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メトロセクシャルな男って

2005年06月06日 15時46分03秒 | 俺のそれ
今どきの女性は、こういう男が好きなのか?よく判らんけど。
昨夜テレビ(フジテレビ系)を観ていたら、「メトロセクシャル」について報じられていた。
はっきり言って、「何じゃ、そりゃ」と思ったね。
取材に答えていた女性達は、「自分を~磨くって言うか~、自分に投資する男が・・・・」以下忘れたので、略。
要するにカッコイイ男の条件として、「メトロセクシャル」は時代の先端ということらしい。

私の率直な感想―「そんなこと言ってるおまえが、まず女(自分)を磨け。大きなお世話だ。」
私は今更モテる必要もないので、「メトロセクシャル」な男になる必要なんざ、ないんだけど。
だけど、大都会に生きる男達はそうも言っていられないのかな?


ご存知ない方もおられると思いますので、この「メトロセクシャル」についてご説明いたしましょう(って、全然詳しくないんですが)。
まず、ゲイとかではありません(笑)。ですが、自分に対する美意識が高く、化粧品、スキンケアグッズ、ネイルサロンなどを利用しているらしい。他には、健康な肉体美を保つために、ジムなどに通い鍛えたりするとか、何かのスポーツに取り組んでいるとか、らしい。金がないと出来ないな(基本的に貧乏人は除外されているらしい・・・)。大前提として、地下鉄沿線に住んでいる(「メトロ」だけに)、というのは実はウソで、都会に住んでいることが必要らしい。


「メトセク.jp」に出ていた定義は次の通り(カッコ内は私の感想)。

①都会型生活を営む21世紀を生きるトレンドセッター
(何が言いたいのかよく分らん。もっと分かり易い日本語で教えてね)

②高い美的センスを持ち、自分に時間やお金を惜しまず投資する男
(これはズバリ、「オタク」達なのではないか?投資先がちょっと違うだけ。
何百万円もレトロなおもちゃやグッズに惜しみなく払うでしょ?)

③自らのフェミニンな面を抵抗なく受け入れる男
(これは・・・抵抗あるぞ、でも私の女性的素因って何なのか分らんな)

④好奇心が逞しく、果敢に挑戦を好む男
(これも、どういう分野に好奇心が強く、挑戦してるかによるのでは?)



まあ、真剣にやっておられる方々がいるので、その商売の邪魔をしたい訳ではありませんが、どうしてこんなのを広める運動をするのか、と感じたりもしますね。男が肌のお手入れとかって、別にいいけど、私には絶対出来ない。そんなことに時間を費やすな、っての。どうせ60、70歳のおじいさんになるに決まっているんだから。商売上手な企業戦略にハメられているんだよ、きっと(違うかも、笑)。

私はメトロ暮らしではないので、条件外れてますから。他もだいたい条件から外れてるな。「メトロセクシャル度」ゼロ(笑)。田舎の木こり、農夫、引越し業者、漁師たちなどは、肉体美は優れているぞ。マシンで作った肉体とは別の、「機能的」肉体だ。農家のばあちゃんは、肌がつやつやして若々しいぞ、特別お手入れに金をかけてなくても。そういうもんだ、と思っている。


メトロってさ、「ロンドンっ子」だから使えるんじゃなかろうか?広い意味で言えば、大都市圏なんだろうけど・・・

元の言葉を考えると、多分「metropolis」の「metro-」じゃないかと思うけど、the Open と言えば全英オープン、the Metropolis と言えばロンドンだろうから、日本ではどうなんだろうな、と。フランスのメトロから引っ張って、営団地下鉄も「東京メトロ」って変えたから、「メトロ」って言えば「=地下鉄」と連想する人の方が多いのではないか、と他人事ながら心配する。

「メトロセクシャル(metrosexual)」は、マーク・シンプソンの著書の中で使われた言葉らしい。どういう本の、どういう文脈なのか、全く知りません。興味もなし。どうやら本当は、metropolitan と heterosexual の合成造語らしい。metropolis じゃなかったね。hetero-はhomo-じゃないからごく一般的ですね。


こんなのを日本に持ってきてどうするんだろうね。何がいいの?単に企業の広告戦略じゃないのか?こういう男を女性も求めるのかな?美意識の高すぎる男には、振り向きもされなくなるんじゃないのか?(笑)男女の釣り合いというかバランスの問題もあるだろう?男ばかり「美しく」て彼女があまり「美しく」なければさ、男の美的センスを問われるだろ?それとも逆なのか?「美しい」女性が自分に釣り合う「美しい」男性を求めた結果ってことですか?男らしくない男が増えていくのかな?よくわからんな。


今日の天声人語には、女性の靴音―特にミュールの―について、イヤミっぽく書かれていたが、元々は男性の革靴だって「カツコツ」って鳴っているでしょう?イメージとしては、男性がヨーロッパの石畳のような舗装路を歩くときに聞こえるリズミカルで乾いた音とか、荘厳な美術館や教会のピカピカに磨き上げられた、大理石の床をゆっくり歩く時に鳴る「カコーン、カツーン」みたいな反響音が、私の中にある靴音だ。女性の靴音ってあまり思い浮かばない。昔から「軍靴」の、大地を揺るがすような、統一された一定リズムの音に高揚感を覚え、今もなお象徴化して観閲式などで行軍しているのは、主に男性(というか、女性はまだ見たことがないです)が多いではないか。女性の靴音を「カスタネット」と揶揄するのなら、営業マンの擦り減ったカカトの奏でる靴音は、さしずめ帰路に着く悲しい行軍太鼓のようだな。「重い足取り」(笑)


靴で思い出したが、私は今から15年ほど前に買った革靴を未だに履いています。二種類あって、ローファーと丈夫なトレッキングシューズみたいなやつです。ローファーはカカトが擦り減ってしまい一度修理に出しましたが、他は全く問題ないです。トレッキングシューズは(こちらは20年くらいかな)みたいなやつは、冬場に多く履き、他に登山などアウトドア活動で役立ちます。こちらは修理歴なし、靴紐を一度買いました。この15年間で購入した革靴は3足、スニーカーは、2足(普段あんまり歩かないから、靴が傷まないのかも)。ちなみに、服も学生時代のものを未だに愛用しています。結婚する時に妻にかなり処分されましたが、もったいない、と言って残したものは時々着ています。流行のないものは、いつまでも使えるし、例えばネクタイの太さは細い→太い→細い・・・って必ずブームが戻るので、それまで使えば必ず流行に追いつけますよ(笑)。