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憲法改正への道標

2005年01月08日 23時43分49秒 | 政治って?
私がブックマークに入れさせて頂いている「ぷち総研」さんのブログに、憲法改正についての興味深い記事が出ています。



今の日本と改憲論、これは多くの国民にとって、非常に重要な問題です。政府は通常国会で国民投票法案を成立させ、改憲に向けて準備する腹積もりのようです。

自民党は新憲法の草案を作ってはみたものの、内部分裂のような様相を呈してしまい、意思統一までには紆余曲折がありそうです。また、民主党を含めた野党の動きにも気を配らねばなりません。改正案が出来上がり、合意にこぎつけるには、政治的に多くの問題を解決しなければならないでしょう。

国民にとって、現憲法はどのような意味があるでしょうか。日本人の多くは学校で習い、前文を暗記させられたりしたこともあるかもしれませんし、試験勉強の為に覚えたりしたこともあるかもしれませんね。しかしながら、実質的な憲法論議は多くの国民には未経験のことであるかもしれません。


多くの国民は改正を望んでいるのか?という根本的な疑問の答えは、私にはよくわかりません。しかしながら、日本の進むべき道を考える時、例えば国連での活動をどのようにするか、日米関係のあり方、アジアでの日本の役割、中国、北朝鮮や韓国との関係、等々国民が真剣に考えるべきかと思います。その上で、改憲論について議論されるべきなのでしょう。

国民にとっては、結局のところ「誰かが与える」憲法という性質には違いがないのかもしれません。与えられるものならば、出来るだけ自分達の主張とか意思表示をした上で、いわゆる「民意」を反映したものを作り上げていきたいとも思うのです。私自身は現憲法で特に困ったことはありませんでした。せいぜい暗記が面倒で、少し苦しめられたことぐらいです(笑)。それ故、それほど改憲論に拘ってはいません。

政治の手法や政策決定のあり方について考える方が、先のような気がするのも事実です。改憲以前に、日本の将来像も国際関係の展望も不明確なことの方が心配です。「プチ総研」のpriestkさんが仰っているように、「憲法は万能ではない」のです。「国民の側に、政府の不当な行為に声を上げるだけの意思があるかどうか」、また「政府の具体的行動」が重要なのであって、条文が全てを規定してくれるわけではないのです。