ギョーザ事件のほとぼりが冷めやらないまま、今度は冷凍インゲンの薬物中毒事件が起こった。これで益々中国産品に対する疑念は深まり、その安全性については世界中の誰も信じてはいないであろう。正確な情報というものは殆ど外部には出されず、管理体制や汚染原因などが不明なのだから当然であろう。皮肉なことに、現時点において確かなことは、中国人からさえも安全性を疑われているということだけかもしれない。
こうした安全性への疑念というのは、食品や医薬品だけに留まらない。
以前にIBMのPC部門が中国企業に売却されてレノボが誕生したが、レノボ製のラップトップを米国政府機関などが購入してもよいかどうかが審査対象となった。特に、米軍での使用については、機密漏洩の疑いがあった為に、レノボ製パソコンを使用可能かどうかについて慎重に審査されていたはずだ。それくらい、中国製の電子部品について敏感になっていたということであろう。その後レノボは審査をパスし、米軍で購入してもよい対象となったと報じられていた。
こうした見るからに「中国製」というのが判るものならば製品審査などによって対応することができるが、一部の部品だけに使われていたりすると、どこに「made in China」が仕込まれているのか直ぐには判り難い場合もある。しかもそれが粗悪な模造品に過ぎないとか、悪質な海賊品であったりすると、事態は深刻になっていくだろう。恐るべきことに、この危惧は現実のものとなってしまっているのである。
中国製の偽造半導体部品が米軍に流入:NBonline日経ビジネス オンライン
この記事中で述べられているように、軍需産業を構成する企業等を通じて米軍にまで「中国製」が入り込んでいるのである。まるで正常細胞に取り付いているウイルスのようなものだ。見かけは他のと変わらない。しかし、実際には中国で製造された偽装品であり、時には誤作動や情報漏洩の機能を発揮できてしまうのである。電子製品内に膨大に存在している何の変哲もないチップの一つであるはずが、獅子身中の虫―外人さんたちに馴染みのある言い方なら「トロイの木馬」―のような役割を担っているかもしれないのである。軍用品の全てをくまなく点検するというのは、非常に難しい。それこそ気が遠くなるような数のチップを調べねばならない、というのは、あまりに非現実的なことだからである。けれども、ウイルスのように仕込まれたチップは、静かに潜んでいるだろう。来るべき何かの機会をじっと待っているであろう。まさにウイルスの潜伏期のようなものだ。
ただの「a chip in pottage」ならば粗悪品がごく僅かに混ざっていようと実害はほぼないかもしれないが、「Chinese chips in munitions」がshamであり「トロイの木馬」であろうものなら、米軍その他軍隊にとっては打撃となるであろう。かと言って、全ての製品の調達・流通経路を洗い出して、「China free」を達成することは容易ではない。どこかにshamが潜り込ませてあると、その軍用品は感染したのも同然だ。
こうしてChinese chipsが米英軍内部に深く浸透していくのである。他の国々についても同じであるかもしれない。これをくい止める有効な手段というのは、あまり多くはないだろう。たとえコストが多額になってしまったとしても、昔のように軍用品は純国産として自前調達を進めるとか、他の信用のできそうな国(例えば日本だ)の部品だけにするといったことくらいだろうか。
「China Pollution」は、軍用品・食品・日用品等々さまざまな経路で拡散しているのだ。
こうした安全性への疑念というのは、食品や医薬品だけに留まらない。
以前にIBMのPC部門が中国企業に売却されてレノボが誕生したが、レノボ製のラップトップを米国政府機関などが購入してもよいかどうかが審査対象となった。特に、米軍での使用については、機密漏洩の疑いがあった為に、レノボ製パソコンを使用可能かどうかについて慎重に審査されていたはずだ。それくらい、中国製の電子部品について敏感になっていたということであろう。その後レノボは審査をパスし、米軍で購入してもよい対象となったと報じられていた。
こうした見るからに「中国製」というのが判るものならば製品審査などによって対応することができるが、一部の部品だけに使われていたりすると、どこに「made in China」が仕込まれているのか直ぐには判り難い場合もある。しかもそれが粗悪な模造品に過ぎないとか、悪質な海賊品であったりすると、事態は深刻になっていくだろう。恐るべきことに、この危惧は現実のものとなってしまっているのである。
中国製の偽造半導体部品が米軍に流入:NBonline日経ビジネス オンライン
この記事中で述べられているように、軍需産業を構成する企業等を通じて米軍にまで「中国製」が入り込んでいるのである。まるで正常細胞に取り付いているウイルスのようなものだ。見かけは他のと変わらない。しかし、実際には中国で製造された偽装品であり、時には誤作動や情報漏洩の機能を発揮できてしまうのである。電子製品内に膨大に存在している何の変哲もないチップの一つであるはずが、獅子身中の虫―外人さんたちに馴染みのある言い方なら「トロイの木馬」―のような役割を担っているかもしれないのである。軍用品の全てをくまなく点検するというのは、非常に難しい。それこそ気が遠くなるような数のチップを調べねばならない、というのは、あまりに非現実的なことだからである。けれども、ウイルスのように仕込まれたチップは、静かに潜んでいるだろう。来るべき何かの機会をじっと待っているであろう。まさにウイルスの潜伏期のようなものだ。
ただの「a chip in pottage」ならば粗悪品がごく僅かに混ざっていようと実害はほぼないかもしれないが、「Chinese chips in munitions」がshamであり「トロイの木馬」であろうものなら、米軍その他軍隊にとっては打撃となるであろう。かと言って、全ての製品の調達・流通経路を洗い出して、「China free」を達成することは容易ではない。どこかにshamが潜り込ませてあると、その軍用品は感染したのも同然だ。
こうしてChinese chipsが米英軍内部に深く浸透していくのである。他の国々についても同じであるかもしれない。これをくい止める有効な手段というのは、あまり多くはないだろう。たとえコストが多額になってしまったとしても、昔のように軍用品は純国産として自前調達を進めるとか、他の信用のできそうな国(例えば日本だ)の部品だけにするといったことくらいだろうか。
「China Pollution」は、軍用品・食品・日用品等々さまざまな経路で拡散しているのだ。