2017年7月31日 トゥーロン 2017年07月31日 | 風の旅人日乗 昨夜の トゥーロンの月 この3週間のおいらの部屋 仕事で水上生活 うれしい限り 2017年の夏 いい夏にしようと思う 頑張っておれば 自分に こんな日が来ないとは 限らない ©︎Emirates Team New Zealand
2017年7月30日 地中海 たぶん トゥーロン 2017年07月30日 | 風の旅人日乗 バルセロナの港を出て 風を見て サルディニア島の ポルト・チェルボは 真向かいの風になるため 仕向け港候補落ち マルセイユに向かうことにするが も少し上れそうなので 少しでも東に駒を進めたくて トゥーロンを目指すことにする 風の割に波悪し 地中海の夜明け ジブの裏に明けの明星 金星 昇ってきたときは 横から前を切ろうとしている船を どう避けようかなぁなんて思案しているときで ヤバい! AISに映ってない船が正面にもいる! あー、航海灯がどんどん高くなる! でも でも 舷灯が見えないのはなぜだ⁉︎ って焦ったほど 水平線からくっきりと顔を出した。 夜中のワッチは星だらけ 天空を切り裂く天の川に絡みつくように 星々が広がる 空の勉強しながら 無数に走る大型船やら漁船避け避け セールトリムを繰り返す おはよう 2017年7月30日の太陽 トゥーロンまで あと9時間くらいかな
20177月29日 バルセロナ 地中海 2017年07月29日 | 風の旅人日乗 昨日出港準備終え 食糧買い出しも済ませ 本日バルセロナ出港予定 バルセロナ観光一切なし 一昨日 空港からマリーナまで来る途中 今回のヨットのオーナーから サクラダファミリア寄って行く? と聞かれて 桜田ファミリーってなんですか? と聞き返して驚かれた バルセロナに 蟻塚みたいな 有名な建築物がある というのは知っていた 名前を知らなかっただけだ 年齢的に サクラダと言われて 脳が記憶から引っ張り出してくるのは 桜田淳子しかなく 桜田淳子一家がバルセロナで ひと旗あげて 何かファミリービジネスを始めたのかと思った ま 自分にとっては そんなところだバルセロナ あ 若者たちは 自分たちの海文化を大事にして 次世代に伝えようとしている サバニ保存活動に 通じるものを感じる あ それと イベリコ豚だけでなく 牛肉もとても美味しい さらば
2017年7月28日 バルセロナ 2017年07月28日 | 風の旅人日乗 昨夜バルセロナのマリーナ到着 明日からこのヨットで地中海をひたすら東進する となりの埠頭で 朝早くから 地中海の漁師さんたちが 忙しく働いている こちらも負けずに 働くとしよう いい一日が暮れる 明日は地中海へ
2017年7月27日 パリ バルセロナ 2017年07月27日 | 風の旅人日乗 パリは雨 昨日一日の 天から降ってきたような休みを終えて 本日仕事に戻る パリからバルセロナに移動 今夜からは 地中海 その前に ノートルダム大寺院に行って 心を浄めて来よっと パリジャンに人気だと ホテルで教えてもらったカフェで 美味しいカフェを楽しみ 隣にあった本屋&文房具屋さんで 娘たちのお土産を見つけ 予約していたシャトルに乗って シャルルドゴール空港 ターミナル2Fに到着 機内持ち込み荷物の中に 入れてしまっていた ガーバー没収される 今月頭のサバニレース後に 那覇で同じ間違いやらかし 預け直して事なきを得て 取り戻したというのにな ニッポンチャレンジ2000以来の愛用品 ま そろそろ縁切れのタイミングではある さらば前世紀のガーバー 俺はいよいよ次のステップに 行くことになりそうだよ
2017年7月26日 一人誕生日 in Paris 2017年07月26日 | 風の旅人日乗 屋根裏部屋で目が覚める 屋根の窓の 赤いカーテンの隙間から 快晴の空が見える 朝日の光が部屋の赤い壁に 差し込んでいる イヤッホー! 雨の天気予報大はずれだ ざまあみやがれ 朝飯前の散歩で セーヌ川沿いに エッフェル塔まで行ってこよう という前行改めて ホテルの玄関出たら 南東方向に行きたくなって 朝のカルチェラタンへ 街の雰囲気を楽しんだ後 パリ大学へ ソルボンヌ大学 っていうほうがいいのだけれど もう そうは呼ばないみたい キャルパスに入っていく女子学生を 見ながら ジブンがここに留学してたら なんてことを夢想して うっとりしてしまう 安い下宿で ジーンズはあんな感じで Tシャツはこんな感じで きっと テキパキかっこよくこの辺りを 歩いてたよ カルチェラタンの安い店で 同級生と楽しくも激しく議論して なんてね サルトルは多分亡くなったあと サガンはまだこの辺りにいたのかなぁ ま ともかく おいらは まったく正反対の レーシング・マドロスって道を選んだ 悔いなし 早くから開いているカフェに席を取り おいしく濃いコーヒーを飲む そのままルーブル美術館まで行くも 長蛇の行列に恐れをなし モンマルトルの丘に向かう 原宿の竹下通りをも凌ぐ勢いの モンマルトルの丘に恐れをなし 坂の途中のカフェで ビール ルーブルに戻る道筋で見つけた フィガロ紙本社 この新聞社が フランスのシングルハンドセーリング文化を 支えている 6時過ぎ 人波が引いた頃合いかと ルーブル美術館に入る 人波は引いておらず 遠くからモナリザ ルーブル美術館は3回目だけど 1回目は人波に押されて 会見はたぶん10秒くらい 2回目は人過多につき 会見すらならず 今回がベスト会見 ミロのヴィーナスは ゆっくりじっくり見られた 夜9時 一人レストランはつまらんことが 昨日はっきりしたので 惣菜屋さんで ハムとチーズとオリーブと 安いけれどボルドーの 美味いワインを買って ホテルの部屋に戻り 本を読みながら 望み得る範囲では満足な夕食 ま いい誕生日の一日だった
2017年7月25日 ロリアン コンブリット パリ 2017年07月25日 | 風の旅人日乗 朝ロリアンを出て 建造監督中の36ft艇を チェックしてから パリに向かう 天気が悪くて 寒いブルターニュの夏 パリも気温が低くて 日陰ではジャケット セーヌの川風の中では セーターを着ている人さえいる ガレットを焼いているこの人は 暑そうだけれど 暑っつい日本の夏が 懐かしい
2017年7月24日 ロリアン 2017年07月24日 | 風の旅人日乗 昨夜9時過ぎに 無事ロリアン入港 戻ってきた〜 という不思議な感覚 今日は一日 ファストネットレースの準備 その合間に 新しいジターナを見に行く 100フィートの フォイリングトライマラン
2017年7月21日 レサーブルにフィニッシュ 2017年07月23日 | 風の旅人日乗 レサーブルにフィニッシュ うーむ 順位はよろしくないが 最低目標の完走は果たした ま 良しとしよう 守ってくださった人たち ありがとう 感謝します
2017年7月14日 オルタをスタート 北大西洋を東へ 2017年07月14日 | 風の旅人日乗 レサーブル-オルタ往復 ダブルハンドレース 復路1270マイル スタート 貴帆と北田さんは クラス40のコミュニティの中で 愛されキャラなので そのイメージを損なうことがないような スカートを心がける 日暮れ頃 暫定トップに立った模様
2017年7月13日 アソーレス諸島 ファイアル島 オルタ 2017年07月13日 | 風の旅人日乗 オルタの有名店カフェ・スポート 今日もランチしに行き 北田さんと二人で フィレステーキと 山盛り生野菜サラダを がっつりと食す どちらも明日からの1週間強 食べられないものだ 多少のあれこれはあるが 準備万端 多少のあれこれにも 対応策はある アソーレス諸島でも こどもたちが元気に セーリング練習しているぞ
2017年7月12日 アソーレス諸島 オルタ 2017年07月12日 | 風の旅人日乗 昼に船集合予定のため 午前中はホテルで たまった洗濯物など 洗濯と言っても Tシャツやパンツを身に付けたまま シャワーを浴びて 一度シャワーを止めて それらを脱いで ボディーソープを付けて それらで身体をこする 頭も顔もこする それらが複数枚あったら それを繰り返す 身体と服の両方を一度に洗う シャワーと洗濯を一度で終わらせる どうせあと2日したら 1週間以上は シャワーとも洗濯とも縁のない日々 ま 適当に
2017年7月11日 アソーレス諸島 ファイアル島オルタ 2017年07月11日 | 風の旅人日乗 オルタの朝 復路の準備開始 一年ぶりの貴帆 艤装を確認する モディファイされたところを確認する ウォーターバラストの操作を 頭の中でシミュレーションする セールのパッキングを確認する スタートまでやることは たくさんある 楽しい
2017年7月10日 パリ リスボン アソーレス諸島 2017年07月10日 | 風の旅人日乗 パリのオルリー空港から ポルトガルのリスボンを経由して アゾレス諸島のオルタに移動 ANAのホームページでは アゾレス諸島ではなく アソーレス諸島になっていた 日本語表記が変わったのか そんなことより さあ そろそろ 次の戦闘モードに入っていこう ドバイからパリまでの飛行機の中で観た 映画『チア☆ダン』の中で 天海祐希の台詞に心が動いた 「見たことのない景色を見せてあげたい」 そうだった ジブンはそうだった その思いが溢れて 周りにも厳しく接した その思いを理解してくれて いまでも一緒にいてくれる人たちも 少なくない でも 分かってくれない人の方が圧倒的に多く そのためにある時期 ジブンはジブンを自己嫌悪してしまった でも自己嫌悪する必要はなかったと 今は思う 映画でも 「そんなの見たくないし」と 離れて行く半端な生徒がたくさんいた そして「楽」を取った彼女たちは その景色を見ることはできなかった そうなんだ 去る者は追わずでいいのだ まったく問題はないのだ 楽しいだけでは 見たことのない景色を見ることはできない それが分からない人たちに それを分かろうとしない人たちに それを必死で伝えようとすることは その人たちにとって 迷惑なことだろう 逆恨みされるこちらにとっても 迷惑な話だ ジブンが経験したことを まだ経験したことのない人たちに 伝えたいとジブンは思う そんなこと必要ないと考える人も たくさんいるだろう でもジブンは違う 次の人たちに伝えて初めて ジブンの経験を生きたものに することができると信じる 問題はいかにして伝えるかだ 書き物にするのか 実際にセーリングしながら伝えるのか 個人ではなく組織を作って伝えるのか あるいは それ以外にも方法があるのか ジブンが徐々に その答えに近づいているような 気もしないでもない (パリからリスボンに向かう空の上にて レースに積むのも変なので 本もロリアンに置いてきて 機内誌もちんぷんかんぷんで読めず 日記帳に書き付けるには揺れ過ぎているので ここのところ考えていることを 暇つぶしにここに書いてみた) リスボン空港に着いた リスボン出発 アソーレス諸島の玄関 ポンタデルガダに着いた 目的の島まで あともうひとフライト 徐々に心が集中してくる このオフショアレーシングの 日の丸チャレンジを 成功させるチカラの一つになりたい