権現山からは宇和島の市街地を一望できました。山をじっくり歩いてきていることもあって、この開放感は抜群ですね。ちょっとしたご褒美です。ただ、視界がかすんじゃってるのが難点。
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雨にならないようだったので、春の山歩きです。「距離を歩く」という方針でいろいろコースを見繕ったところ、宇和島市街地から鬼ヶ城山を目指そうということになりました。その途中の権現山からです。
起点・終点・移動手段の観点からいろいろルートを考えた結果、薬師谷渓谷~権現山~鬼ヶ城山~毛山~尻割山~円山公園とつなぐことにしました。ざっくり計算で15km、標高差は登り1100m下り1000mと、累積標高差が2000m以上と半端ない上り下りです。大丈夫かしら(^^; とりあえず、ゴールの円山公園を起点にして、JR駅からバスで薬師谷渓谷へ向かうことにします。薬師谷渓谷へのバスは2時間に一本。渓谷に最寄りの国道にあるバス停までは10分ヘッドで走っているので何とかなりますかね。
予定より出発が遅れてしまい、円山公園へは9時前に到着。その後バス停へ急ぐと9時18分に薬師谷渓谷行。2時間に一本のバスにちょうど良かった感じ。駅前でお弁当&飲料水を購入してバスへ乗車。ただでさえ場末感漂う観光地に、しかもオフシーズンの平日に行くもんだから、終点まで乗る乗客はほかにおらず、運転手さんから「どこに行くの?」と聞かれる始末。まぁ、明らかに日常ではない光景だったんだろうなぁ。「山に行くんですよ、権現山から鬼ヶ城まで登るんですよ」と答えたところ、この先でバスを転回させるからそこまで乗せたげるよ、と言ってくれました。これは助かりますね。結構道は登っているようなので、100mでも200mでも車道を歩く区間が短い方が助かります。お弁当や飲料水の心配までされてしまった・・・。
10時前に、薬師谷渓谷入り口をスタート。まずは渓谷を探勝します。
春の渓谷も良いですねぇ。このあと雪輪の滝を眺めて、同じ名前だけどやっぱり滑床のやつの方が風雅だよなぁ、なんてしみじみ感じつつ。渓谷は一番奥の砂防ダムで終了。この砂防ダムもまた風雅なんだわ。その辺の転石を積み上げて砂防ダムにしてるんだもんなぁ。ちょっと異様な景観だったけど。
標高およそ900mの稜線まで這い上がるとすでに12時。結構きつい登りだったなぁ・・・。この間、鹿を5体ほど見かけました。結構標高の低いところからいましたね。遠いところから感知されていたようで、カメラを向けるまもなく走り去ってしまいました。結局権現山に到着したのは12時半前。ちょうどお昼時ですので1stお弁当。ちょっと遅めだったかな・・・>体力がなくなってきていた模様
さて、ここからは鬼ヶ城山まで稜線歩き・・・のはずが、結構ジグザグ。しかも、林道からの直登路は廃路になっているようで、痕跡すら見つからず。こりゃ危険だね。ってことで猪ノコルの下までは林道を歩きます。猪ノコルへ登っていくところには3台ほど車が駐車してました。ここまで車で来られるのね。そして鬼ヶ城山へ。ここは展望がないのはわかっているので休憩だけして鹿ノコルへ・・・。
鹿のコルへの登山道、存外に踏み跡が少なく、ロストしてしまいました・・・orz まぁ、林道へ出ることはわかっていたので林道へ直接下りましたが、登山道がピークを通らないことに気がつかず、ピークをたどってしまったのが敗因。まぁ、いいか。そのあとは毛山のピークをたどり、尻割山へ・・・。またここの眺望が良いんだ。
夕日の撮影に良いかもしれない・・・。スーパー林道から200m足らず。これは良いかも。眺めも良いのと、後は円山公園まで下るだけなので、2ndお弁当。この時点で14時半。ちょいと、大丈夫かなぁ、日没がそろそろ心配に。なんせあと4kmほど残っているんですから。
結局円山公園には16時に到着。下りでがんばりすぎたかもしれない。というか、この下り方すごい。稜線を巻かずにストレートに下っていってるので、前につんのめりそうになりながら下る羽目に。こっちからは登りたくないなぁ。今日は温泉はなしで。宝泉坊に寄ろうかとも思ったんですが、そのままだるくなって突っ走っちゃったとか。でも、やっぱり温泉でゆったりした方が、疲れが取れるのは間違いないんだよね。