自粛生活で断捨離も進めています。
先日は食器棚を整理しました。
すると、ひと組の夫婦箸が出てきました。
そういえば、今まで使ってたお箸がかなり痛んで何本かは折れてしまったので、新しいお箸を買いたいなぁと思っていた所でした。
早速、この見つけた箸を使ってみる事にしました。
「なんだ、この箸、すごく使いやすい!!」
とビックリしました。口触りと言うのでしょうか、とにかく口に入れた時の感触が今まで使っていたお箸とは比べ物にならないくらい滑らかなのです。それでいて、滑るわけではなく、食べ物はしっかりつまめます。
この箸を使っている私を見て母が、
「これ、お父さんが買ってきたお箸なのよねぇ。」
と懐かしそうに言いました。
そして、母も使ってみて、
「本当に使いやすいねぇ、このお箸。」
と驚いていました。
父が出張先でお土産に買ってきたモノらしいです。
私の父は私が小学生一年生の時に亡くなっています。っということは、、、実に40年以上も使われずにそっと食器棚の中で眠っていたわけです!!!
その事実にも驚きです。
お箸もまさか40年以上たってから使われるとは思いもしなかったのではないでしょうか。よかったです、本当によかったです、お箸として活かされて。あのまま食器棚で眠って終わる運命ではお箸としても心残りだったことでしょう。
それから、毎日、母も私もこのお箸を使っています。使うたびに父を思い出すようにもなりました。
まだまだ何かが眠っているかもしれない我が家、もうちょっと断捨離してみます。