東京遠征

2011年06月28日 | 風の旅人日乗
動画制作配信関係のお仕事の勉強をしに、
江ノ島のK原さんにご同行いただいて
東京さ遠征。

今のところの動画配信作戦は
セーリング界に貢献できそうという
社会的価値は認めてもらえると思うものの、
経済的価値はまったくの、ゼロ。
ここのところを補強しなければ
今後の継続的作戦展開は難しい。

まずは、芝に行って
ネット配信インフラを提供している会社に伺い
営業の方から各種プランの説明をしていただく。
フムフム、なるほど。

分かったことは、
まずはこの世界の単語を覚えなきゃいかんということ。

タックジャイブトリムサギングホギングアーリーポート
プリベンドカニンガムキウイドロップ水もらうよ
とかだったら全部分かるんだけどな。
ここは別世界。

別世界の言葉で
その世界のことをおぼろげに理解できた後は、
赤坂H堂にS原さんを訪ね、
経済性的展開についての作戦会議。

贅沢な社員食堂キハチで
次から次においしいワインをいただきながらの
作戦会議になったため、
後ろのほうが少しおぼろになってしまったが、
それでもだいぶ前進。
皆様、ありがとうございました。


[photo by Yuji Hutami/月刊KAZI]

そして今日は、葉山で引き続き制作作業。
いいもの作ろうとすると、
結構手間がかかるんだよね、
これが。

セーリング動画編集&ナレーション入れ作業順調

2011年06月24日 | 風の旅人日乗

【photo by Yuji Futami / 月刊KAZI】

弊社では、ヨットの紹介とハウトゥーを兼ね備えた
質の高いセーリング動画を供給して
世のセーラーの皆さんに楽しんでもらうための、
新事業を立ち上げる準備をしています。


【photo by Yuji Futami / 月刊KAZI】

最近は機械が発達し
動画そのものは誰でも簡単に撮れるようになりましたが、
本人たち以外の、一般の人たちが楽しむことができるレベルにまで
プロ的に編集できた完成作品を作れるかどうかは、
また別の問題です。


【photo by Yuji Futami / 月刊KAZI】

プロフェッショナルな商品として認められるに足る
セーリング動画を作ろうという、
新しいチャレンジに精進する毎日が続いています。

1、2週間前にもご紹介したこの素材ですが、
月刊KAZI誌のヴィッテ2試乗取材の際、
KAZI編集部のご協力をいただいて撮影することができました。


【photo by Yuji Futami / 月刊KAZI】

この尺以外にも迫力のシーンがたくさんあり、
それに的確なナレーションを入れて
見応えのある、しかも情報いっぱいの
動画作品にするための作業、熱烈進行中。

台本作りとナレーション入れは
自分がステアリングした感想を言えばいいだけなのに、
慣れないせいもあって、原稿書きよりも大変。
サンプルのアップまで、
もうしばらくお待ちください。

尊敬です。伊達公子さん。

2011年06月23日 | 風の旅人日乗
ただ、ただ、
すごい。

あのヴィーナス・ウイリアムズ相手に、
ウインブルドン2回戦で、7-6、3-6、6-8の惜敗。

40歳。
日本人。


(写真/共同)

1996年、15年も前の準決勝で、
ちっちゃな身体で、
全盛のシュテフィー・グラフを追い詰め、
世界中のスポーツファンを
テレビの前に釘付けにしたのと同じ選手が、
年齢のハンディを背負いながら
今も、世界のトップで活躍している。

あの試合を見たとき、自分は、
ブルース・ファー設計の
最新鋭の40フィート艇〈G'NET〉のスキッパーとして、
ニュージーランド・チームを任され、
ハワイでの、ケンウッド・カップに向けて出発する
直前だった。

その年のケンウッド・カップでは、
最終レースで、
順調にカウラ・ロックをトップで回ったにもかかわらず、
ニイハウ島の裏でのコース取りに大失敗を犯し、
ほぼ掌中にしていたシリーズ総合個別優勝を取り逃した。

伊達さんはまだ
世界のトップで頑張っているけど、
今の自分はどうだろう?

日本人の政治家は、外国人に見せるのが
恥ずかしいような人たちばかりだが、
同じ日本人仲間に、こんな、かっこいい人がいる。
負けずに、元気出していこう。

シーカヤック用セール、プロトタイプ最終テスト

2011年06月21日 | 風の旅人日乗
昨日は、梅雨の真っ最中の相模湾で、
株式会社小川テントと弊社(有限会社コンパスコース)と共同で開発した
シーカヤック用セーリングキット
(マスト、ロープ、左右フロート、特許出願中スティングレイセールのセット)
のプロトタイプの、テストセーリング。

株式会社舵社発行の
カヌーワールド夏号にも取材をしていただく。
なので、
いい写真と詳しい記事は、カヌーワールド夏号(7月下旬発売)で
見ていただくことにして、ここではごく簡単に紹介を。

ちょっと残念なことにこの日は風が弱く、
風速2m/s弱の、南からの超微風。

だけど、2つ折のセールを、
左右に広げてスピネーカーのように展開して
のんびりと風下に下ってくるのを見ると
とても楽しそう。

テストライダーを務めてくれたのは、
横須賀市久留和海岸のシーカヤック・ショップ&スクールの
コア・アウトフィッターズのベテランシーカヤッカー、山口社長。







カヤックの向きを変えて、横から風を受けると、
スティングレイセールは自動的に半分に折りたたまれて、
普通のヨットのセールのようになって、
前方斜め風下側に推力を発生、
こんな微風でもちゃんと仕事をしているのが分かったそうだ。

強風時でも、左右のフロートが安定性を確保してくれる・



山口社長、試乗ありがとうございました。
プロのセーラーの目で見ていても、
見事なセーリングでした。脱帽です。

シーカヤックでのツーリングで、目的地に到着すると、
このように、タープとしても使うことができる。



蛍光オレンジのセールは、
海の上でもよく目立ち、
漁船がシーカヤックに気が付かずに
異常接近するのを防ぐ役に立つはず、
と山口社長も太鼓判を押してくれた。



今週末は、サバニレースが開催される沖縄の座間味島に
このシーカヤック用スティングレイセールキットを持ち込んで、
サバニレースに参加するために座間味島に集まっている
プロ、アマのシーカヤッカーたちにも、試してもらう予定。




新宿

2011年06月18日 | 風の旅人日乗
恐らく、10年くらい振りに、新宿に行った。

大沢在昌さんの『新宿鮫』を読んでいるときにはいつも
ドキドキしながら、新宿の街を頭の中で歩いているけど、
実際に新宿に身体を運ぶのは、本当に久し振りのこと。
新宿鮫や、彼を狙う悪い人たちが隣を歩いていそうで、
とても怖かった。

新宿に行ったのは、
日本セーリング連盟の外洋関係の理事や委員長の皆さんに
アメリカスカップ委員会の存在理由や活動状況を
御報告する会合に出席するため。



日本セーリング連盟アメリカズカップ委員会では、
セーリング連盟の会員の皆様を中心に、
アメリカスカップに関する情報を
日本セーリング連盟のウエブサイトで
積極的に流していく予定です。

『いつの日か』を思い、
静かに、でも熱く、夢を見続けようと思う。

江ノ島

2011年06月17日 | 風の旅人日乗
明日のJSAFの会合で、各委員長の皆さんに、
アメリカズカップ委員会の活動予定について
説明をする資料を作らなければならないのに、
時間がないよー、どうしよー。




昨日の江ノ島でのブレーンストーミング的会合は、
大収穫だった。
終わった後、片瀬川沿いの
マイアミの運河沿いのレストランを思い出させるような
素敵なパブでのビールが
とてもおいしかった。

まったく別の分野で仕事をしている3人のプロが、
それぞれの極めて高い専門知識と技術を融合させて
ある商品を創る。
それは、
セーリングが一般の人々の間に普及することにも
とても役立つはず。
実を収穫できるのは5年後、10年後かも知れないけど、
あえて今、種を蒔き、苗を植える。
踏ん張りどころだぜ。

ここから下は、個人日記。
下のリンクは、昨日見つけた中日新聞のコラムです。
新聞のヒトも、たまにはいいこと言ってくれるじゃん。
ワタクシもあの「御仁」の、あの発言のおかげで、
“百年の恋がいっぺんに冷める”という気持ちを
生まれて初めて経験させていただきました。
ありがとう、をお伝えしたいです。

それまで、政治家らしからぬ爽やかな御様子を
とても好もしく思い、
お近くにいらっしゃると
胸をときめかしてもいましたが、
御正体を自らお明かしになった今はもう、
まったく興味の外です。

原発大反対の人だけクリックして下さいね。
中日新聞コラム「中日春秋」

モードチェンジ

2011年06月16日 | 風の旅人日乗
さてと、そろそろモードを今週末のレースに切り替える。
今年は、コーチとして乗るレースはさておき、
自分でステアリングするレースは、
ひとつも落とさない意気込みで臨むつもり。

今日はプールで水泳の後、
鎌倉と江ノ島で仕事の打ち合わせ。

第34回America'sCup情報

2011年06月15日 | 風の旅人日乗
第34回アメリカスカップは、過去のものとは一線を画したスポーツになる。
このことは間違いなさそうだ。

この写真は、AC45クラスのプレスタートのマニューバリング中のもの。
AC45ですら、このスピードで、スタートのポジション争いをするのだ。
本番アメリカスカップで使われるAC72になると、
これをはるかに超える迫力になる。

(All photos by OracleRacing)


これは、ピッチポール(バウ沈)直前の、ラッセル・クーツ艇の写真。
クルーがヘルメットと分厚いフォームのウエアで
身を固めなければならない理由が分かる。



観るほうは、かなり面白いスポーツを楽しめることになりそうだが、
今後、自分はアメリカスカップを目指す! と公言するセーラーは、
自分はこういうスポーツに身を投ずることになるのだと覚悟を決める必要がある。
高速セーリングの世界でトレーニングを始める必要がある。

未来のセーリングレースを予言するシーンを
大きな写真でじっくり見たい人のために、
以下、写真を並べておきます。

(All photos by OracleRacing)












第34回America's Cup情報

2011年06月14日 | 風の旅人日乗
いよいよこの8月からポルトガルのカスカイスで
ワールドシリーズが始まる第34回アメリカスカップ。

先週からサンフランシスコ湾で、2隻のAC45クラスを使って
ラッセル・クーツ対ジミー・スピットヒルのステアリングで
マッチレース形式のトライアル開始。



昨日はスタートマニューバリング中にラッセル艇がキャプサイズしたらしい。
この映像は、先週、ピッチポール沈寸前まで行ったラッセル艇の様子。

大西洋横断レースのスタート間近

2011年06月14日 | 風の旅人日乗
イタリアの国民投票で、原発反対が90数パーセントを占め、
原発推進に舵を切ろうとしていた首相と与党も、
「国民の皆様のご意見了解しました、降参しました」、
を宣言をしたという。
これで、イタリアは事実上原発廃止に向けて動き始めることになった。
ヨーロッパでは今後、まずはドイツ、スイス、イタリアから
原発が消滅することになる。
そんな明るいニュースを、月齢13日弱の月が輝く
明るい夜空の下で読む、うれしい一日のスタート。


国民投票で憲法以外の案件にも国民の意思を示せる国って、いいなあ。
マスコミが勝手に作る実体のない世論ではなく、
本当の国民の意思を、為政者に突きつけることができるんだものなあ。

さあてと。
今日明日にも爆発する時限爆弾的な仕事を抱えた身としては、
こんな日記など書いている場合ではないのだけれど、
そんなうれしいニュースを送ってくれた彼の地の
外洋レーシングセーラーたちが熱くなっている
大西洋横断ヨットレースの情報を、
さわりだけ。

この週末の日曜日6月26日を皮切りに
小さいヨットから順に、
順次スタートしていくこの大西洋横断レースは、
ニューヨークをスタートして、東向きに大西洋を渡り、
英仏海峡のリザード岬にゴールするコースで競われる。

個人的に興味を持ってレースを観察したい艇は、
まず、今年9月にスペインのアリカンテをスタートする
ボルボオーシャンレース2011・12を制覇すべく、
ワン・クームジアンが設計し、
より凄みを増したデザインになったプーマ。
10数トンのカンティング(振り上げ式)キールの鉛の塊が、
船体右側の水中に白く透けて見えている。




プーマと同じくワン・クームジアン設計の
100ftカンティング・キーラー、ランブラー




これらの高速セーリングマシーンに、船体の長さを武器に挑む、
全長280ft強の現代型帆船ファルコン




これら近代型セーリング艇に混じって、
こんな美しいトラディッショナルなヨットも真剣にレースをする。




風だけを使って大海原を渡る、
技術の粋を集めてそのセーリングスピードを競う。
つらい航海を成し遂げた後には、
素晴らしい充実感が待っている。

原発で作った電気でゲームをするよりも、
海やセーリングでの経験のほうが
何倍も人生を豊かにすることを、
特に日本のこれからの世代に伝えたいな。

あ、そう言えば
昨日はFMラジオのトーク番組の録音で、
ヴォーカルグループVOXRAYのムッチーさん相手に、
いろんなことをしゃべらせてもらったのだけれど、
しゃべっているうちに、
セーリングだけで生きてきたワタクシが
残された人生の中でこれから本当にやりたいこと2つが、
より鮮やかに見えてきた。
その意味で、自分にとっても、
とても価値ある時間になりました。



普通に日記を書き始めたら、アララ、いかんいかん、また原発。

2011年06月11日 | 風の旅人日乗
昨日の夜に見た天気予報を知っていても
それでも今日はセーリングに行くのだ!
と決めていた心を粉々に粉砕する、
すごい雨と風。
はい、完全に降参しました。

で、仕方がないので椅子と机にしがみついて
デスクワークでもするかと観念したところに、
すでに大夏の、世界遺産の美しい島々、
小笠原群島父島から電話。
こっちは、毎日、もう、暑くて、暑くて、と
放射性物質たっぷりの大雨に降り込められているコチラを、
羨ましがらせてくれる。



あっちで仕事さえあればなあ、
一族郎党を引き連れて行きたいんだけどな。

しかし、
日本の原子力推進政策に
積極的に反対してこなかったタワケ者として、
本州アイランドにとどまり、
子どもたちが日々被曝し続けていくのを
黙って見守る、という罰を受けざるを得ない身である。

フクシマ以前の日本の平均値に比べて
3倍近くもの放射線量が測定された学校の校庭で
土煙を上げながら元気に走り回ったり、
あるいは派手に転んだりしている子どもたちを
胸が潰れる思いで、ただ見ているしかない身である。

津波で被災して、さらにそのうえ
福島第1原発に近い地域に居続けなければならない
子どもたちのことを思うと、さらにさらに心が痛い。

政府関係者の中に、
家族をシンガポールまで逃がしている人もいるらしいけど、
それは、ねえ、ちょいと、アンタの場合、それはないんじゃない? 
とも思ってしまう。

原発による放射能汚染のことを嘆いて
それであなたにいったい何ができますか? 
というコメントをいただいたこともある。

確かに、嘆いているだけでは何も起きないです、
おっしゃるとおりだと思います。

だけど、そうかな? とも
もうひとりの自分が思っています。

ひとりひとりが小さな悲鳴をあげ、
その思いと声を町の行政に伝えていたら、
例えば、昨日の日記に書いたようなことも起きた。

小さなひとりひとりの言葉が束になっていけば、
地球上から原子力発電所をなくすことだって、
絶対に不可能、ではない、はず、
という希望を持って悪いことはひとつもない、
とも思うのです。

今日のデスクワークは、
あるレースヨットの性能解析と、
来週のアメリカスカップ・ミーティングの資料作り、
の予定で、そのさわりの部分を日記にしようと
思っていたのだけれど、
またもや、平和なセーリングとは正反対の、
これを読んでくださっている数百人の皆さんもワタクシも
大っ嫌いな原発のことで終わってしまった。

今日の原発煩悶はこれでおしまいにして、
午後と明日は平和なセーリングのことで頭を満たすことにする。
皆様におかれましても、楽しい週末を。








小さな前進、かも。

2011年06月10日 | 風の旅人日乗
夏を前に、
子どもが通う小学校のプールに新しい水が張られ、
ほぼ同時に、シートが被せられた。

その数日前には、町の教育委員会の手で、
校長先生と教頭先生が立会いのもと、
校内の校庭、砂場など数箇所の放射線量が計測された。
ブログ「天災と人災」のブログ主氏が
東京都などで毎日計測して報告下さっている通り、
ここ三浦半島でも、放射線量は、
3月の事故以前の日本の平均値に比べると、かなり高い。

しかし今回のことで注目したいのは、
線量が高いことそのものではなく、
国の指示など待たずに、
この町の教育委員会が動き始めたこと。

そして、行政(教育委員会)に測定を丸投げせずに、
先生方自身が、キチンとその計測に立ち会って、
計測器が示す数値を確認したということ。

そしてまた、
シートとシートの間に隅間が結構あって、
ちょっとおそまつだとはいえ、
限られた予算の中で
プールを一生懸命シートで覆ったという、
それらの事実。
そのことそのもの。

愚かな人民にパニックを起こさせないため、
という大義名分で情報を隠したり、
健康被害には影響がない、という
非科学的な宣伝を恥ずかしげもなく
これ努める国と、
それらの国の発表を、
そのまま無批判に垂れ流しにする大手マスコミ。

愚かなワタクシたち人民は、
今回フクシマで起きた人災のお陰で、
為政者たちが守りたいのは
人民一人一人の命ではないことに気が付きました。
大手マスコミが大切にしているのは、
読者や視聴者ではなく、
広告主なんだと、気が付きました。

愚かなのはあなたたちのほうであり、
愚かで弱いはずの人民は、
自分たちの手でなんとかして自分たちの子どもを守るべく、
必死になって学校や町に訴え続け、
ついに、国を飛び越えて、
町や学校を動かし始めました。

今回のは、まだ
ほんの小さな町のできごとかもしれないけど、
これはきっと日本全国に伝わっていくはず。

大本営発表がまかり通ったあの時代の日本とは
少し違ったことになっていることに、
早く気が付いたほうがいいよ。

国会議事堂の中で繰り返していることを覗き見すると
思った以上に結構深ーく愚かなようだから、
無理かなぁ、やっぱり。




わずか3時間で、106人の人たちにセーリングを体験してもらったこと

2011年06月09日 | 風の旅人日乗
私たちチームニシムラプロジェクトのメンバーにとって、
毎月第1日曜日は、一人でも多くの日本の人たちに
セーリングを体験してもらい、
風に乗って海に出る喜びを知ってもらう催しを、
東京の船の科学館で開催する日。



この日も、14名ものスタッフが集まってくれた。
なかなか成果が見えない活動だが、
多くの日本人の人たちの心を、
海に向かせるキッカケになることを願っている。

まずは、もう5年間もこの活動を応援してくれている
アウトドア・ウエアのヘリーハンセンの、
愛すべきロゴ・ステッカーをみんなでセールに貼り付ける。



チームニシムラプロジェクトのスタッフとして、
この日はこれまでの最年少の高校生R君が手伝いに来てくれ、
親子連れの参加者たちにセーリングの楽しさを伝えるという
大切な任務を果たしてくれた。



R君は、江ノ島ジュニア出身で、
現在はレーザーのラジアルでレース活動続行中。

チームニシムラプロジェクトのスタッフの中では最年長の
御歳60ウン歳の、牡丹町のSさんと一緒に準備作業を進める姿が
うれしい。



チームニシムラプロジェクトのスタッフは、
セーリングの経験も年齢も、
シームレスに大きく広がる、
他に例を見ない素晴らしいチームに成長を続けている。
とてもありがたいことだ。
いくら感謝しても、し足りない。



私たちのこの活動に、
プールの使用が認められているのは、
月一回、3時間、のみ。
この貴重な時間を、最大限有効に使うために、
スタッフ一同、この開催日に合わせて
自分自身の家族のためや仕事に割り振るべき時間を
犠牲にして、この催しに参加してくれている。
本当に頭が下がる。



この日は、このわずか3時間の間に、
106名! もの親子連れにセーリングを楽しんでいただいた。
時間が制限されているため、
10名以上の方をお断りしなければならなかったほどだ。
申し訳ありませんでした。



皆さん、風に乗って自分が水の上を走っていることそのものに感動し、
セーリングで走るヨットの意外なほどのスピードに
驚き、かつ楽しんでくださる。
この体験で知ったセーリングのことを、
お友達にも伝えてくださいね。

この日最後にセーリングを体験したファミリーは、
中国から日本に遊びに来た親子連れだった。
帰り際、スタッフみんなに感謝の言葉を繰り返して下さり、
微妙な関係の両国の、民間レベルの国際親善に、
ちょっと貢献したみたい。

チームニシムラプロジェクト体験セーリングイベントの次回開催は、
7月3日。
何回か続けて来ている子どもたちには、
そろそろメインシートか舵を任せるつもり。
レースのワザもそろそろ教えちゃおうかな。

以下、今回の体験セーリングの様子を写真で紹介します。
このイベントにご協力いただいているヘリーハンセンさま、
いつも本当にありがとうございます。