千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

亀澤堂(神田神保町)の「豆大福」

2005年09月17日 | スイーツ・菓子
【9月17日調査(テイクアウト)・登録】
 この店は明治38(1905)年創業の和菓子業界の老舗です。
 豆には赤えんどう豆を使わずに、北海道産の「鶴娘大豆」を使っています。餅米は宮城県産「みやこがね米」、つぶ餡は北海道産「減農薬特別栽培小豆」と「鬼双糖」を使うこだわりようです。
 見た目も綺麗な豆の食感と甘さ控えめのさわやかな味が絶品です


★亀澤堂
  所在:千代田区神田神保町1-12-1
  電話:03(3291)1055
  品代:豆大福170円

味噌や(神田神保町)の「味噌オロチョンらーめん(辛さ6倍)」「味噌らーめん」

2005年09月17日 | ラーメン
こちらの店は平成25(2013)年3月に閉店しました。

【9月17日調査・登録】
 この店は札幌で30年以上営業してきた名店のオーナーが平成15年7月に開店しました。


 麺は札幌の西山製麺特注品、味噌は北海道の岩田醸造の「紅一点」、昆布は日高産、ホタテ(貝柱)は斜里産を使い、背油等は一切使わないこだわりようです。
 オロチョンとはアイヌ語で「火祭り」と言う意味で、辛さがウリのラーメンです。辛さは20倍まであり自由に指定できます。店の口上では、2倍は「あなたでも大丈夫」、4倍は「普通の辛さ」、6倍は「熊もびっくりアイヌの火祭り」、10倍は「最上級病院代は自分もち」、20倍は「ほとんど限界、当店では一切責任もちません」となっています。辛さの中にあって、味噌の深い味わいが、西山製麺の力作麺と深く融合し、飽きの来ない味覚を創出しています

 6倍の辛さの味噌オロチョンらーめん


 味噌らーめん


★味噌や
  所在:千代田区神田神保町1-4
  電話:03(3294)1058
  品代:味噌オロチョンらーめん700円、味噌らーめん700円

こちらの店は平成25(2013)年3月に閉店しました。

多幸八(神田神保町)の「もつ焼」

2005年09月16日 | 居酒屋・パブ
【9月16日調査・登録】
 この店は以前、専修大前交差点近くにありましたが、数年前に現在地に引っ越しました。「もつ焼」は火の通りが絶妙で素材の味が程よく出ています。


★多幸八
  所在:千代田区神田神保町2-20
  電話:03(3263)1568
  品代:もつ焼300円

春木屋善兵衛(九段北)の「うなぎ」

2005年09月14日 | うなぎ
【9月14日調査・登録】
 この店は鰻屋とは思えないモダンな店構えのもと、美味しいうなぎを安く安全に提供することを心掛けるとともに、焼き色と香りにこだわって備長炭の丸い炭のみを使用しています。


 「蒲焼き」


 「白焼き」


★春木屋善兵衛九段下支店
  所在:千代田区九段北1-3-4
  電話:03(5210)2581
  品代:蒲焼き1,000円、白焼き1,100円

出雲そば本家(神田神保町)の「いづも膳」

2005年09月12日 | 蕎麦
【9月12日調査・登録】
 「いづも膳」は、1日40食限定で、割子そば3杯、一口てんぷら、お好みの薬味で構成されています。
 この店は昭和26(1951)年創業の東京では数少ない出雲そばの専門店で、最上の玄そばを黒皮ごと石臼で挽き込み、店内の打ち場で店主自ら毎日打っています。田舎そば風の歯ごたえが絶品です。だし汁には、日本海のどうめ(鰯節)をたっぷりと使い、本鰹節、鯖節と合わせてひいた一番だしに、じっくりと寝かせた返しを合わせ、コクの深い味に仕上げています。



★出雲そば本家
  所在:千代田区神田神保町1-31
  電話:03(3291)3005
  品代:いづも膳1,200円

帝国ホテル<ユリーカ>(内幸町)の「シャリアピンステーキ」

2005年09月10日 | 洋食
【平成17年9月10日 調査・登録】
 こちらの店「ユリーカ」は、帝国ホテル1階にあるカジュアルレストランです。
 《前回のこちらの店の調査・登録:バターミルクパンケーキ 季節のフルーツ添え

 「シャリアピンステーキ」は、今でこそ世界中でポピュラーなものとなっていますが、昭和11(1936)年、帝国ホテルに滞在していたロシア人の著名なオペラ歌手シャリアピン氏のリクエストに応じて作られたのが発祥とされています。玉ねぎに漬け込まれ、柔らかく仕上げられた和牛と、じっくりソテーされた玉葱の甘味が絶妙にマッチした逸品です


★帝国ホテル<ユリーカ>
  所在:千代田区内幸町1-1-1
  電話:03(3539)8046
  品代:シャリアピンステーキ4,200円

帝国ホテル<ユリーカ>(内幸町)の「バターミルクパンケーキ 季節のフルーツ添え」

2005年09月10日 | スイーツ・菓子
【平成17年9月10日調査・登録】
 こちらの店「ユリーカ」は、帝国ホテル1階にあるカジュアルレストランです。
 「バターミルクパンケーキ」のメニューが帝国ホテルに初めて登場したのは昭和28(1953)年、当時のライト館にあった「ガーデンバー」でのことだそうです。根強い人気を保つ超ロングセラーだけあって、バターの香り、パンの膨らみ具合、付け合せの新鮮なフルーツなど、全てが納得できる逸品です


★帝国ホテル<ユリーカ>
  所在:千代田区内幸町1-1-1
  電話:03(3539)8046
  品代:バターミルクパンケーキ 季節のフルーツ添え1,365円

村上開新堂(一番町)の「クッキー2号」

2005年09月08日 | スイーツ・菓子
【平成17年9月某日 調査・登録】
 店の名簿に登録された方の紹介がないと購入できない「クッキー」、申込みから購入するまで長く待たなければならない「クッキー」、1万円以上もする「クッキー」をご存知でしょうか?聞いただけで高級感が漂いますが、それが明治7(1874)年創業の村上開新堂の「クッキー」です。
 <2008年12月初旬現在の情報>オーダーから受け取りまで年末年始を挟み2か月余の待ちが必要
 <2009年 7月初旬現在の情報>オーダーから受け取りまで2か月弱の待ちが必要
 <2015年 7月初旬現在の情報>オーダーから受け取りまで2か月余の待ちが必要


 外側の包装を解くと紅白リボンがかかった桃色の高貴な缶が出てきます。


 缶を開けると中からは、仕切りもないギッシリと詰まったクッキーが現れます。下へ進むほど、新しい種類の「クッキー」が顔を出してきます。


 クッキーの種類は全部で27種あり、生地の持つ歯ごたえを大切にした、噛むほどに味が出てくる「クッキー」に仕上がっています。3代目(現在は5代目)が固めた味を基本にしながらも、時代の変化に則しながら、まっ茶メレンゲやカレーサブレなどの味を加えています。

左から「カラントクッキー杏ジャム」「チョコレートヴァニラクリーム」「ミルククッキー杏ジャム」


左から「ヴァニラクリーム」「シトロンクリーム」「ジンジャー」


左から「モカサブレ」「チョコレートサブレ」「ナツメッグ&シナモン」


左から「モカクッキーモカクリーム」「プレーン杏ジャム」「ローストナッツ」


左から「シナモン&フェンネルベリージャム」「チーズ」「ピーナッツサブレ」


左から「ピーナッツバター」「粗挽ピーナッツ」「ジェノワーズラスク」


左から「カラントロール」「カレーサブレ」「チョコレートクリーム」


左から「ココア」「まっ茶メレンゲ」「ヴァニラ&チョコレート」


左から「ココアメレンゲ」「アーモンドマカロン」「ビスキュイベリージャム」


★村上開新堂
 所在:千代田区一番町27
 電話:03(3261)0367
 品代:クッキー2号10,500円

ユーハイム・ディー・マイスター(丸の内)の「バウムクーヘン トュルム」

2005年09月04日 | スイーツ・菓子
【9月5日調査(テイクアウト)・登録】
 この店は1921年創業のドイツ菓子の老舗です。バウムクーヘンは、手間を惜しまないマイスターらの職人が、厳選した良質の素材を使い、つきっきりで回転する芯棒に生地を一層ずつかけながら、ひとつひとつ丹念に焼き上げ、木の年輪のような模様ができ上がります。ホワイトチョコレートやアーモンドパウダー、バニラ等の香りが混ざり合い濃厚な風味が最高です
 映像の赤い筒は、丸ビル店限定のパッケージです。


★ユーハイム・ディー・マイスター丸ビル店
  所在:千代田区丸の内2-4-1 丸ビル地下1階
  電話:03(5220)3301
  品代:バウムクーヘン トュルム1,050円