2015年5月31日 東京 葉山

2015年05月31日 | 風の旅人日乗
朝、
芝生を見ながら
ひたすら走る。



シロツメクサから
ミツバチが集めた
ハチミツって、
香りが良くって
美味しいんだよなぁ、
なんて、
つまらないことを
一所懸命考えながら
走る。
苦しさを忘れるためさ。







金曜日は、
門前仲町と浅草を歩いて
往復。


《柳橋慕情、今は昔》


ハワイでお世話になった
歳上の友人の墓参り。



ホノルルの
サンドアイランドで拾った溶岩に
沖縄と葉山で拾った貝殻を
あしらった置物は今日も
健在。

不思議なことに
苔も生えなければ、
汚れもしない。


ビールを墓石にかけて
一緒に呑む。



この世はさぁ
マコっちゃん、
ふざけた野郎ばかりが
我が物顔で跋扈しててさあ、
悔しいこと
ばかりだよ。

普段誰にも言えない愚痴を
お墓相手にこぼす。



この日も
吾妻橋藪に振られ、
並木で熱燗とざるを
いただき、

再び大川沿いを歩いて
深川の門前町に戻る。

2015年5月30日 越中島 お台場 新橋

2015年05月30日 | 風の旅人日乗


母校大学の
体育授業3日目。

体重移動で
艇を自在に動かす
メカニズムと、
実際のコツを教え、
自分で体感してもらう。

午後、
フリートレースと
マッチレースで
仕上げ。



今年の学生たちも
ずいぶんセーリングを理解し、
かつ、実技も上達した。

修了式が終わり、
すべての片付けを終えた後、

若いインストラクターたちと
新橋に出て、
いつもの養老の瀧で、
実技点の採点基準の
擦り合わせと
反省会と、
お疲れ様会。

みんな、いつも
ありがとう。

みんながいるから
頑張れるよ。

仲間と別れたあと
ほろ酔いで銀座を歩き
一丁目から地下鉄に乗ろうとしたら、
地震。

地下鉄が止まったので、
ひたすら歩く。

2015年5月29日 葉山 浅草 門前仲町

2015年05月29日 | 風の旅人日乗
明日
大学生に出題する
レポートのテーマについて
夜明け前から知恵をしぼる。

若者よ、
未来に羽ばたくのじゃぞ。



これから
東京方面へ。
浅草にある
友人の墓参りをしてから
門前仲町へ。

この週末も
先週に続いて再び若者たちに
セーリングのメカニズムと魅力を



若いセーラーの助けを借りて
伝える。



その前に今夜は、
佃島で
ピチピチの海の若者と
酒を酌み交わす予定。

楽しみなことじゃて。


2015年5月28日 葉山 反省

2015年05月28日 | 風の旅人日乗


昨日の森戸の
平和な夕暮れの景色の中、
ビールを飲みながら
少し、オチコム。

仕事のことで、
昨日だけで2件も
一緒に組んで仕事をしている人たちと、
お客様とに、
御迷惑をかけた。

商売のセンスはないなぁ
でも生活のためには
一所懸命努力しなきゃなぁ
と常々思ってはいるが、

マズイなあ、
自分。

反省。

反省。

あーあ、
早く、
長い航海に出たいなあ。


2015年5月27日 葉山 浦賀

2015年05月27日 | 風の旅人日乗

《昨日昼休みの相模湾》


《昨日昼休みの相模湾》


《昨日昼休みの葉山森戸》


武士は
『一所懸命』
を旨とした、
という。


《昨日の、夕日を背にした江の島》


一所懸命とは、
手元にある
広辞苑第五版を見ると
語釈の区分①に、
賜った一ヶ所の領地を
生命にかけて
生活の頼みとすること。
また、
その領地。
と、ある。


《本日早朝、霧の森戸》

語釈の区分②には、
物事を命がけですること。
必死。一生懸命。
とある。

自分の
語釈①における一所懸命は
どこだろう?
何だろう?

と、
語釈②における一所懸命で
考える。

答えが
見えそうでいて、
まだ見えない。


《本日早朝、霧の森戸》

午後はこれから、
またまた浦賀へ。

2015年5月26日 葉山 銀漢

2015年05月26日 | 風の旅人日乗
おはよう
相模湾。



午前4時半、
生まれたての朝。

グーグルアースで測ると
往復960mの
この砂浜を走る。



一昨日の
草のグラウンドと同じように
砂浜も
腰と膝に優しい。



ZARDの
4分20秒バージョンの
『負けないで』を
7回聴くまで走る。

汗だく。

シャワーを浴びて、
本日の1日を
気持ちよく始める。


ところで、
『銀漢』(ぎんかん)って
漢詩の世界で
天の川のことだったんだなあ。


©free

『天漢』(てんかん)とも
言ったらしい。


©NASA

今年の夏の
長い航海では
思う存分
銀漢を見ることになりそうだなあ。

2015年5月25日 葉山 輪島功一さんを思い出したのに、浜ランさぼる

2015年05月25日 | 風の旅人日乗
浜ランを
さぼる。

先週末、
このグラウンドを



約40年ぶりに
走りながら



思い出していた人がいる。

プロボクサー
輪島功一。

ぼくがこのグラウンドを
走っていたのと同じ頃、
このグラウンドを
走っていた人。

その頃、輪島さんは
柳済斗(りゅう さいと)
を挑戦者に迎えた
世界タイトルマッチに敗れ、
世界王者の座から
滑り落ちていた。

再起をかけた
雪辱戦に向けて、
人気のいない早朝、
上下、ゴム引きのカッパを
着込み
フードで頭を覆い、
晴れの日も、
雨の日も、
風の日も、
黙々と
このグラウンドを



何周も、何周も
走っていた。

ボクサーとしては
遅咲きの輪島さんの
テレビで見る
ひょうきんな笑顔とは
まったく別人の、
暗い、暗い、
でも、
とても強い目をして
黙々と走っていた。

輪島さんが所属する
ボクシングジムは
このグラウンドの
すぐ近くにあった。

黙々と走り込む輪島さんの
その怖いような目を見ると
とても話しかけられずに
恐る恐る目礼をしたら、
目礼を返してくれた。

その頃ぼくは、
夜の海を怖がる自分の
心を強くしたくて
門前仲町にあった
プロボクシングジムに
通っていた。

逃げ場のないリングの中で
打ち合いをしなければいけない
ボクシングの怖さに
耐えることができれば、
船の上から見る夜の海を怖がる
自分の弱い心を
克服できるはずだと考えて
身体と心を鍛錬していたのだ。

そのジムに
輪島さんとの世界戦のために
来日した柳済斗が、
減量のための練習と
仕上げのスパーリングのために
かよってきていた。

ぼくがロープスキップをしている横で
サンドバッグを打つ
柳済斗のパンチは
怖いくらいに速く、重く、
そのジムで
最も重いサンドバッグが、
そのパンチを受けるたびに
キーン、という
悲鳴のような
高い金属音を発していた。

この、
韓国から来た若者が繰り出す
凶器のようなパンチを
数日後に
輪島さんが受けるのかと思うと
心が重くなった。


でもね、
輪島さんは
旧両国国技館で行われた
その世界タイトルマッチで、
大方の予想を覆して
この若者を倒して
雪辱を果たしたんだよね。

多くのスポーツ評論家は、
『奇跡』という言葉でしか
輪島さんの頑張りを
評価できなかったけど、
奇跡じゃない。

その裏には
普通の人が思いもよらないような
努力が隠されていたのさ。



そんなことをね、
このグラウンドを
久しぶりに走りながら
思い出していましたのさ。

そういうことを
知っているにもかかわらず
本日ワタクシは
浜ランを
さぼってしまいました。

自分が
情けなかとです。


2015年5月24日 門前仲町 お台場 葉山

2015年05月24日 | 風の旅人日乗


本日も、



母校キャンパス内にある
ゲストルームの
ベッドで目覚める。



昨日と同様に、
かつて
輪島功一や
松井秀喜が



人目に触れることなく
黙々と走っていた
母校キャンパス内の
グラウンドで



寝起きの汗を流す。

考えてみたら、
このグラウンドを走るのは
40年前後ぶりだぜ。



まだ走れている
自分がうれしいぜ。

iPhoneで
坂井泉水さんが
歌ってくれる
『負けないで』
を聞きながらでなきゃ、
辛さに負けそうになるけどな。

さて本日も
後輩たちに
セーリングを教える。



かなりの真剣度で
風と向かい合う
生後わずか20年前後の後輩たち。



好感度、Good!



来週、
もう一度会えるな。



夕方、
覆面パトカーに
気をつけながら
葉山に戻る。


2015年5月23日 蛍草 門前仲町 お台場

2015年05月23日 | 風の旅人日乗
夜中、
葉室麟の
『蛍草』を読んでいて、
ツユクサのことを
俳句の世界では
蛍草、と呼ぶことを
知る。

万葉集では、
月草、という言葉で
呼ばれているのだそうだ。

ツユクサより
蛍草、のほうが、
綺麗な呼び名だなあ。

次世代ちびっこたちにも
教えてあげよう。

地球から去らねばならない
日が近づいてきているというのに、
世の中
知らないことばかりだ。



名残惜しいことじゃて。

さあて、
門前仲町にある
母校キャンパスで目覚めた
本日は、





自分の後輩たちに
セーリングという文化について
知識を技術を教える
初日。



自分の宝でもある
若い世代の友人たちに
助けてもらい、



自分の職務を
全うするよ。

2015年5月22日 幡ヶ谷 門前仲町

2015年05月22日 | 風の旅人日乗
左肩の
最終治療日。

朝の



浜ランの後、



クルマで幡ヶ谷へ。

左肩の、最終治療日。

シーズン入りまでには
間に合わなかったけど

やっと
心おきなく
セーリングができそう。

治療後の夕方
そのまま門前仲町へ。



本日は
母校大学のゲストハウスに
泊めさせていただき、



明日からの
体育授業に備える。

2015年5月21日 上大岡

2015年05月21日 | 風の旅人日乗
朝、
森戸神社。



昼食時、
京浜急行で上大岡まで行き、
駅ビル内某所で食事をしながら
4名の有志で鳩首凝議。

そのあと葉山に戻って 
仕事の続き。

今週末と来週末 
海と船を学び中の若者たちに 
日本のセーリング文化の歴史と、
セーリングの実技を教える。

その準備。

さてさて 
地球滞在を許される 
残された時間の中で 
自分がやるべきことは何か。

ココロが千々に乱れる。

いたしかたない 
南風が強く吹いているけど 
浜ランにでも行って 
ココロをまとめてみるか。



2015年5月20日 無双の花

2015年05月20日 | 風の旅人日乗
ひさしぶりに、
森戸で浜ラン。



ずいぶんサボっておったなあ。
サボる理由には
事欠かんからなあ。
反省じゃ。

しっかし、
新しいmacのOSには笑わされる。
「はんせいじゃ」
の変換候補に
「反省」がまったく出てこない。
笑うしかなかろうて。

本日の日記が
武士言葉になっておるのは、
そうなのじゃ、
また、葉室麟を読んでおるのじゃ。

今回は、これ



無双の花

主人公は、
立花宗茂とその奥方。

自らが定めた
義を貫く人生。

良いものじゃ。

それがしも
かくあらねばならぬのう。

2015年5月19日 横浜

2015年05月19日 | 風の旅人日乗
朝7時、
朝ごはんを食べながら
久しぶりにラジオを聞いていたら、
ニュース。

男の子が親を刺しました。

フィリピンで
日本人男性が一人殺されました。

爽やかな1日の始まり
朝ごはんどきに
急いで国民に伝えなきゃいけない
ニュースか? 

そのくせ、
国民の多くが心配している
原発事故処理関係のニュースは
積極的に伝えようとしない。


成績優秀な大学生が
大挙して就職しているはずなのに
日本のマスコミ、
おかしくないか?


本日は
横浜の
ある私立大学へ。

御興味があるとのことだったので
御提案しに伺ったのだが、
その世間知らずさに
少なからず落胆して
葉山に戻る。

バーロー

2015年5月18日 葉山

2015年05月18日 | 風の旅人日乗
昼休み、
浜に出て



握り飯を食べながら
この夏の、
あの航海のことなど、
しみ じみ と
考えごと。

とんびが、
真上のマンションの
上から、
オイラの昼飯を
かすめ取ろうと
狙っている。



オマエも
厳しい生を
生きているんだろうけどさ、
人間様の世の中も、
厳しいのさ。

神社にお参りをしてから、



午後の仕事に戻る。

2015年5月17日 東京 お台場 負けないで

2015年05月17日 | 風の旅人日乗
昨日は
葉山沖でお勉強をして、
治りかけだった風邪を
少し悪くした。



今朝は
鎌倉で途中下車して
水泳に励むチビっこたちを
少し応援してから
東京・お台場の
いつものプールへ。



本日は短時間ながら
70名の親子に
セーリングを体験してもらい

その同じ水面で

主体性を持たせて
セーリングさせると
どんなセーラーに育つのか
培養実験中の6名のチビっこたちが
セーリングで遊んだ。

本日集まってくれた
チームメイトは、14名!
感謝。




負けないで
もう少し
最後まで走り抜けて

負けないで
ほらそこに
ゴールは近づいてる

本日も
頭の中で
坂井泉水さんに
歌い続けてもらって
おりました。



大学生、大学院生
新社会人、
そして齢70歳を超える翁まで



こんな仲間たちがいるから



楽しく頑張れるよ。

本日はこれにて解散。



来月もまた、
よろしくお願いします。