大使館のHPをみていたら、青島でニラによる食中毒事件の報道がupされていた。
その大使館のURLは下記。
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho100415_j.htm
この対象lotのニラは北京には出荷されていなかったようであるが、農薬は適量を使えば良いのだが、中国ではまだまだ農家での農薬に対する認識と使用技術が十分ではなく、大量に使えば効果が増すと思い込んでいるんだよね。 きっと農薬を売る店のほうも、ジャンジャン使えと宣伝しているのかも??!! 適切な農業技術の指導をして欲しいなぁ。
残留農薬は目に見えないから怖い。
とはいえ、農薬を使っていない無農薬野菜や有機野菜は中国では高い。
(貧しい外国人には高くて買えません。 買えるのは裕福な中国人)
生のニラって、美味しいだけどなぁ…
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食品安全問題(青島でのニラによる中毒事件)
(10.04.16)
4月11日付新京報に、青島でニラを食べて有機リン中毒になった事件の記事がありましたので、概要を紹介いたします。
◇ 在中国日本大使館からのアドバイス
気温が上昇する時期は、害虫対策として農薬の使用量・頻度が増えることから、野菜に農薬が基準値を超えて残留するケースが増加する可能性があります。
衛生当局による監督が強化されていますが、ニラなどの野菜については、信頼できる販売店のものを購入すること、食べる前に十分に水に浸けておくことなどをお勧めします。
◆ 記事の概要(4月11日付新京報)
4月1日以降、青島で9名が、ニラを食べた後に頭痛、悪心、下痢などの症状が発生し、病院での検査によって有機リン中毒であることが判明した。食べたニラにある種の農薬が残留基準値を超過して残留していた。これらの患者は治療を受け、現在既に快復している。
今回の事件に対し、4月9日午後、青島市工商行政管理局は記者会見を開き、事実関係を説明した。それによると、気温上昇に伴って害虫の多発時期となり、野菜農家が農薬の使用量と頻度を増やすため、残留農薬の基準量を超過する状況が増加し始めた。現在把握している情報から、問題となったニラは主に山東省維坊市高密の夏荘鎮、河崖鎮及び維坊市寿光の稲田鎮などから納入され、全てが青島市の朝市と夜市を通じ販売されていた。
4月8日の検査によって、約2,000ロットの抽出検査をしたニラのうち、残留農薬が超過したニラは1,930キログラムで、現在既に全てが廃棄された。現在、青島市工商所の管理員たちが毎日、農産品卸売市場、小売店、スーパーなどに対し絶えず管理監督を実施している。今後もニラなど農薬が残留しやすい野菜を重点的に管理監督を強化するとともに、食品安全を確保するため、消費者に今後野菜など農産品を正規の市場でなるべく購入するよう勧めている。
4月10日の新発地市場での取材では、現在北京で販売されているニラは主に河北博野県から納入されているので、青島のニラが入っていない。 新発地市場の担当者によると、北京では山東省からのニラはなく、新発地市場のニラの産地が基本的に河北としており、その地区でニラの残留農薬の基準を超過する状況にはない。
青島工商局四方支局職員の話として、①市場で販売されているニラなどの野菜に農薬が残留していても肉眼的に判断することは困難なため、なるべく無公害認定の野菜を選択すべきである、②ニラを選ぶ時は、なるべく葉の幅が狭い、ライトグリーン色のニラを選ぶべきであり、葉が広い、濃いグリーンのニラは避けるべきである、③農薬残留を減らすため、青果用洗剤を使って洗っても良い、ニラを水に浸す際、少量の青果用洗剤を加えた水に浸し、その後、2、3回水洗すれば安心して食べることが出来る、と伝えている。
また、一部の人が半調理のニラを好むが、調理温度が足りないため、農薬の分解は難しく、食べる前に十分水に浸けておくべきである。洗米に使用した水にニラを浸けた後、あらためてきれいな水に浸けることを勧める。その際、農薬の残留量を減らすため、浸けておく時間を少し長くすべきであると、同職員の話を伝えている。
その大使館のURLは下記。
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho100415_j.htm
この対象lotのニラは北京には出荷されていなかったようであるが、農薬は適量を使えば良いのだが、中国ではまだまだ農家での農薬に対する認識と使用技術が十分ではなく、大量に使えば効果が増すと思い込んでいるんだよね。 きっと農薬を売る店のほうも、ジャンジャン使えと宣伝しているのかも??!! 適切な農業技術の指導をして欲しいなぁ。
残留農薬は目に見えないから怖い。
とはいえ、農薬を使っていない無農薬野菜や有機野菜は中国では高い。
(貧しい外国人には高くて買えません。 買えるのは裕福な中国人)
生のニラって、美味しいだけどなぁ…
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食品安全問題(青島でのニラによる中毒事件)
(10.04.16)
4月11日付新京報に、青島でニラを食べて有機リン中毒になった事件の記事がありましたので、概要を紹介いたします。
◇ 在中国日本大使館からのアドバイス
気温が上昇する時期は、害虫対策として農薬の使用量・頻度が増えることから、野菜に農薬が基準値を超えて残留するケースが増加する可能性があります。
衛生当局による監督が強化されていますが、ニラなどの野菜については、信頼できる販売店のものを購入すること、食べる前に十分に水に浸けておくことなどをお勧めします。
◆ 記事の概要(4月11日付新京報)
4月1日以降、青島で9名が、ニラを食べた後に頭痛、悪心、下痢などの症状が発生し、病院での検査によって有機リン中毒であることが判明した。食べたニラにある種の農薬が残留基準値を超過して残留していた。これらの患者は治療を受け、現在既に快復している。
今回の事件に対し、4月9日午後、青島市工商行政管理局は記者会見を開き、事実関係を説明した。それによると、気温上昇に伴って害虫の多発時期となり、野菜農家が農薬の使用量と頻度を増やすため、残留農薬の基準量を超過する状況が増加し始めた。現在把握している情報から、問題となったニラは主に山東省維坊市高密の夏荘鎮、河崖鎮及び維坊市寿光の稲田鎮などから納入され、全てが青島市の朝市と夜市を通じ販売されていた。
4月8日の検査によって、約2,000ロットの抽出検査をしたニラのうち、残留農薬が超過したニラは1,930キログラムで、現在既に全てが廃棄された。現在、青島市工商所の管理員たちが毎日、農産品卸売市場、小売店、スーパーなどに対し絶えず管理監督を実施している。今後もニラなど農薬が残留しやすい野菜を重点的に管理監督を強化するとともに、食品安全を確保するため、消費者に今後野菜など農産品を正規の市場でなるべく購入するよう勧めている。
4月10日の新発地市場での取材では、現在北京で販売されているニラは主に河北博野県から納入されているので、青島のニラが入っていない。 新発地市場の担当者によると、北京では山東省からのニラはなく、新発地市場のニラの産地が基本的に河北としており、その地区でニラの残留農薬の基準を超過する状況にはない。
青島工商局四方支局職員の話として、①市場で販売されているニラなどの野菜に農薬が残留していても肉眼的に判断することは困難なため、なるべく無公害認定の野菜を選択すべきである、②ニラを選ぶ時は、なるべく葉の幅が狭い、ライトグリーン色のニラを選ぶべきであり、葉が広い、濃いグリーンのニラは避けるべきである、③農薬残留を減らすため、青果用洗剤を使って洗っても良い、ニラを水に浸す際、少量の青果用洗剤を加えた水に浸し、その後、2、3回水洗すれば安心して食べることが出来る、と伝えている。
また、一部の人が半調理のニラを好むが、調理温度が足りないため、農薬の分解は難しく、食べる前に十分水に浸けておくべきである。洗米に使用した水にニラを浸けた後、あらためてきれいな水に浸けることを勧める。その際、農薬の残留量を減らすため、浸けておく時間を少し長くすべきであると、同職員の話を伝えている。