今回の九州電力の件、
言語道断! 原発推進派の正体見えたり!
っていうのが、正論なのは間違いない。
それは大いに認めます。
ワタクシも、世のお母様方と同様、
断固、脱原発派、です。
だけど、ね。
あの、指示を出した部長職のヒトや、
その指示に従って実際にメールを出した課長職のヒトって、
今後どんなことになっていくんだろう。
家族ともども、かなり辛いことになっていくんだろうな。
インノセントな愛社精神も、
愛する家族のために安定した収入を守ろうとすることも
本来はヒトとしてまったく悪いことではないのだけれど。
フクシマの原発のことも、
東電の社員を親に持つ子どもたちの作文を読んだり、
東電社員の子どもの中に
学校でいじめられたり、不登校になっている子どもがいる
なんてことを知ってからは、
もう、無責任な個人のブログなんかでは
何も書けなくなってしまった。
インターネットで世の中と繋がりっ放しになっていると、
立ち止まって自分の頭で考えることをしなくなりそうで、
しかも簡単にそうなってしまいそうな自分が、
少し怖い。
さてさて、セーリング。
7月最初の日曜日。
午前中、東京湾でのヨットレースに参加した後、
夢の島からお台場に急行!
チームニシムラプロジェクト提供・親子体験セーリング、
7月回の開催。
強い南風が吹く中、
この日も親子たちの素敵な笑顔を見ることができた。
もうね、おフネに乗ってプールを走り回る、
っていうのが楽しくって楽しくって仕方がない。
で、何かお手伝いをしたいのだけれど、
いまの自分にできることは、
とりあえず漕ぐことしかなさそう。
そんな子どもたちの心を読んで、
おっと、曲がれない、頼む、漕いで手伝ってくれ、
と特別任務をお願いすると、
うれしくって、うれしくって、一所懸命がんばってくれる。
最初は漕いで、そしてそれから風も使っちゃおうと思うようになる。
そうやってね、君たちの祖先の人たちも
セーリングを覚えていったんだよ。
ゲームなんかより、絶対に面白いよね。
お父さんだって楽しいぞ。
時々入る突風に乗って艇がすごいスピードで走り始めると、
「おー!、すげー!、はえー!」
って、子どもよりも喜ぶお父さんや、
「えー!これ、風だけでこんなに走るんですか!」
ってはしゃぐお母さんもたくさんいます。
カレンダーの、毎月第1日曜日にマークを付けて
この日の、
チームニシムラプロジェクトでのセーリングを
心待ちにしている子どもたちがいるってことを、
初めて知った。
他人事のように書いてしまうけど、
すごいことだなあ、と思う。
そんな子どもたちが出てくることを願って
でもそんなことは、自分の時代には起きないだろうなあ、
なんて思いながら
この活動を続けていたら、
本当にそんな子どもたちが、もう出てきた。
すごいことだなあ。
存続の危機に何度も立たされながらも
この活動を続けることができているのは、
ワタクシの力ではない。
周りにいてくれる仲間たちの熱意とチカラ、
これに尽きる。
自分自身のセーリングの時間や
自分の家族との時間を犠牲にしてまで来てくれている、
チームニシムラプロジェクトの
仲間のおかげ。
この人たちがいなければ、
とてもここまで続けてこられなかった。
この日の新橋でのお疲れさま会の時間も、
前向きな話ばかりが出てくる
とても楽しい時間になった。
その席での仲間たちの様子を見ているとき唐突に
すでにチームニシムラプロジェクトは、
次のステップ、第2段階に移ろうとしており、
現在の任意団体名から
個人名を外すべき時期が近づいているようだぞと、
半分酩酊した頭で思った。
その日から1日置いて、火曜日と水曜日は、
社員研修の皆さんと一緒に東京湾でセーリング。
火曜日は、マジな南の強風、水曜日は、穏やかな東風を
存分に楽しんでもらった。
親子体験セーリングの日にはすぐ近くの桟橋に係留していた
練習帆船・海王丸が、
この日はディズニーランド沖に錨伯仲。
船尾から、ぐるりと海王丸を1周。
何年か前の冬、
横浜港に係留中だったこの船に、
特別な計らいで一晩泊めさせてもらったこともあったし、
ハワイのホノルルに滞在中だったこの船に
ナイノア・トンプソン氏を連れて行き、
船長公室で、雨宮キャプテンから
日本近海の気象条件の難しさを
伝えてもらったりしたこともあった。
そう考えると、この海王丸も、
ホクレアの日本航海で大切な役目を
果たしたことになるんだな。
それはそうと、海王丸のフィギュアヘッドが
フルートのような横笛を吹いていることは、
この日初めて知った。
きっと、何かいわれがあるんだろうね。
2011年後半が、
皆様にとって、実りある半年間でありますように。