子どもたちを一旦九州に疎開させて、再び関東へ。
関東に戻る理由のひとつだった夢の島マリーナでのヨットレースは中止になったけど、
同じく夢の島にある、第5福竜丸のことを考えている。
ゴミ捨て場だった夢の島に打ち捨てられていた第5福竜丸は、
地球を放射能汚染させた人類の過ちを風化させないために、あるいはそれを教訓とするために、
復元され、保存されていたのではなかったか。
原爆、第5福竜丸、ソ連の原水爆実験、ロシアのチェルノブイリまで、私たちは被害者だったが、
それを教訓とできなかった私たちは、ついに、加害者になった。
自分たちが推進してきたこととは言え放射線の危険に晒されながら現場に留まって事態解決に必死に取り組んでいる人たちの、プロとしての責任を全うしようとしている努力には、本当に頭が下がる。
プロとして、私たち以上に放射能の危険性と恐怖は認識していることだろう。
家族の方々の不安もなまなかなものではないだろう。
バックアップ電源オプションを、なんとプランBまでしか持っていなかったという電力会社の、
言葉を失うほど貧弱な危機管理理念。
また、それをそのまま許して、国民に「原発は絶対安全」を謳っていた政府・・・。
憤りは筆舌に尽くしがたいが、そういう電力会社や国が言うことを鵜呑みにしていたのも、
一部の原発反対論者を除いた、私たちだ。
そして、そういう、自分たちの国の運営者を選んだのも私たちだ。
中国の人たちと違って、私たち日本人は、自分たちの国の運営者を、自分たちで選ぶ自由を与えられている。
自分たちの国の運営者たちがどんなていたらくを見せたとしても、
それは自分たちが選んだ代理人のていたらくであり、
つまりは、私たち自身のていたらくなのだ。
だから、私たち有権者は、自分たちの国の運営者を責める資格はない。
それどころか、私たち有権者は今後何十年か、今現在の赤ん坊や選挙権を持たない少年少女たち、つまり次世代の日本人に対して、深い責任を負うことになった。
自分たちが選んだ国の運営者の責任を攻め立てているだけでは、なんにも前進しない。
九州から東京に戻るカーフェリーの上で、
ブリッジ(船橋)真下の部屋の明かりを消して、2晩眠らずに夜の海を見続けて、
考えに考えた。
現実の自分の仕事と生活を最優先させなければいけないのは仕方のないことだが、
自分が培ってきた能力を生かして、震災・津波に被災して今現在苦しんでいる人たちの苦しみを少しでも和らげ、
地域や国の復興のために、自分はどんなことでお手伝いができるのか。
できることから行動を始めつつある。
関東に戻る理由のひとつだった夢の島マリーナでのヨットレースは中止になったけど、
同じく夢の島にある、第5福竜丸のことを考えている。
ゴミ捨て場だった夢の島に打ち捨てられていた第5福竜丸は、
地球を放射能汚染させた人類の過ちを風化させないために、あるいはそれを教訓とするために、
復元され、保存されていたのではなかったか。
原爆、第5福竜丸、ソ連の原水爆実験、ロシアのチェルノブイリまで、私たちは被害者だったが、
それを教訓とできなかった私たちは、ついに、加害者になった。
自分たちが推進してきたこととは言え放射線の危険に晒されながら現場に留まって事態解決に必死に取り組んでいる人たちの、プロとしての責任を全うしようとしている努力には、本当に頭が下がる。
プロとして、私たち以上に放射能の危険性と恐怖は認識していることだろう。
家族の方々の不安もなまなかなものではないだろう。
バックアップ電源オプションを、なんとプランBまでしか持っていなかったという電力会社の、
言葉を失うほど貧弱な危機管理理念。
また、それをそのまま許して、国民に「原発は絶対安全」を謳っていた政府・・・。
憤りは筆舌に尽くしがたいが、そういう電力会社や国が言うことを鵜呑みにしていたのも、
一部の原発反対論者を除いた、私たちだ。
そして、そういう、自分たちの国の運営者を選んだのも私たちだ。
中国の人たちと違って、私たち日本人は、自分たちの国の運営者を、自分たちで選ぶ自由を与えられている。
自分たちの国の運営者たちがどんなていたらくを見せたとしても、
それは自分たちが選んだ代理人のていたらくであり、
つまりは、私たち自身のていたらくなのだ。
だから、私たち有権者は、自分たちの国の運営者を責める資格はない。
それどころか、私たち有権者は今後何十年か、今現在の赤ん坊や選挙権を持たない少年少女たち、つまり次世代の日本人に対して、深い責任を負うことになった。
自分たちが選んだ国の運営者の責任を攻め立てているだけでは、なんにも前進しない。
九州から東京に戻るカーフェリーの上で、
ブリッジ(船橋)真下の部屋の明かりを消して、2晩眠らずに夜の海を見続けて、
考えに考えた。
現実の自分の仕事と生活を最優先させなければいけないのは仕方のないことだが、
自分が培ってきた能力を生かして、震災・津波に被災して今現在苦しんでいる人たちの苦しみを少しでも和らげ、
地域や国の復興のために、自分はどんなことでお手伝いができるのか。
できることから行動を始めつつある。