ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々や、たまにカフェ情報、気になるニュースについてなど、いろいろ書いてます。

ぼくが生きてる、ふたつの世界

2024年10月03日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
半日お休みを取って「ぼくが生きている、ふたつの世界」という映画を観ました。










いい映画でした。
聾唖者の両親の元に生まれた息子を吉沢亮さんが演じます。幼い時は耳が聞こえない母親の代わりに通訳をして母親を助けるのですが、成長と共に障害がある親を恥ずかしく思ったり、疎ましく思ったりし始めます。

だけど、母親はどんなにひどい言葉を言われても、決して怒りません。常に優しいのです。そして同じく聾啞者の父親もすごくいいキャラクターです。前向きで優しくて穏やかで、母親にとっても息子にとっても心の支えとなっています。やさぐれてた息子に「東京へ行け」と背中を押したのも父親でした。

あまり書くとネタバレになるので書きませんが、最後の駅のホームでのシーンは本当に素晴らしく、涙が溢れました。

この映画はコーダの話ではあるけれど、両親が聾唖者でなくても誰にでも起こる普通の話でもありました。それ故に、共感するところもたくさんありました。

見終わった後、心がじんわりと暖かくなる映画でした。
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自分との闘い

2024年10月01日 | ムスメ語録
移動教室の二日目にハーブ庭園でキャンドル作りをしたようです。しおりの最終ページにお礼のあいさつが書いてあったので聞いてみると挨拶係に任命されたようです。




小さい時からみんなの前で声を発するのが本当に苦手で主治医の先生にも「場面緘黙気味かもしれませんね。」と言われてました。ちなみに場面緘黙とは、普段は話せるけれど特定の場面などで言葉が出てこなくなる状態のことです。慣れてくると全く問題がないのですが、慣れない場面では本当に蚊の鳴くような声しか出てきませんでした。徐々に克服しつつありますがそれでもやっぱり苦手は苦手。

「ちゃんとはっきり大きな声で言えた?ささやくような声だったんじゃないのぉ?」

っと茶化し地味に聞いてみると、

「もう中2だよ。小学生の時は緊張して小さい声しか出なかったけど中学生になって頑張れるようになってるよ。」

っとのこと。

「凄いじゃん!頑張ったんだ?」っと言うと、

「自分との闘いだからね!」

っと言っていて笑ってしまいました(笑)
先生に言われたんでしょうか??

とにかく頑張ったらしいです。真相は来月の個人面談で先生に聞いてみますが、本人の中で「頑張った!出来た!」と思えたことがよかったなと。

日々の積み重ねで苦手なことも少しずつ乗り越えていけるといいなと思います。
コメント (2)
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