おはよう葉山
森戸海岸を激走
汗だく
防波堤の先端に群れている人類の
少なくとも10倍の数のクロダイが
あの下の水中にいるのに
一尾たりとも釣られる気配がない
魚類との知恵比べに負けているようじゃぞ
がんばれ人類
今日は
江の島で残り仕事をしてから
千葉県の浦安へ
櫂さばきを
元漁師さんの師匠から学ぶ
櫂は三年 櫓は三月
この言葉をネットでは
「物事を達成するには年月がかかることの例え」
なんて書いてあったりするが
違う
物事を
身体を通してではなく
耳と目だけでわかったように語るヒトには
ジブンはなりたくないと
強く思う
ジブンの体験からすれば
あの言葉は
ダイレクトに
シンプルに
櫂は櫓よりも12倍難しい
と言っているのだ
実際ジブンも含めてほとんどの人が
2、3回練習したら
なんとか櫓を操れるようになる
その反対に
櫂はちょー難しい
櫂の使い方で一番習得しやすいのは
浦安言葉で「けーろ(櫂櫓)」と言って
船べりに櫂を手で固定して
櫓と同じように動かして
舟を進めつつ方向も定める操船法だ
櫂を本来の使い方で
落語の船徳の
若旦那が目指したように
カッコよく
いなせにさばくのは
とても難しい
でも
ジブンの祖先が編み出した知恵を
次世代たちに伝えるために引き継ぐことは
ちょー楽しい