2016年1月16日 携帯電話

2016年01月15日 | 風の旅人日乗
徹夜して仕事をした

そのあと
逗子の携帯電話屋さんに行く

携帯電話が
ほとんど壊れた状態に
なったのだ

順番を待って
座った椅子の前に
なんと
昔付き合った女の子

というのはウソで

マスクをかけて
用心深く顔を隠した女の子

もともとジブンの
不得意な
というか
理解不能に近い分野の
ものごとの
説明を受けなきゃならん
シチュエーション

かつ
徹夜明けで気分は最悪

出てきたのは
接客商売にはあるまじき
目しか出さない
マスク女子

隙間から見える化粧は
昨今流行りらしい
酔っ払いの目元のような
好かんメイク

こういう状況では

ワタクシは即
戦闘モードに入りやすい

しかし彼女は
あっぱれな
プロフェッショナルであった

淀むことのない
流れるような
かつ
わかりやすい説明

うっとりするような
こちらにばかり有利な
契約条件

わたし
騙されてないですよね?

なんて

多分
彼女より
かなり歳上の人間として
情けない確認をしながら
彼女の提案のほとんどすべてを
受け入れて
新しい携帯電話に替えた

歴戦の女勇者を前にして
ほとんど闘いらしい闘いを
させてもらえないまま
ワタクシは幸せな気分のまま
携帯電話屋さんを出たのだけど

わたし
騙されてないですよね?

2016年1月13日 『私の開高 健』

2016年01月13日 | 風の旅人日乗
いやぁ
昨日の茅場町での打ち合わせ
楽しかったなぁ

ご馳走していただいた
お昼ご飯も美味しかったし

酵素玄米だぜ 酵素玄米
無敵の食材らしいよ
初めて知りました


それはそうと
つい 手に取ってしまった
『私の開高 健』
(細川布久子著/集英社)

数十年来の
開高 健ファンの一人として
とても面白い

幾つかの謎が解けた

というか
離れ離れだった幾つかの
ピースとピースが繋がった

著者が
該当する人物のプライバシーを考慮して
描き控えている部分もあるから
市井の一般ファンには
ジグソーパズルを
完璧に埋めることはできないけど
「やっぱり そうなのか!」
「そうだったのか!」
感はじゅうぶんに楽しめる

茅ヶ崎の記念館で
改めて確認したいことも
出てきた

でも
おかげで
仕事のほうが 滞ってきたぜ

2016年1月11日 熱燗

2016年01月11日 | 風の旅人日乗
長い海外遠征を
来週に控えて

この1週間はできるだけ全食
飽きるほど日本食文化にこだわって
生きたいと願う今日このごろ


関東の人々を見ていると
焼酎のお湯割りを
作るときに

焼酎を先にグラスに入れて
そこにお湯を注ぐことが
多いですね

でも
九州人にとっては
それは
有り得ないことなんですね

グラスか湯のみに
先に熱湯を注ぎ
そして後から焼酎を加える

それが焼酎の
お湯割り

その順番を逆にすると
そのお湯割りは
飲んでる間にすぐ冷めるのじゃ

前世代の人たちから
きつく そう教え込まれて
育ったのね

その教えをきつく守って
生きてはきたものの

エネルギー保存の法則や
熱力学でのエントロピーが
どうのこうの
という理論からすると
どちらが先でも
いいのではなかろうか

密かに思っておった

ところが

昨年末の品川の夜更けに聞いた
大学の四国出身の後輩の酒飲みの
ご高説によれば

前世代の九州人たちが
おっしゃっていたことは
科学的に正しいらしい

水の分子と
アルコールの分子の
大きさの違いによって
なにがなにして
お湯を先に入れると冷めにくくなる
という理論は成り立つという

当時 ジブンの脳内にも
温められたアルコール分子と水の分子を
多量に含む血液が流れていたため
「なにがなにして」
の部分は
今や記憶にない

この理屈は
日本酒の熱燗作成の
過程においても
重要になってくるのだそうだ

電子レンジでチンして
温めた熱燗は
すぐ冷める感じがするなぁ

前々から密かに思っておった

それに比べると
前世代の日本人の真似をして
湯煎して付けた熱燗は
温かさが長持ちするなぁ

前々から密かに思っておった



でも気のせいだろうなぁ

思っていたのだが
その後輩によると
いえいえ気のせいじゃないですよ
らしい

これもやはり
二つの液体の分子の大きさの
違いに由来する理由で
お湯によってアルコールを
温めることがポイントらしい

そのプロセスについても
ご説明をいただいたが
今はまったく記憶にない

でもね
湯煎する熱燗の場合には
ジブンの場合
別の問題点があって

それは
せっかく沸かしたお湯を
一本つけただけで捨てるのが
もったいなくてさ
つい
何本もつけてしまい
お酒が長っ尻になっちゃうこと
なんだよねぇ

意志の弱さの問題だ
という人もいるけどねぇ


2016年1月9日 国立科学博物館

2016年01月09日 | 風の旅人日乗
朝イチで
深川から三浦半島に戻り
仕事の打ち合わせするつもりも
銀座通りを歩きながらTELすれば
先方の御都合つかず
来週に延期

作戦変更し
次世代たちに混ざり
上野の
国立科学博物館へ



いつもは仕事に翻弄されて
時間に流されてるけど



こういう時間
本当はホントに好きなんだよなぁ



ホクレアがらみで
来たときの
記憶もよみがえり



思いがけず
いい時間になりました



ありがとう
一緒に行ってくれた
ちびっこたち





2016年1月7日 クリスマスイプ

2016年01月07日 | 風の旅人日乗
無理にお願いした
仕事の手伝いを
してくれるために

本来の仕事を置いて
朝早く
わざわざ東京から
葉山まで来てくれて

日が暮れるまで
一緒に仕事を
していてくれた人がいる


12月24日のブログが
クリスマスイプ
ってなってるよ
って
遠慮がちに
優しく教えてくれた人がいる

ジブンは
ジブンのことを嫌いな人たち
だけに包囲されて
この世を
生きているわけではないんだなぁ

ほんわかと幸せな気持ちに包まれた
2016年1月7日


2016年1月6日 葉山 志ん生と志ん朝

2016年01月06日 | 風の旅人日乗
葉山にもどる

寝る前に本を読む

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ぼくが真打ちになったころ
テレビの仕事なんか
わーっと来たでしょ

撮影所に行くのに
朝6時ごろ起きて 
がたがたやってたら

おやじが 倒れたあとだったけど
起きてきて
「なにしてんだい」
ってえから
「これから仕事なんだよ」
って言ったら

「おまえ
噺家がこんなに早く起きちゃ
駄目だよ
新聞でも配達に行くのかと
思ったよ」

「いや
そうじゃないんだよ
撮影があんだよ」
ってったら

「つまんねえことしてやんなあ」
っていわれたの(笑)

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©『世の中ついでに生きてたい』
河出文庫


話しているのは
志ん朝で
だから
「おやじ」というのは
志ん生

志ん生って
家でも
おもしろい人だったんだねえ