西新宿1丁目にある雑居ビル。
非常に入りづらいです。
というか、ひとりだったらまず入らないような入り口。
でも、今夜は自称新宿の覇者、自称新宿の俺様、まるで『M:I-2』のトム・クルーズのごとく新宿を闊歩する男、俗称塾長さまがいっしょなので安心(どこが?)。とっても心強いです(懐が?)。
この日は東京国際フォーラムでスター・ウォーズのコンサート観た帰り。
フツー場所柄、銀座あたりでおいしい築地のお魚をアテにといきたくなることでしょう。
ところが新宿をこよなく愛する塾長さまは、築地のや芝浦のはまったく興味がない様子。
コンサートが終わり次第、逃げるように東京駅へ(なぜ)。
むろん中央線に飛び乗り、新宿駅で下車し安堵(なぜ)。
そこで“ことぶき”にて、
生ビールと、お通しのまぐろの山かけを目の前にして、ようやく緊張が弛んだようです(なぜなのぉ)。
やっぱあれかなぁ、ダークサイドでダークナイトな塾長さまは、東京屈指のパワースポット、皇居が近くにある場所は落ち着かないのかも。
そういう意味で新宿という街が彼の肌に馴染んでいるのでしょう(都庁があって都知事がいるから?)。
そんな塾長さまのに合うアテ、お薦めナンバー1、
カユリ(ジャコ炒め)。
確かに合う。
ていうか、これさえあれば、でもでもなんでもいけそう。
これもビールには欠かせないうなぎの骨。
そうそう“まるます家”では「カルシューム」って品名で出してるやつ。
【まるます家@Chris's monologue】←カルシューム
【ひつまぶし処まんまる@Chris's monologue】←あるとたのんじゃうよね?
お通しといい、このメニューといい……これは、
こういくしかないでしょ。
ボトルで注文。
店のご主人が薦めてくれた、
自家製の塩辛と共に。
イカのいいのが入らないとつくらない――っていっていたので、定番メニューってわけではないらしいんだけど、ぼくたちが好きと見抜いて薦めてくれました。
柚子がいい味だしてます。
と思いきや、ご主人、「もっとおいしい食べ方あるんですよ」となぞめいた笑み。
まだひと口しか食べてないのに、新しモノ好きの塾長さま、「それください!」と速攻レス。
ひと口しか食べてない塩辛がいきなり下げられ、あっという間に
様変わり!
なにゅう!?なんなのにぇにゅかぁ!?
ご主人「これ、ご飯にのせて食べるとおいしいんですよ」
塾長さま「…………」
ぼくには「…」が、というか、塾長さまのあたまのなかが透けてみえました。
白いほしい。そう思っているに違いありません。
彼のあたまのなかでは、こどもがよくやるように←こうなっているはず。
そこへ、
ズワイガニたっぷりのオムレツが現れ、「これもご飯にのせて食べると最高にうまいんです」とご主人。
塾長さま「すみません、ご飯ください」
ご主人「――だと思って、いま買いに行かせてます」
え!?
メニューにお茶漬けとか書かれてあるのに、買わせにやってるんですか(日本語ヘン?)!?
ご主人「大丈夫、そこのご飯、けっこううまいから」
え゛え゛え゛
こんな応対だったので、塾長さまのテンション上がりっぱなし。
たのむから、モチツイテ!!
酒そっちのけでご飯を食らう塾長さま
ああ、炭水化物いっちゃったよ。と、憐れみの気持ちで傍観していたら、なにを血迷ったのか、
お好み焼きを注文!!
炭水化物ダブルですかぁ!?
まるで○坂人のよう。
あ、でも野菜のてんぷらが入ったここのお好み焼き、けっこううまス!
日本酒にも合いました。
ミョウチクリンなテンションになっている塾長さまに巻き込まれ、こっちまでダークサイドにはまり込みそうになったので、ぼくは冷静に、
フルーツトマトでちまちまを飲みました。
しかし新宿を300軒近く飲み歩いているだけあって、よくいろんな店知ってますよね。
見習わなきゃ。
いや、習う必要ないから。。。
居酒屋
【くりす的全国名酒場紀行@ことぶき】←店の詳細