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オール人力狙撃システム試作機

酸素缶発売だそうですが

2006年05月21日 19時01分43秒 | 俺のそれ
ボツネタで見たので、探してみました。

【 carview 】 ニュース - ガムよりも効く眠気覚まし、コンビニ業界初の携帯酸素缶が登場


酸素は体にいいと思っている人がきっと多いのではないかと思いますが、そうとも言えないこともあります。

実は酸素にも中毒症状があります。普通に「酸素中毒」と呼ばれています。特にスキューバダイビングなどをやっている人たちには、常識として知られているかもしれませんね(ああ、「海猿」という映画をやっていますね。潜水士の出てくるやつですね)。


一般的には短時間の高濃度酸素吸入で病的な状態になることはないと考えられていますが、長時間の酸素吸入を続けると、肺に病変を生じたりすることがあります。また、酸素分子から生成されるスーパーオキサイドの発生なども、障害や老化などの原因として研究されています。


他に有名なのは、未熟児網膜症でしょうか。直接原因かどうかは判っていませんが、一般に高濃度酸素の吸入によって、発生リスクは高くなると考えられています。つまり、人体にとっては、酸素は「毒」の一種であると考えられます。従って、量的には「ほどほどに」というのが、望ましいと思われます。


酸素バーだったか、リラックスの店などで酸素が出るとか言うのですが、私自身は行ったことがありません。田舎だから、というのもあるか。そういう店が近隣にはないので(笑)。


因みに、運転中などの眠気は、二酸化炭素濃度が上昇した空気(狭い空間内に自分の呼気を出し続ける為に、普通の空気よりも高濃度である可能性があるんじゃないかな)を吸入するので眠くなるんじゃないかと思われ、その場合は窓を開けて車内を換気すればほぼ解消されると思うんですけどね・・・まあ、どうなんでしょうか。「たくさんの酸素を吸う」よりも、「二酸化炭素を吐き出す」方が眠気は覚めると思われますが、実際にどうなのかは判らんので・・・


それから、呼吸器系に慢性の病気がある人の場合、高濃度酸素の吸入によって呼吸抑制が起こることが有り得ます。健康な人は、二酸化炭素濃度が上がれば呼吸が促進されるようにできていますが(CO2 drive)、肺病変などによって定常的に二酸化炭素濃度が高い状態の人では酸素濃度によって呼吸が促進されていることがあり(O2 drive)、「酸素濃度低下=呼吸促進」なのに、高濃度酸素吸入によって「酸素濃度上昇=呼吸抑制」となって、呼吸困難となる可能性が考えられます。なので、そういう病気のある人は、高濃度酸素吸入は注意が必要です。


こんなことを書くと、何だか商売の邪魔してるみたいですね。
悪気はありません、本当に。
多分発売前には社員とかモニターとか、たくさんやってると思うし。

好評だったから発売だと思いますよ。うん。


あと、私は医師ではないので、間違っているかもしれないですから、各自できちんと調べたり、専門家の意見に従うようにして下さいね。



米朝平和条約?

2006年05月21日 15時14分35秒 | 外交問題
罠?それとも、見せ金みたいなものでしょうか?

Sankei Web 国際 米政権、北朝鮮との平和条約交渉を検討0518 2046

以下に記事より抜粋。


18日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、ブッシュ政権が平和条約締結交渉の開始など北朝鮮に対する「広範で新しい取り組み」を検討していると報じた。北朝鮮が求める金融制裁解除は拒否するものの、同じく北朝鮮が要請した平和条約交渉に応じることで、昨年11月以来中断中の核問題をめぐる6カ国協議再開に向け、局面打開を図ったといえる。

米政府高官らの話を引用した同紙によると、新政策はライス国務長官やゼリコー国務省顧問が主導して策定され、ブッシュ大統領も北朝鮮が6カ国協議に復帰すれば、承認する見通しという。核問題とともに、平和条約交渉や経済協力、人道問題を話し合う。条約交渉の形式としては、朝鮮戦争の休戦協定(1953年)当事者である米朝、中国に加えて、韓国の参加を想定している。

北朝鮮は米側との交渉で、休戦協定に代わり平和条約を締結したいとの意向を伝えていた。米政府も昨年9月の6カ国協議で、北朝鮮の核放棄を明記した共同声明が採択されたことを受け、核放棄の具体的な交渉が始まった段階で、平和条約交渉も開始することには前向きだったが、北朝鮮が金融制裁を理由に協議再開を拒否したため、検討は中断していた。




これは、本当なんだろうか?とちょっと思ったけど、番長(米国)が態度を軟化させれば、北朝鮮への誘き出しを中国がやってくれる、とか?北朝鮮が最も怯える「解体」をしないということを、米国が国際社会の中で「約束」するから、安心していいよ、と。


参考:
米国の思惑
北朝鮮の求めるもの


北朝鮮が交渉の「人質」としているのは、「核問題」ですけれど、「人質を放すならば、危害を加えないと約束しよう」というのが、米国の態度ということになるかと思います。北朝鮮に対して、「だから立て籠もってないで、人質を解放し、おとなしく言うことをききなさい」と。米国としても、イラク・イランに続いて、北朝鮮までは手が回りません、というところでしょうか。


条約交渉には当事者の米朝と中韓ということで、日本が外されている。日本の立場は、基本的には「拉致解決」なので、「核問題」の交渉や条約には関係ないよ、ということでしょうね。まあ、そういう扱いを受けるだろうね。前にも触れましたが、北朝鮮と米中韓の関係が進展してしまえば、特に核問題で合意ができてしまうと、日本の拉致問題への協力は得にくくなるかもしれません。なので、日本としては、条約交渉の進み具合を見ながら、「拉致・人権問題」の同時解決か、日本単独でも拉致問題解決の糸口を見つけなければならない。これは結構難しい。米国に、「条約締結の前提条件として、必ず拉致解決を」という日本の要求を飲んでもらえるかどうかであるが、この材料としては米軍再編・イラン問題あたりでしょうか。牛肉輸入再開は、まだ使えるの?さすがに、もうダメかな。使っちゃった?


もしも、「日本抜き」で米朝交渉が進んでいき、中韓がそれなりの役割と援助を約束したりしてしまうと、拉致問題解決は遠くなる可能性があるかも。

それとも、日本が米国にお願いしたの?態度硬化を緩めてくれ、って。そうだとすれば、米国とのシナリオはできているだろうから、「拉致解決なくして条約締結なし」ということになるので、それはそれでいいけど。でも、本当にそんな工作を日本側ができているかな?何だか疑わしいけど・・・。


条約交渉の枠組みが基本としてきた6カ国協議の延長とかでなく、完全な日本抜きの体制ですので、これは単なる米国側の方針転換としか見えませんけどね。どうなるんでしょうか。