特に理由がないまま、なんとなく足が遠ざかっていたが、3年ぶりにニュージーランドに来て数日を過ごすうちに、
「やっぱりオレは君のことが好きなんだ、ニュージーランド!」
と、加山雄三さんの歌の歌詞的に思ってしまった。
思えば、本物の外洋ヨットセーラーになりたくて、武者修行を積むためにニュージーランドに初めて来たのは、はや25年前。
着いたその日が水曜日で、空港からそのままその日のウエンズデイナイト・レースに乗るヨットに連れてこられて、掃除をした。奉公に出された丁稚小僧みたいだ。
その日の夕方のレースでバウマンをやらされたが、あの日のスタートのアウターエンドだった黄色いブイは(代は替わっただろうけど)まだ、同じ場所に浮かんでいる。さっき、その黄色いブイのすぐ近くにある食堂シッティング・ダックで、チームニュージーランドのバウマンのディックと昼飯を食べた。ぼくがあの黄色いブイの横を初めてスタートしたとき、ディックはまだ産まれたばかりの赤ん坊だったんだなあ。
そんな話をすると爺くさく思われるので敢えてしなかったが、そういう若い世代とタメ口でアメリカズカップ絡みの噂話をしながらメシを食う時間は楽しかった。
仕事を増やして、積極的にこちらに来る機会をもっともっと増やそう、と思う。
明日、日本に帰ります。
「やっぱりオレは君のことが好きなんだ、ニュージーランド!」
と、加山雄三さんの歌の歌詞的に思ってしまった。
思えば、本物の外洋ヨットセーラーになりたくて、武者修行を積むためにニュージーランドに初めて来たのは、はや25年前。
着いたその日が水曜日で、空港からそのままその日のウエンズデイナイト・レースに乗るヨットに連れてこられて、掃除をした。奉公に出された丁稚小僧みたいだ。
その日の夕方のレースでバウマンをやらされたが、あの日のスタートのアウターエンドだった黄色いブイは(代は替わっただろうけど)まだ、同じ場所に浮かんでいる。さっき、その黄色いブイのすぐ近くにある食堂シッティング・ダックで、チームニュージーランドのバウマンのディックと昼飯を食べた。ぼくがあの黄色いブイの横を初めてスタートしたとき、ディックはまだ産まれたばかりの赤ん坊だったんだなあ。
そんな話をすると爺くさく思われるので敢えてしなかったが、そういう若い世代とタメ口でアメリカズカップ絡みの噂話をしながらメシを食う時間は楽しかった。
仕事を増やして、積極的にこちらに来る機会をもっともっと増やそう、と思う。
明日、日本に帰ります。