ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

今年度も半分終わりました。

2022年09月24日 | 仕事
嘱託職員になり、半年が経過しました。

パート職員の時よりは拘束時間が長くなり、帰宅時間も遅くなりましたが、それでも残業がなければ割と早く帰れます。

私の帰りが遅くなってシクシク泣いていたムスメですが、先日残業もなく早く家に帰ると、

「早い~

っと言って怒っていました(笑)

そして別の日には私が

「今日は会議があるなぁ。」

っとつぶやくと、

「会議あるの?じゃぁ遅くなる?

っと何故か嬉しそうに聞くのです(笑)

私がいると、

「YouTubeばっかり見て!宿題しなさい!」

っと言ったりするので、鬱陶しいんでしょうね。

実際、私が帰宅するまで、自主的に宿題をしていたなんてことは一度もないし、YouTubeを見ていなかった日も一度もないです。。。なので小言の一つも言いたくなるわけです。

ムスメとしてはそんなうるさいお母さんが早く帰ってくると自分の自由時間を思う存分満喫できないわけです。そのあたりはごくごく普通の子供とおんなじ感覚ですね。

なので、何となく私も気を使って(?)早く仕事が終わった日は、スーパーに寄り道したりして時間をつぶしてから帰ったりしてます(笑)

どんな風に生活が変わるのかドキドキでしたが、意外とうまく回っています。

仕事内容も、パート職員の時よりも深く関われることが多くなり、以前よりもやりがいを感じています。

いろんな事がいい方向に回っているように思う今日この頃です。


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新たなライフスタイル

2022年05月21日 | 仕事
嘱託職員という立場になり、帰りも遅くなり、ムスメのお迎えには行けなくなり、毎日ムスメは一人で歩いて自宅まで帰宅しています。よく頑張ってくれているなぁと思います。

昨年度まで四時半には帰宅していたのに、今はだいたい六時は過ぎてしまいます。どんな風な生活になるのか少し不安でしたが、約二か月たって、なんとなくリズムも掴めてきました。意外と出来るじゃん!という感じです。

夕食はさすがにちょっと今までより簡単なものになってしまい、圧倒的に丼物が増えてしまいました(笑)でもまぁなんとかなっています。

ムスメの宿題は今までは帰宅してすぐ、夕食前にやっていたのですが、今年度からは夕食後に取り組んでいます。眠気との戦いは大変ですが、これもなんとか出来ています。

削られているのはギターの練習。毎日やっていたのですが、それが三日に一回くらい、しかも30分くらい・・・なので上達どころか下手になっています。いっそ辞めちゃおうかなとも思ったのですが、それももったいない気もして、先生に言い訳がましく練習できない理由を説明して、なんとか続けています。まぁ誰に披露するわけでもなく好きでやっているだけなので、マイペースでいいかなという感じです。

そんな感じで、多少リズムは変化しましたが、家族全員順応して、徐々にこのリズムに慣れてきています。意外と出来るものですね。まぁムスメが六年生と言うタイミングで一人で帰ることが出来るようになったことが大きいですが。

肝心の仕事の方ですが、これがまた今まで踏み込めなかった部分にも踏み込むことが出来て、意見も言えるし、やりがいは確実に大きくなりました。

新しい仕事の仕方、新しい生活の仕方、無理なく続けていられることに感謝です。
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辞令交付式

2022年04月05日 | 仕事
今年度からパート職員から嘱託職員になることになった私。この歳になり初めて辞令交付式なるものに出席しました。

若い頃に就職もしていましたが、それも個人経営の会社だったので、そんな式は行われず、じゃぁ、来月から、、、みたいな感じでした。その後は自営業だったし、大きな組織で仕事をする事が全くないまま今の職場にいたります。

会長に名前を呼ばれ、「はい!」と返事をして前に出て、交付書?をいただき一礼して戻る。もちろんスーツを着て。ちゃんとしている!!私、ちゃんとしている!と笑いそうになってしまいました。

ベトナムにいた頃には考えられない「ちゃんとぶり」です!我ながらこの激変には驚きます。ベトナムから日本に帰国した時、15年後にこんな事になってるなんて思いもしていませんでした。

障がい者支援という、この仕事に目覚めたのは、やはりムスメの存在が大きく影響しています。ムスメがダウン症として産まれて来なければ決して興味を持たなかった仕事です。さらに離婚が大きな転換期となっています。興味を持ちつつも、目の前の自営業の仕事をやめてまでの転職などは考えられませんでしたが、図らずも離婚する事になり、自営業をやめる事になり、今の仕事をする事になりました。そう考えると、人生はちゃんと繋がっているんだなぁと感じます。

これから先どんな事が待ち受けているのか分かりませんが、目の前の仕事を一生懸命頑張っていれば、何か面白い事に繋がる気がしています。気を引き締めて、新たな気持ちで頑張りたいと思います。
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ちょっぴりステップアップ

2022年03月27日 | 仕事
今のお仕事、とても楽しくて、ずっともう少し深く仕事をしてみたいと思っていましたが、ムスメの事も心配でなかなか踏み出せずにずっとパート職員でとどまっていました。

そして、丸七年務めた今年、ムスメも六年生になり、だいぶ自分の事を自分で出来るようになってきて、そろそろいいかなと思い、職場に打診してパート職員から嘱託職員にしてもらうことになりました。

パートとしての職歴はあるけれど、やるべきことはやらなくてはやらなくてはならないらしく、久々に履歴書を書き、スーツを着て、面接もしました。

来年になるとムスメは中学生。自分の環境も変わり、母親の私の環境も変わると、生活が激変し過ぎて混乱しそうな予感もするので、今年がベストタイミングだったかなと思っています。この一年で新たな生活のリズムを母子共々身につけて、来年に繋げていくという計画です。

ムスメにはだいぶ前から

「母さんは4月からもう少したくさん仕事をすることになるから、お迎えとか行けなくなるし、一人で帰ってくることになるよ。」

っと伝えていて、心の準備は出来ているはず・・・っと期待しています。あわよくば、夕食なんか用意して待っていてくれたら・・・なんていう希望もありますが、急がず、少しずつ慣れていければいいなと思っています。

どのような生活になるのやら、もちろん不安もあります。当然、今のように定時で帰れることも少なくなり、仕事内容もハードになると思います。でもさらに利用者の方々の人生に深く関われると思うので楽しみです。その分責任も大きくなりますが、気を引き締めて新たな気持ちで頑張りたいです。

それにあたり、本当に久しぶりに手帳なるものを購入してみました!!ちょっとテンション上がります(笑)




今までボールペン一本あれば済んだので・・・
仕事してます~風でいい感じですね、手帳!
まだ何も書いてませんが・・・

まだ先かなと思っていましたが、ふと気が付けばもう今週の金曜日から嘱託職員!辞令交付式なるものがあるらしいです。ちゃんとスーツ着て、社会人っぽい!!不安もありますが、楽しみの方が大きいです。利用者の方々に信頼してもらえる支援員目指して頑張ります~!
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講義でモヤモヤ

2022年02月06日 | 仕事
前回、職場で「知的障害者の高齢化」という講義を聞いたと書きましたが、その際に、

「ダウン症者、非ダウン症者」

と分けて話される事に違和感を覚えました。この分野でも、こうして区別されちゃうんだなぁと思うとなんだか悲しい気持ちになりました。まぁ、これは障害者支援を仕事としている人達に向けての講義なので仕方ないのかもしれませんが。

たしかに、ダウン症は認知症になる確率が高く、いろいろ特徴的な事があり、知識として知っておく必要はあるのかもしれません。でも、そんなに「ダウン症者、非ダウン症者」って強調する必要あるのかなぁ、、、というモヤモヤした気分でした。

症状に合わせて個別に適切な支援をする事が大事なわけで、ダウン症だからそれが特に変わるわけではないし。なので、なぜわざわざ分けて説明するのかが分かりませんでした。

こうして分けて考えることで、ダウン症の人のちょっとした変化を他の知的障害者の人以上に、拙速に「認知症」と結論付けることにならないかな。もしかしたら違う原因かもしれないのに、それを考える前に、「ダウン症だからきっと認知症の症状だ。」とならないかなぁ。

とても内容が濃い講義ではありましたが、そこは当事者として強い違和感を覚えました。

ダウン症でも、自閉症でも、また他の障がいであっても、特性はあるけれど、それに当てはめようとせずに、一人一人としっかりと向き合っていきたいと私は思っています。
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切ないなぁ。

2022年01月22日 | 仕事
職場にはいろんな障害をお持ちの利用者の方がいます。何人かダウン症の方もいらっしゃいます。私の職場にいらっしゃるダウン症の方は比較的自立度が高い方が多く、その中に一人女性のダウン症の方もいらっしゃいました。
なんでも自分で出来ました。トイレ、食事、活動すべて介助なしで、お声かけだけで出来ていました。それがある日「あれ?」っと思う瞬間がありました。どうもトイレの場所が分からないご様子。案内すると「あぁ。」という感じでしたが、そのあたりからみるみるうちに認知度が下がっていきました。トイレに介助が必要になり、食事を前にしてもぼんやりされているので介助が必要となり、最終的には歩くのも困難になり車いすでの移動となりました。私は別のグループの担当だったのであまり直接介助することはなかったですが、どんどん機能が低下していく様は遠くから見ても明らかでした。
そして、笑顔が多い人だったのに、全然笑わなくなり、表情が乏しくなり、何かが見えるのか常に怖がっていて、怯えていていることが多くなったいたのは職員にとっても辛いことでした。
結局彼女は高齢者施設の方へ入所されました。

ダウン症は認知症にもなりやすいと聞いたことがあります。そして実年齢よりプラス30歳と考えた方がいいとも言われます。子供のころは成長するのがゆっくりと言われ、ゆっくり成長したと思ったら、老化していくのが早いって・・・なかなか辛い現状です。

まさにその通りになった彼女ですが、彼女を見ながらやはり我が子を投影してしまいました。うちの子もこうなるのかなぁ・・・そう思うとどうにも切なくなってしまいますが、先のことは考えても仕方ない。なるかもしれないし、ならないかもしれない。なるかもしれないと悲観的に過ごすよりは、与えられた毎日を精一杯楽しく積み重ねることの方がムスメにとって大事なのは間違いありません。ムスメよ、これからも笑顔が続く限り、幸せに過ごそう!どうしても抗うことが出来ないことはいくらでも起こりえます。何かが起こった時はその時最善と思う道筋を見つけていこう。

彼女の機能が落ち始めてから、うちの施設を退所されるまで、色んな事を考えさせられた日々でした。



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おたのしみ会

2021年03月12日 | 仕事
先日、職場で「お楽しみ会」がありました。

本来なら、食事会として、利用者の人たち、ご家族も一緒にランチをしたりするのですが、コロナ禍ではそれは叶わず。「お楽しみ会」と名前を変えて別の会を行いました。

思い出いっぱいのスライドショーを見たり、音楽をしたり。。。

この音楽ってのが、ワタクシの拙いギターの出番です。せっかくなので、職場にあるオンボロギターではなく、マイギターを持参しました。するとそれだけで「ギターだ!」と喜んでくれました。

私、この日に向けて、普段みんなで歌ってる中からごくごく簡単な曲を練習してました。

いつものギターと音の違いが分かるのかギターの真ん前に座って聞いてくれる人もいます。

本当にたどたどしい演奏にもかかわらず、他の職員の方々の盛り上げにも助けられ、とてもいい時間になりました。

漠然とギター弾けたら楽しそうだなぁと思って始めましたが、弾けるようになればなるほど楽しくなり、職場でもみんなが喜んでくれて、本当にいい趣味を見つけたと思っています。

指は動かないし、コードは覚えられないし、弦はしっかり抑えられないし、出来ない事だらけですが、ギターを触った事すらなかった頃に比べると、人生において大きな楽しみが増えたのは事実です。

これからも牛歩だとは思いますが、めげずに頑張りたいと改めて思った「お楽しみ会」でした。
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正直な人たち

2021年01月24日 | 仕事
ギター、日々少しずつですが頑張っています。上達の兆しは見えませんが、間違った時の修正力はついた気がします。

先日、職場で少し空き時間が出来たので、ギターでも弾いてみようかと思い、利用者さんの隣に座って弾き始めました。

ただ今、練習中の曲があり、それをつまづきながら、ポロンポロンと弾いていたら、隣にいた利用者さんが、苦虫を噛み潰したような顔になってきてました隣で聞いているのが苦行だ!という感じでした(笑)

たしかに誰かに聞いてもらうにはまだまだ未完成過ぎました。そこで、ある程度弾けるようになっている「ピクニック」を

「丘を越えーゆこうぉよー♪」

っと歌いながら弾いたら、突然笑顔になって、身体をぐんぐん揺らし始めました!!

これは明らかな意思表示ですねー。
言葉は話せないですが、彼が持つありったけの表現力で、私に伝わってきたのがとても嬉しかったです。

ホント、正直な人たち(笑)

もっと練習しろよ!と言われているようでした。頑張らなくてはー!!
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もしかして・・・

2019年09月26日 | 仕事
私は今、本当に楽しく仕事をさせてもらっています。

知的障害の人達が大好きなのです。
表現として正しくないかもしれないのですが、可愛らしくて、面白くて、魅力いっぱいの人達。

人間相手なので、日々変わります。
調子がいい時もあれば、悪い時もあり、その都度いろんなことが起こって飽きることがありません。
そして、いろんなことを学ぶことが出来ます。

私はよく友人にも職場での出来事を話したりします。
それは、「こんなに楽しいんだよ~!」っという意味で話しているつもりなのですが、
最近気がついたのですが、あれ?もしかして、友人はひいてる

時に体当たりのようなこともしないといけないし、
時に排泄処理の連続だったりすることもあるし、
まぁ、大変といえば大変だけれど、大変じゃない仕事なんてないし。。。

友人は、

「すごいわぁ。私には出来ないわぁ。」

と言います。

これって、ひいてるのかしら??

いやいやいや、すっごい楽しいんだけどぉ~!
全然伝わってないことに気がつきました

でもまぁ思い出してみると、入職した当初、私も毎日驚きの連続で、

「え・・・私に勤まるかな??」

っと不安にも思っていました。

それが今やどっぷり浸かってます(笑)
他の人が味わえない面白さ、楽しさを味わえてお得~!っと思っているくらいです。

なのに、だのに、不人気らしいです、この仕事
常に人手不足・・・
残念だなぁ・・・
もっとたくさんの人がこの仕事に興味を持ってくれるといいのですが・・・



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慣れてきました。

2019年06月05日 | 仕事
新しいグループに配属になり、利用者さんの動きも違い、関係性も築けていない状態で
なかなか苦しい期間が続きましたが、二ヶ月経ってようやくなんとなく利用者さんの特性を覚えてきて、
利用者さんからもグループの職員だと認識されつつある感じです。

今まで、

「お前じゃない。」

っと押しのけられていたのが、最近、

「一緒に行こうよ~。」

っと手を引っ張られることも増えてきました。

嬉しいですね、やっぱり。
この仕事の醍醐味です。

関係性が出来てきて、認めてもらってきていると実感する瞬間、
この仕事が楽しいなぁ、好きだなぁとしみじみしちゃいます。

AIの時代ではありますが、この仕事に関しては、AIでは無理だと思います。

人間同士だからこそなり得る仕事。これが魅力です。
人間だから、日によって気分も違うし、体調も違うし、それはAIでは解明できない部分。

言葉も話せない人が多いですが、そんな中で一生懸命伝えようとしてくれて、
それが分かり合えて

「そう!それだよ!!」

っという反応を示してくれた時なんか本当に嬉しくなります。
そして、もっとその人について知りたくなります。
知れば知るほど奥深いし、謎だし。

四年間同じグループにいて、新鮮な気持ちを失いつつあった時に、新しいグループに配属になり、
また新たな気持ちで、この仕事に向き合えている気がします。

ガンバロ~!!
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