沢木耕太郎さんのエッセイに、『走る男』というタイトルの文章があったと記憶している。
早めに空港に行くように心掛けているのだが、なぜかいつも飛行機に遅れそうになって最後は走らなければならなくなる、という沢木さん自身のことを書いたエッセイだ。
パリで、走る男になった。
2月23日、スペインから帰国の日。
バレンシアからは、パリのシャルルドゴールを経由して、成田に帰国することになっていた。
バレンシアからパリまでは、朝7時ちょうど発の便を予約していたが、
空港で時間的にドキドキするのが嫌な性質なので、
空港に余裕を持って着けるよう、朝4時に起き、シャワーを浴び、朝食を摂り、
5時に予約をしていたタクシーに乗ってホテルを出た。
朝7時にバレンシアを飛び立った飛行機がパリに着くのが朝9時。
しかし成田行きの全日空便の出発は夜の19時40分で、空港で10時間40分も待たなければいけない。
それではつまらないので、空港バスが発着するオペラ座まで行って、
その周辺のパリ市内を数時間ブラつこう、と考えた。
実は今回、ヨーロッパ用の財布の奥に、ユーロ切替え時に換金し忘れていた2000フランがあるのを発見して、
大変悔しい思いをしているのだったが、
オペラ座の近くに大きい銀行があったら、そこに行って、
もう本当にフランをユーロに換えてもらえないのかどうかを自分で確かめて、
それでダメだったら、このフラン紙幣のことはキッパリと諦めよう、
そういうふうにパリでの数時間を使うのもいいアイディアではないか、
などと、沢木耕太郎さん風に気取って思ったりしていた。
パリでの時間はタップリあるはずだったのだ、その時点では…
朝5時25分にバレンシア空港に着き、
エールフランス/エアヨーロッパ共同運航便パリ行きという表示が出ているチェックインカウンターに並び、
ぼんやりしていたら、列の前のほうがもめている。
前から順にクチコミが伝わってきて、
どうやらこのエールフランスパリ行きは、ストで運行が取り止めになったらしい。
なにー?
ルフトハンザがストをするかもしれないというニュースは、
前日かその前あたりからCNNが報道していたが、なんでエールフランスも飛ばないわけ?
あとで知ったところでは、フランスの空港の管制官も、そのルフトハンザのどさくさに紛れて、この日ストをやったらしい。
そのチェックンカウンターに並んでいたみんなで、ぞろぞろと空港内を移動して、
今度はエアヨーロッパのチケットカウンターの前に並びなおす。
窓口とその奥ははまだ真っ暗で人の気配はない。
朝6時、オフィス開く。
この日のバレンシア発パリ行きで飛ぶのは、シャルルドゴール空港行きも、オルリー空港行きも、16時30分に出発して18時30分にシャルルドゴール空港に着く1便だけ、
それ以外はすべて運行取り止め、ということらしい。
問答無用。選択の余地無し。
乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしかないが、その便に乗るしかない。
オペラ座も、フラン換金チャレンジ計画も、すべて流れた。
というか、それどころか、シャルルドゴール空港着陸から実際のゲート到着までの時間や、チェックインカウンターでの発券手続き(完全に乗り継ぎ便に乗れなくなった場合に備えて、パリから先はここでは発券しないほうがいいと思う、というチェックインカウンターのきれいなスペイン人おねえさんの言うことを素直に聞いた)にかかる時間、通関、荷物検査にかかる時間を考えると、
乗り継ぎ時間1時間10分は、実際には非常に危険な短い時間で、19時40分の成田行き全日空機に乗れるかどうか、すらが危なくなった。
しかも、バレンシアからの便はシャルルドゴール空港のターミナル2に着き、全日空機はターミナル1から出発する。
シャルルドゴール空港のターミナル1と2は、成田空港のふたつのターミナルよりも距離的にもっと離れているイメージだ。
うーん、これは難しいかもしれない。
バレンシア空港の公衆電話から日本に電話して、
一人の男がパリで難しい乗り継ぎに挑戦しようとしていることを、全日空東京オフィスに伝えてもらう。
9時間をなんとかバレンシア空港でやり過ごし、16時30分、パリに向けて飛び立つ。
パリでは間違いなく走ることになる。パリまでの2時間、足のストレッチを入念に行なう。
18時30分、シャルルドゴール空港の滑走路にタッチダウン。
それからゲートまでのタクシーイングが非常に長く感じる。いや、実際に長い。空港の端から端まで走っている感じ。
18時45分、ゲート到着。
飛行機の扉がなかなか開かない。その間、足踏みをしながら、ウォーミングアップをする。
手に、Eチケットとパスポートを握りしめる。
いつも飛行機から降りるとき、人を押しのけて我先に降りようとするおばさんたちに、
これまで深ーい軽蔑の念を抱いていた。
しかし、その感情を少し訂正することにする。
中には、本当に急がなければいけない人もいるのだね。
18時50分、飛行機の出口を出るまでは、順番を守って、前の人も押さず、神妙に降りて、
そこから先は前の人をすり抜けてダッシュ。
ゲートの入口にいた背の高いきれいな黒人の女性スタッフにEチケットを見せ、
「乗り継ぎ、ワタシ、時間ない」
と急を告げる。
彼女は、手に持っていた何かの名前リストでぼくの名乗った名前を探し、
「OK,これがあなたね、すぐにエールフランスのチケットカウンターに行って」
と、そのカウンターへの行き方を教えてくれて、
「急いで!」と励ましてくれる。
全日空便に予約しているのに、なんでエールフランスの何かのリストに自分の名前が?と、走りながら思うが、
緊急の客には、会社やマイレージプログラムの提携グループに関係なく、航空会社の間でそういう連携プレーをすることになっているのかもしれない、
東京の全日空からエールフランスにも、そういう人がおたくの便に乗っているので助けてやって欲しい、という連絡が行っているのかもしれない、
と解釈し、
教えられたとおりの道順をたどって、階段を駆け上がり、駆け下り、エールフランスのチケットカウンターに向かって全力で走る。
18時55分。
エールフランスのチケットカカウンターには列ができていたが、
風雲急を告げていることを全身で表現しながら全力で走ってきた日本人の男を見て、離れたところで仕事をしていたきれいなフランス人の女性スタッフが手招きをしてくれる。
え?彼女にも、全日空便の客であるぼくの緊急事態が伝えられているのか?
そうなのか、ありがたい! 航空会社の、競争を超えた横の繋がりはこんなにも美しい!
Eチケットを見せながら、彼女にも救助要請の旨を伝える。
ぼくの焦りは彼女に正確に伝わり、
そのEチケットを見ながら彼女は頼り甲斐のある厳しい表情でコンピュータに何かを打ち込んでいたが、急に、
「あら、これはうちの会社の便のチケットじゃないわ」
と驚いた顔でこちらを見上げる。
驚いたのはこちらだよ。
しかしさ、まあ、冷静に考えれば、やっぱり、そうだよね。ありえるわけがない。
さっきのきれいな黒人の女性スタッフは、エールフランスに乗る別の人の名前と間違えたんだ。
無駄な時間を使ってしまったぜ。
でも、そのエールフランスのきれいなフランス人の女性スタッフは、
カウンターから身を乗り出しながら、身振りをまじえて、一緒に走り出しそうな勢いで、ターミナル間を結ぶシャトル・トレインの駅までの道順を非常に正確に教えてくれて、
「急ぎなさい!」と送り出してくれた。
19時00分。
走りました。久し振りに全力疾走を数百メートル。
のんびりと空港内を歩く人たちをすり抜け、最後はエスカレーターを駆け下り、シャトル・トレインの駅に到着。
でも、シャトルがなかなか来ない。
19時10分。
出発まで残り30分。まだチケット発券もしてないし、通関も、荷物検査もある。
うーん、難しいかもしれない。
ターミナル2を出たシャトルは、途中、ターミナル3と、駐車場2つを経由してターミナル1に向かう。
途中の駅の停車時間が、意地悪なくらい、異様に長く感じる。
最終駅のターミナル1にシャトルが到着するや否や、すぐに飛び出して走り始める。
残り20分。
全日空の発券カウンターはどこだ。
と、駅の出口のところで、走ってくるぼくに向かって、ぼくの名前を呼んでいるきれいなフランス人女性がいる。流暢な日本語だ。
急ブレーキをかけ、返事をすると、
「飛行機が着いてからここまで、早かったですねー、だいぶ走りました?
お待ちしていました。もう発券も済ませているので、大丈夫ですよ。もうすぐ搭乗開始です」
とニッコリ笑いながら、発券済みの搭乗券を手渡してくれた。
全日空のスタッフである彼女は、そのあともなお走り出そうとするぼくを「もう歩いても大丈夫ですから」と引き止めてくれ、
ゲートに向かって一緒に歩きながら、ターミナル2からの間抜けな冒険譚を面白そうに聞いてくれる。
それまで早送りで流れていたシャルルドゴール空港の景色を、
やっと落ち着いて見ることができるようになった。
彼女から、どの便から乗り継ごうとしているのかという情報があったから、こういうことができるんですよ、でも、あと5分で諦めようと思っていたところでした、
と教えてもらった。
日本からの連絡がパリまでちゃんと届けられていたのだ。
ありがとう、全日空東京の担当者のどなたか。
全力で走った甲斐もあった。
努力して、周りも善意でそれを助けてくれて、そしてそのことが最後に報われるって、
こういうちっぽけなことであっても、美空ひばりの『愛燦燦と』が聞こえてきそうなくらい、
嬉しいものですね。
早めに空港に行くように心掛けているのだが、なぜかいつも飛行機に遅れそうになって最後は走らなければならなくなる、という沢木さん自身のことを書いたエッセイだ。
パリで、走る男になった。
2月23日、スペインから帰国の日。
バレンシアからは、パリのシャルルドゴールを経由して、成田に帰国することになっていた。
バレンシアからパリまでは、朝7時ちょうど発の便を予約していたが、
空港で時間的にドキドキするのが嫌な性質なので、
空港に余裕を持って着けるよう、朝4時に起き、シャワーを浴び、朝食を摂り、
5時に予約をしていたタクシーに乗ってホテルを出た。
朝7時にバレンシアを飛び立った飛行機がパリに着くのが朝9時。
しかし成田行きの全日空便の出発は夜の19時40分で、空港で10時間40分も待たなければいけない。
それではつまらないので、空港バスが発着するオペラ座まで行って、
その周辺のパリ市内を数時間ブラつこう、と考えた。
実は今回、ヨーロッパ用の財布の奥に、ユーロ切替え時に換金し忘れていた2000フランがあるのを発見して、
大変悔しい思いをしているのだったが、
オペラ座の近くに大きい銀行があったら、そこに行って、
もう本当にフランをユーロに換えてもらえないのかどうかを自分で確かめて、
それでダメだったら、このフラン紙幣のことはキッパリと諦めよう、
そういうふうにパリでの数時間を使うのもいいアイディアではないか、
などと、沢木耕太郎さん風に気取って思ったりしていた。
パリでの時間はタップリあるはずだったのだ、その時点では…
朝5時25分にバレンシア空港に着き、
エールフランス/エアヨーロッパ共同運航便パリ行きという表示が出ているチェックインカウンターに並び、
ぼんやりしていたら、列の前のほうがもめている。
前から順にクチコミが伝わってきて、
どうやらこのエールフランスパリ行きは、ストで運行が取り止めになったらしい。
なにー?
ルフトハンザがストをするかもしれないというニュースは、
前日かその前あたりからCNNが報道していたが、なんでエールフランスも飛ばないわけ?
あとで知ったところでは、フランスの空港の管制官も、そのルフトハンザのどさくさに紛れて、この日ストをやったらしい。
そのチェックンカウンターに並んでいたみんなで、ぞろぞろと空港内を移動して、
今度はエアヨーロッパのチケットカウンターの前に並びなおす。
窓口とその奥ははまだ真っ暗で人の気配はない。
朝6時、オフィス開く。
この日のバレンシア発パリ行きで飛ぶのは、シャルルドゴール空港行きも、オルリー空港行きも、16時30分に出発して18時30分にシャルルドゴール空港に着く1便だけ、
それ以外はすべて運行取り止め、ということらしい。
問答無用。選択の余地無し。
乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしかないが、その便に乗るしかない。
オペラ座も、フラン換金チャレンジ計画も、すべて流れた。
というか、それどころか、シャルルドゴール空港着陸から実際のゲート到着までの時間や、チェックインカウンターでの発券手続き(完全に乗り継ぎ便に乗れなくなった場合に備えて、パリから先はここでは発券しないほうがいいと思う、というチェックインカウンターのきれいなスペイン人おねえさんの言うことを素直に聞いた)にかかる時間、通関、荷物検査にかかる時間を考えると、
乗り継ぎ時間1時間10分は、実際には非常に危険な短い時間で、19時40分の成田行き全日空機に乗れるかどうか、すらが危なくなった。
しかも、バレンシアからの便はシャルルドゴール空港のターミナル2に着き、全日空機はターミナル1から出発する。
シャルルドゴール空港のターミナル1と2は、成田空港のふたつのターミナルよりも距離的にもっと離れているイメージだ。
うーん、これは難しいかもしれない。
バレンシア空港の公衆電話から日本に電話して、
一人の男がパリで難しい乗り継ぎに挑戦しようとしていることを、全日空東京オフィスに伝えてもらう。
9時間をなんとかバレンシア空港でやり過ごし、16時30分、パリに向けて飛び立つ。
パリでは間違いなく走ることになる。パリまでの2時間、足のストレッチを入念に行なう。
18時30分、シャルルドゴール空港の滑走路にタッチダウン。
それからゲートまでのタクシーイングが非常に長く感じる。いや、実際に長い。空港の端から端まで走っている感じ。
18時45分、ゲート到着。
飛行機の扉がなかなか開かない。その間、足踏みをしながら、ウォーミングアップをする。
手に、Eチケットとパスポートを握りしめる。
いつも飛行機から降りるとき、人を押しのけて我先に降りようとするおばさんたちに、
これまで深ーい軽蔑の念を抱いていた。
しかし、その感情を少し訂正することにする。
中には、本当に急がなければいけない人もいるのだね。
18時50分、飛行機の出口を出るまでは、順番を守って、前の人も押さず、神妙に降りて、
そこから先は前の人をすり抜けてダッシュ。
ゲートの入口にいた背の高いきれいな黒人の女性スタッフにEチケットを見せ、
「乗り継ぎ、ワタシ、時間ない」
と急を告げる。
彼女は、手に持っていた何かの名前リストでぼくの名乗った名前を探し、
「OK,これがあなたね、すぐにエールフランスのチケットカウンターに行って」
と、そのカウンターへの行き方を教えてくれて、
「急いで!」と励ましてくれる。
全日空便に予約しているのに、なんでエールフランスの何かのリストに自分の名前が?と、走りながら思うが、
緊急の客には、会社やマイレージプログラムの提携グループに関係なく、航空会社の間でそういう連携プレーをすることになっているのかもしれない、
東京の全日空からエールフランスにも、そういう人がおたくの便に乗っているので助けてやって欲しい、という連絡が行っているのかもしれない、
と解釈し、
教えられたとおりの道順をたどって、階段を駆け上がり、駆け下り、エールフランスのチケットカウンターに向かって全力で走る。
18時55分。
エールフランスのチケットカカウンターには列ができていたが、
風雲急を告げていることを全身で表現しながら全力で走ってきた日本人の男を見て、離れたところで仕事をしていたきれいなフランス人の女性スタッフが手招きをしてくれる。
え?彼女にも、全日空便の客であるぼくの緊急事態が伝えられているのか?
そうなのか、ありがたい! 航空会社の、競争を超えた横の繋がりはこんなにも美しい!
Eチケットを見せながら、彼女にも救助要請の旨を伝える。
ぼくの焦りは彼女に正確に伝わり、
そのEチケットを見ながら彼女は頼り甲斐のある厳しい表情でコンピュータに何かを打ち込んでいたが、急に、
「あら、これはうちの会社の便のチケットじゃないわ」
と驚いた顔でこちらを見上げる。
驚いたのはこちらだよ。
しかしさ、まあ、冷静に考えれば、やっぱり、そうだよね。ありえるわけがない。
さっきのきれいな黒人の女性スタッフは、エールフランスに乗る別の人の名前と間違えたんだ。
無駄な時間を使ってしまったぜ。
でも、そのエールフランスのきれいなフランス人の女性スタッフは、
カウンターから身を乗り出しながら、身振りをまじえて、一緒に走り出しそうな勢いで、ターミナル間を結ぶシャトル・トレインの駅までの道順を非常に正確に教えてくれて、
「急ぎなさい!」と送り出してくれた。
19時00分。
走りました。久し振りに全力疾走を数百メートル。
のんびりと空港内を歩く人たちをすり抜け、最後はエスカレーターを駆け下り、シャトル・トレインの駅に到着。
でも、シャトルがなかなか来ない。
19時10分。
出発まで残り30分。まだチケット発券もしてないし、通関も、荷物検査もある。
うーん、難しいかもしれない。
ターミナル2を出たシャトルは、途中、ターミナル3と、駐車場2つを経由してターミナル1に向かう。
途中の駅の停車時間が、意地悪なくらい、異様に長く感じる。
最終駅のターミナル1にシャトルが到着するや否や、すぐに飛び出して走り始める。
残り20分。
全日空の発券カウンターはどこだ。
と、駅の出口のところで、走ってくるぼくに向かって、ぼくの名前を呼んでいるきれいなフランス人女性がいる。流暢な日本語だ。
急ブレーキをかけ、返事をすると、
「飛行機が着いてからここまで、早かったですねー、だいぶ走りました?
お待ちしていました。もう発券も済ませているので、大丈夫ですよ。もうすぐ搭乗開始です」
とニッコリ笑いながら、発券済みの搭乗券を手渡してくれた。
全日空のスタッフである彼女は、そのあともなお走り出そうとするぼくを「もう歩いても大丈夫ですから」と引き止めてくれ、
ゲートに向かって一緒に歩きながら、ターミナル2からの間抜けな冒険譚を面白そうに聞いてくれる。
それまで早送りで流れていたシャルルドゴール空港の景色を、
やっと落ち着いて見ることができるようになった。
彼女から、どの便から乗り継ごうとしているのかという情報があったから、こういうことができるんですよ、でも、あと5分で諦めようと思っていたところでした、
と教えてもらった。
日本からの連絡がパリまでちゃんと届けられていたのだ。
ありがとう、全日空東京の担当者のどなたか。
全力で走った甲斐もあった。
努力して、周りも善意でそれを助けてくれて、そしてそのことが最後に報われるって、
こういうちっぽけなことであっても、美空ひばりの『愛燦燦と』が聞こえてきそうなくらい、
嬉しいものですね。