輿山往生院 生駒市有里町575-2 PK-なし 円福寺から徒歩10分程度
生駒谷を望む丘陵の頂に、多くの墓石に囲まれて建つ。説明版にこの墓石群は生駒谷六郷の惣墓とあり、奈良時代の僧行基が天平21年(749)に没したとき火葬された地とされている。境内北側に正元元(1259)年の銘がある県内最古の宝篋印塔(重文)、本堂裏に鎌倉様式の「五輪塔」が残っている。
石仏寺 生駒市藤尾町96 道路が非常に狭いPK-あるが停めにくい 本尊は「阿弥陀如来坐像」、総高2.08m(像高1m)の石造で、本尊、後背、蓮台を別々の花崗岩で造って組合せ、光背の左右に半肉彫りの観音と勢至菩薩像を刻んで、鎌倉時代の永仁2年(1294年)の銘があり、生駒を中心に活躍した伊派の石大工・伊行氏(いノゆきうじ)の作です。なお、本尊の左右にも阿弥陀と地蔵の石仏立像があり、また、境内には、永禄元年(1558年)の銘が刻まれた「六字名号板碑」や鎌倉時代後期の五輪塔などもあります。 伊行末-石工の歴史で見るならば、中世史の石工登場は寺院・民間宗教・律宗の登場による宝篋印塔の石造を始めた中国宋人石工の伊行末(いぎょうまつ)やその流れを汲む大蔵派から始まることになっている