いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

小沢vs小泉の第1R

2006年05月17日 23時17分18秒 | 政治って?
ニュースでしか見てないが、小沢さんの「技あり」だったのではないかと思った。「一本」とまでは行かなかったかもしれないが。


最も関心の低いと思われるような部分を鋭くついていたかもしれない。小沢さんは十分分析して、事前準備の成果が出たのではないかと思う。小泉さんが今ひとつ関心を持っていなかった部分なのではないだろうか。その弱点を予め調べていて、教育についての「制度論」を持ち出してきたのだと思う。それは、「小泉さんが答えられない」ということを―しかし「小沢民主なら言える」ということを―演出する為の、周到なテーマ選択だったのだろう。小沢サイドの指南役は、中々スグレモノであるかもしれない。黒子が誰なのかは、全く判らないのですけれども。


小沢さんは、隙を与えない、という戦法を選択したのだろう。今までのロボ岡田くんや前原くんの場合だと、たぶん攻めてくるだろう、という事前予想が可能な部分を、ひたすら「攻め込むぞ」という気合で突破しようとしたのだが、いつも小泉さんの「泥沼流」的なイナシにあってしまっていた。小沢さんの採った戦術は、「小泉さんに言わせない」ということを目標としていたのだろう。言うなれば、「搦め手」からの攻めであったと思う。

「よく知らないこと」というのは、咄嗟にいい答えは思い浮かばないものでしょう。相手の「顔」や「物言い」にもケチを付けられないし(笑、汗ダクでいきり立ってる岡田くんや舌鋒鋭く突っ込もうとする前原くんとかのように)。となれば、ごく普通の一般論でしか話せない。そこに小沢さんの狙いがあった。「小泉さんは『教育行政』の仕組みを知らない」=「教育行政が何たるかも知らないで『教育基本法』改正ですか?爆」というメッセージを印象付けることができる。


相手の土俵に乗せられずに、しかも、「何だ、知らなかったんですか」ということを示すことには成功しただろう。小泉さんとて、今更「米百俵」や「稲むらの火」なんぞを持ち出すわけにもいかず(笑)、はぐらかしもできなかった。小泉さんの「うまさ」を封じる作戦は、狙い通りだったのではないか。どことなく「燃焼不足」な感じの自民党側では、「横綱相撲」(by武部幹事長)のようなコメントがあったが、小泉さんの顔色が変わって、平凡な答弁しながらも、「何かいい答え」を頭の中で探し次の言葉を思案していた様子がハッキリと出ていたと思う。


次の対決では、小泉さんの方も油断を引き締めて来るだろう。



ところで、全然関係ない話ですが、安倍ちゃんの話題。
ポスト関連などではなく。

町村先生の所(Matimulog jugement安倍晋三、名誉毀損訴訟に勝訴)に出てたのを忘れてました。ちょっと触れようと思っていたのに。

安倍ちゃん勝訴、ということらしいです。


謝罪広告等請求事件


意外に額が少ないので、そうなのか、と。謝罪広告はダメだったようですが。
今後も、似たような訴訟が出てくるのかな?例の朝日の一件とか。他の雑誌とか。確か提訴を検討するとか何とか言ってませんでしたか?


それと、前は判決文の先頭には事件番号とか出てなかったのですが(参考記事)、どうやら改めて頂いたようです。大変判りやすくなりました。後は、できればコピペが可能な方がありがたいな、とは思いますけれども。いっぺんに要望してもダメですよね。すみません。