法泉寺 大阪市住吉区住吉1-6-2 小堂にまつられる丸彫りの十三仏である。花崗岩製の等身大の像で、銘記はない。小堂は熊野街道に東面しており、住吉大社を中心とした宗教都市の周縁部にあたる。 十三仏は忌日供養や死者供養に関連してまつられる場合が多く、現世と死者の国との境界と重ね合わせてまつられていると推測される。隣地の字石本で出土した巨石を 用いて造立されたと伝え、製作年代は江戸時代中期と考えられる。民俗文化財としてだけでなく、近世の大坂における大規模な石仏の造立事例としても希少な史料である。
門前
山門
本堂
天下茶屋跡 大阪市西成区
当地にあった芽木家の跡の一部である。豊臣秀吉が住吉大社や堺に行く途中、紀州街道(住吉街道)沿いにあったこの屋敷で茶会を催したという故事から、天下茶屋という名前が付いた