夏でも冬でも
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夏でも冬でも燗酒。ってのが口癖の酔っ払いがいたなぁ。
豆々しい、おつまみにしてみました。
2007 Valpolicella Classico Superiore Campolieti “Ripasso”(イタリア)
《赤》【ミディアムボディ】
生産地域:ヴェネト州
等級:D.O.C.
生産者:ルイジ リゲッティ家
葡萄品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ
熟成:3,000~5,000Lオーク樽12ヶ月間
「リパッソ」とは、『元に戻す』という意味で、発酵の終わったアマローネの樽の澱の上に普通のヴァルポリチェラを入れ、3週間あまり発酵させるという醸造方法のことです。アマローネの力強さとアロマを普通のワインに与え、通常の作り方では到達出来ないレベルに高めるというわけです(アルコール分も1.5%あがります)。ラベルにも表示されるようになりました。発酵は天然酵母を使用しています。発酵後、12ヶ月間オーク樽で熟成させます。手間がかかる割に手頃で、この価格で買える最もコストパーフォーマンスの高いワインといえます。やや濃い紫がかったルビー色、すみれの花や甘いプルーンのような香り、果実味が豊かで、若くして飲んでも充分に楽しめるスタイルです。樽熟成(3,000~5,000Lの大樽)による複雑味もあり、それが果実味と合わさって非常に魅力的で、爽やかな心地よい余韻が長く続きます。この価格のヴァルポリッチェッラとしては信じがたいすばらしい品質です。一般的に出回っている軽く、若いうちに飲まなければならないヴァルポリチェッラとは全く違い、たくましい飲みごたえがあります。パスタや牛肉、仔牛肉、チーズに良く合います。「カンポリエティ」とは『幸せな畑』の意味で、素晴らしいワインを造る畑を指し、また顧客が始めて飲んだ時の幸せな反応も指しています。
Luigi Righetti : ルイジ リゲッティ家
『そのおいしさはワインの売れ行きが証明しています/大樽熟成による深い味わい』
アンジェロ リゲッティが80年以上前に傑出した生産者として評判を得てから今日まで、高い評価を得ています。3代目がルイジで、現在4代目のジャン マリア リゲッティがワイン造りをしています。カンティーナは、ヴァルポリチェッラ クラッシコの中心に位置するマラノ ディ ヴァルポリチェッラの小さな地区、ヴァルガタラにあります。ルイジ リゲッティ家の自社畑は8haですが、それ以外にも昔からの信頼の置ける45軒の契約農家があり、葡萄の栽培まで彼らが指導しているため、毎年安定した質の良いワインを造っています。さらにルイジ リゲッティ家のワインの最大の特徴は、トップクラスのヴァルポリチェッラの生産者と同レベルの品質で、価格は常に2~3割安いと言うことです。他のイタリアの生産者にありがちな毎年の蔵出し価格の値上げも全くしないジャン マリアのおおらかな性格は、大変好感が持てます。5年間かかったセラーの改修工事もやっと終リ、今後の彼のワインの品質の向上から目が離せません。