Soft Shackle

2013年06月20日 | 風の旅人日乗
明け方に起き出してのデスクワークが
予想よりも早く終わってしまったのだけれど、
外は強い雨で、浜に走りにいくのには尻込みしたので、
前々から商品研究の興味があったこともあり、
使い古しのダイニーマの切れ端を使って
ソフトシャックル(Soft Shackle)を作ってみた。



奥の黒いのがフランスのWichard製のもの。
手前のブルーが朝食前の1時間強で作った弊社製のもの。
もう少し時間をかければ、Wichardや他社製品と同じように
シャックルノットをもっとスマートに、タイトにできる。

さらに、Wichard社製の上を目指そうと考え、
弊社製のには、クイックリリース機能を付けてみた。
白い細紐を引っ張れば、ノットの首を締め付けている
輪っか部分を簡単に開いて、ノットを外すことができる。



寒くて手がかじかんでいたり、
セールチェンジに焦っているときなどには
きっとみんなが重宝するぞ、と思いまして。

ヨーロッパから輸入・販売しようと思っていたけど、
こんな、廃品になったロープの切れ端から、
文字通り「朝飯前」の手間でできるものを、
手間と費用をかけて輸入して『商品』として販売するのは、
うまくいきそうにない、かもね。

Surfing by Sailing その後。

2013年06月11日 | 風の旅人日乗
先日のブログで紹介した
ハワイの人たちの激走セーリング。
その後の写真が、カゥアイ島のアツシさんから送られてきた。



マストステップが真っ二つに。

ここまで激しく艇をプッシュしながらも、
カヌーを転覆させない人たち。

同じ太平洋に住む民族の一人として
負けないように頑張ろうっと。


6月9日、相模湾

2013年06月10日 | 風の旅人日乗



逗子のMオーナー艇でセーリング・コーチ。




稲村ケ崎の沖で
かつての逗子の強豪レースチームG'NETが
この日はアンカリングして釣りの技を磨いていたので
マーク回航の練習に使わせてもらう。
ありがとう。




この日のMオーナーのステアリングの練習テーマは
ジェネカーでのジャイブの、丁寧かつ正確な操船と、
ジャイブ後の素早い加速。
この日一日の練習で、
Mオーナー、この技もほぼゲット。

この日クルーに志願してきたのは、
大学ヨット部の後輩に当たる、大学院1年生のS君、24歳。



ワタクシと同じく、福岡県出身。
ワタクシが学生時代を過ごした東京下町の学生寮で暮らしている。



高校・大学でFJ、470、スナイプに乗ってきたS君にとっても、
ジェネカーは初体験。




ワタクシとコンビを組みながら、
ジェネカーのホイストとテイクダウン、
トリムのコツ、ジャイビングを覚える。
次々とテンポ良く質問してくれて、
それに対する答えを注意深く聞きながら
ぐいぐいと知識と技を吸収していく。
嬉しい。


前日、同じく福岡県出身で、
このゴールデンウイークに海で命を落とした先輩を
「偲ぶ会」があった。
会が始まったばかりのところで電話で急用が入って
そのまま退席してしまったが、
この先輩には、社会人になったばかりの頃から
大変にお世話になった。

ワタクシのごく個人的な分析では、
安全装備に落ち度がなかった先輩が
ハーネスで艇と繋がったまま
溺れ死ななければならなかった遠い原因は、
途中の説明を端折るが、
日本の若者の海離れ、セーリング離れだ。

いろんな艇のオーナーの協力をいただきながら
日本の若者たちを、再び海に、セーリングに、
引っ張り出したいと願う。

自分が乗る艇の上で、
逞しい日本の若者たちがキビキビと動き、
艇がスムーズに、スピーディーに走るのを、
目を細めて見ていられるような、
そんな日が来ることを願う。




低気圧接近中

2013年06月07日 | 風の旅人日乗
夕方、歩いて逗子のプールへ。
低気圧接近を前にして、穏やかに凪ぎた海。



木造和船。江の島。富士山。

「和」だなあ。



着いてみたら、プールは清掃休館。
そうだった。忘れてた。

来た道を引き返す。
いい散歩だったと思うことにした。



Surfing by Sailing

2013年06月06日 | 風の旅人日乗
ハワイの人たちの、
カヌーによるセーリングレース。
パドリングだけでなく、セーリングの腕もピカイチ。
今年のアメリカズカップで使われるカタマランも、
元をたどっていけば、この人たちの祖先が発明したもの。
同じ太平洋に住む人間として
この人たちのことを誇りに思う。

動画でどうぞ。