粟原寺跡 桜井市粟原(おおばら)2012
粟原寺は、奈良県桜井市粟原にかつてあった寺。創立は7世紀末にさかのぼる。現在は廃寺となり建物などは残っていないが、寺の跡は「粟原寺跡」として国の史跡に指定されている
伏鉢(ふくばち)
粟原寺建立の次第を刻んだ三重塔の伏鉢(ふせばち)が談山神社蔵として残っている。 塔の相輪の一部です 銘文によると、仲臣朝臣大嶋が草壁皇子を忍び寺の設立を発願した。大嶋の死後、比賣朝臣額田によって甲午年(持統天皇8年、694年)に起工し金堂・丈六の釈迦像が造られ、22年後の和銅8年(715年)に三重塔が完成したと記されている。
塔跡
この金堂跡の西隣りに十三重石塔が立っています。「鶴の塔」と伝承されている花崗岩で造られた塔で、鎌倉時代後期の作とされている
弓削の皇子と額田王の相聞歌
いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉(ゆづるは)の 御井の上より 鳴き渡り行く 弓削皇子 吉野 いにしへに 恋ふらむ鳥は 霍公鳥 けだしや鳴きし 我が念へるごと 額田王 粟原
粟原天満神社 所在地;桜井市粟原2012
粟原寺跡のすぐ下に鎮座しています 創祀・由緒など不詳ですが、古くは粟原寺の鎮守社 粟原寺跡の北側に北面して鎮座する旧村社。祭神は菅原道真と素戔嗚命
本殿