尊勝院 東山区粟田口三条坊町70 尊勝院は天台宗に属する寺院で(一一三五~四一)に陽範阿闍梨が比叡山横川に尊勝坊を開創したことに始まり、その後青蓮院三条白川坊の裏に移されたと伝える。 また応仁の乱により荒廃したが(一五九二~一五九六)に豊臣秀吉によって本堂が再建されたという。 江戸時代には、本堂は元三大師を本尊として南面して建っていたこと から、南面大師堂あるいは元三大師堂とも呼ばれていた。 大正四年には寺地が現在地へ移転されたが、その際に建物は本堂のみが移された。駒札より
由緒
元三大師 関白・豊臣秀吉が崇敬し、文禄・慶長の役の出陣と伏見城の安寧を祈願したとも言われている
本堂
本堂
内陣
千手観音
逗子
庚申
くくり猿
賓頭盧尊者
愛宕権現
水槽
水子地蔵尊
ブロンズ像
尊勝院 横手にある青蓮院宮下の墓地
尊真親王墓 伏見宮貞建の第四王子
尊勝院から平安神宮の鳥居が見える