません(たぶん。ビックカメラではそう言われました。)
さて、上記のやり方で、10万円はレジ1回で払えますが、nanacoのチャージは、1000円単位であるので(1ポイント単位でSuicaチャージできるJREポイントとは異なり)、すでに利用していて残高があると、カード保持分をぴったり5万円にすることは困難ですので、まあ、厳密には9万9千円超10万円以下が一枚で一回の上限です。
10万円を超えると、1枚のカードで払い切ることはできませんので、
- 上限以内の金額になる、四半期毎の分割払いにするか
- 複数のnanacoカードを持って、5回以内で払う
ことになります。
このあたりの仕組みを調べてたら、固定資産税の他、国民年金、国保、自動車税などいろいろ払うために、20枚のnanacoカードを駆使する人の話を見つけました。発行に一枚300円かかりますが、そんなに色々な支払が一度に発生するなら、また、毎年、毎月のことであれば、それだけのメリットはあるんでしょうね。
ただ、一般的な人の場合、nanacoの1回で払える金額で、分割払いするのが自然体で楽に思えます。
2. 続いて、リクルートカード
1.2%という高い還元率なので、普段から、nanacoチャージのカード登録をしておくと、チャージでPontaが1.2%、支払いでnanacoポイントが1%と、なかなか魅力的ですね(しかも、お店がTポイントなどの提携店なら、ポイントカードだけ提示すれば、更に0.5とか1%とか)
しかし、昨年から、3万円/月までしかポイントが付かないという制限ができたため、うまく使わないと1.2%という高還元率を享受できません。
まず、先に書いた通り、カードに5万円、センター預かりに5万円は、4か月かければできます。
でも、それやりますか。。。
また、複数のnanacoカードの手は使えません。やるなら、リクルートカードも同じ枚数必要になります。
固定資産税の四半期分割払いが、3万円未満であれば、他の買物に制限が生じますが、1か月のチャージで足りますし、支払月の前月にもチャージしておけば、カード保持の上限5万円程度に用意しておいて支払う、が現実解でしょうね。
セブン、Yahooに比べれば、より計画性が求められますし、他のnanacoでの支払いに影響が出てしまいますが、ポイント還元はそれらの2.4倍ってところで迷いますね。
3. nanacoギフト
クレジットカードでポイントを得る以外の方法を紹介している方がいましたので、その方法を紹介すると、
nanacoギフトを使います。
nanacoは、支払時にポイントが付くものなので、nanacoギフトを購入してもポイントが付くものではないので、支払時にポイントが付かない税金などの支払では無力と思いきや、
nanacoギフトを安く購入する方法があります。
会員制の割引サービスを使います。
企業が、福利厚生の一環で加入し、社員がサービスを活用するものもあり、
私の勤める会社も、Benefit Stationというのに入っていて
フィットネスジムがワンコインで使えたり、映画が割引になったりします。
検索してみたら、確かに、1%引きで、nanacoギフトが買えるようです。
これなら、ポイントが0.50%、1.2%還元されるのではなく、1%の割引なので、より汎用的かと思います。
なお、これをクレジットカードで払えるのか?と欲をかきましたが、クーポンコードコードが発行されるので、それをもってnanacoギフトを現金(割引額)で購入することになります。
そして、こちらのメリットは、センター預かりの限度額が、nanacoに保持している金額とあわせて、90万円ということです(公表はされていないのかも。やってみたという方のホームページから)
従って、セブンイレブンに行って、クーポンコード見せて、割引額で、nanacoギフトを購入して、パソコン、スマホで登録(チャージ)する。
と、センター預かりに、支払いに必要な金額まで貯めることができますので、
上記、レジで、センター預かりからカードに落として支払うことを5回繰り返せるので、25万円まで一回で払えることになります。
ただ、1万円のギフトカードでも、25回登録作業を繰り返すことになります。
上記、Benefit Stationでは、画像にある通り、3,000円が最高額なので、83回登録作業を繰り返すなど、気が遠くなりますね。
もっとも、詳細ページに33枚が上限とあったので、Benefit Stationで再来年3月までに買えるのは9万9千円までなのでした。
なんか、これだけの手間を考えると、nanacoギフトに限らず、500円、1000円のために、そこまでやるか?って気になってきました。。。
他に、Kiigoというデジタルコードをクレジットカード購入できるサービスもあり、こちらでnanacoギフトをクレジットカードで購入できます。
購入に使用したクレジットカードでポイントが付くので、最初に紹介した3種以外でも、普通にポイントを貯められますが、
一か月の購入上限が、非会員で3千円、会員登録で5万円なので、
リクルートカードと会員制割引サービスを、足して割ったような手間がかかりますね。
ただ、これを経由すれば、YahooでもTポイントが1%付きますし、dカードでdポイントを貯めることもできます。
参考になれば。
ではでは。