いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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円高で日本だけが助かる

2008年10月24日 23時21分50秒 | 経済関連
大笑い。
ちょっと見てなかったけど、いつの間にか90円台まで行ったんだと。

いいか、日本のおバカな企業経営者たちよ、この有様をよく見ておけ。
威張っていた輸出企業のお偉いさんたちが、この事態をどうするか見物だな。


そもそも、日本の輸出のGDP比は大体17%程度しかないのだよ。実額で約80兆円程度に過ぎない。輸入はこれよりも若干少なかったけれども、純輸出が15兆円程度の時でもGDP比ではたったの3%未満でしかない。
今年は原油高の悪影響を受けたので、純輸出はほぼゼロかマイナスだ。なので、外需要因というのは、ほぼ無いだろう。所得収支の減少は影響を受けるかもしれないが、経常収支が大幅なマイナスとなるというわけでもないだろう。


日本を代表する輸出企業のバカどもは、「日本で利益なんか出ない、海外に資金を残しておけば得だ」ということで、ドルやユーロなんかの外貨で数兆円規模の資金を置いてきたんだそうだよ(笑)。それらの評価額は、多分円換算で大幅に目減りしたであろう。欲に目の眩んだ拝金亡者たちが招いた結果に過ぎない。

企業努力で利益を出してきただって?

大企業経営者が偉いから利益が出るんじゃない。経営者が本当に偉いなら、円高だろうが何だろうが利益を稼げるはずだろう(爆)。あなた方が人並み外れて優秀だったから、企業利益が増えていたんじゃない。単に経済環境に「恵まれていた」からだ。それはたまたま幸運だった、ということだけだ。

思い知るがいい。


今こそ、経営者の能力が問われているんだよ。
環境の厳しい時にこそ、稼げる人間が能力があるんだよ。苦境に立たされた時にこそ、経営能力が反映されるのさ。

おバカ経営者は、海外にたんまりと金を置いてきて、円高で価値が大幅ダウンとなってしまったんだとさ。ドブに金を捨てたようなもんだな。海外で利益が出るんだ、日本でなんて利益なんか出ないんだから安い給料で働け、みたいに豪語していた連中は、輸出が不振になったからといって文句を言うんじゃない。

この円高で輸入額が抑制されるから、純輸出額は再びプラスに転じるかもしれんね。良かったじゃないか。貿易依存度はこれまでよりも下がるから、内需拡大を頑張ればいいんじゃないか?
成長率の寄与度で見ても、外需が1%を超えたのは、過去10年で1度しかない。07年は外需の寄与度が大きかったが、それ以外は成長率の1%にも届かない水準でしかなかった。マイナス寄与は2度あったが、民間消費は98年の1度きりだった。つまり、民間消費を確保することが最も効果があるのであり、それを怠って輸出企業が金を日本にもたらさなかったことへの天罰だな(笑)。

もう一度言う。純輸出のGDP比は2~3%程度しかなく、今年度で言えばこれまでは貿易黒字はほぼゼロなので、成長への寄与度なんて期待できるはずもないのさ。輸出企業は、特に優秀な経営陣が揃っておいでのようだから、まあ頑張れ。


もっと日本に目を向けよう。
日本人の為の経済基盤を作っていこう。

人々の幸せの為に、お金を使っていこう。
そうすれば、必ず道は開ける。
自分の為に使うんじゃない。ちょっぴり、人の為に使おうよ。
誰かの為に、使ってあげようよ。
そうすることで、日本の経済はきちんと成り立っていくだろう。


日本を代表する大企業よ、今こそ反省せよ。
国内の犠牲の上に、あなた方の金を生み出してきたことを。
そして、円高でその稼ぎを大幅に棄損してしまったのだ、ということを。
自業自得だ。


ところで、英国は思った通りの有様だったようだよ。

英、16年ぶりマイナス成長=金融危機で打撃、一段と悪化も(時事通信) - Yahooニュース

【ロンドン24日時事】英国民統計局が24日発表した今年第3・四半期の同国実質GDP(国内総生産)伸び率(速報値)は、季節調整済みで前期比マイナス0.5%となり、四半期ベースでは1992年第2・四半期以来、16年ぶりのマイナス成長に転落した。
 同国は、直近では先進国で最長の景気拡大を続けてきたが、成長をけん引してきた金融サービス産業が信用不安の影響で大きな打撃を受け、実体経済の停滞を余儀なくされた。 

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規制があるせいで、市場が閉鎖的だから成長しないって?(笑)

まあヨソの国のことだから、どうでもいいか。

ヨソの国の「不倫」は、英国では「ロマンス」(笑)

The Cityではロマンスが盛んだから、いいんじゃないか?
どん底に逝って、市場原理主義の厳しさを味わうがいい。それがあなた方の望みだったのだろう?良かったじゃないか。資本主義を満喫できて。

それに、今こそ、Economist誌やFTその他メディアの存在意義があろうというものだ。

栄えある大英帝国が危機に立たされた時にこそ、正しい答えを教えてくれることだろう。賢明なる記者諸君や、経済通の大勢いる国が羨ましいね。
「一発解答!これが市場経済だ!市場原理こそが最上理論だ!」

ポンドがいつまで持つか、楽しみだわな。
まあこれまでに積み重ねてきた経済成長という「大きな貯金」(笑)があるだろうから、今後は借金返済に勤しんだらいいと思うよ。

いよいよ本物の「ビッグバン」到来だな。
大丈夫だよ、何たって女神ブリタニアが付いているんだから(笑)。




総理が飲むべき酒はいくらでなければならないか?

2008年10月24日 16時31分48秒 | おかしいぞ
これって何なの?

京都新聞

20日夜、秘書官と出掛けたとされるホテルオークラ東京(港区虎ノ門)のバー「ハイランダー」。200種のスコッチウイスキーが売り物だ。焦げ茶色のいすの背が、照明を受けて輝く。

 1杯1000-3000円台が中心で7350円の高級品も。首相は1本2万5200円のバランタインをボトルキープ。1杯なら1365円だ。

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あのね、一国の宰相が一杯「1365円」のウイスキーを飲んでいるから、何だってのよ?
アフォですか。
こんなのどうだっていいじゃん。政治に何の関係があるわけ?
総理大臣だったら、総理官邸で「第三のビール」(笑)でも飲んどけ、ってことか?

以前にオラウータンが、、、じゃなかった、間違えました。
森元総理が小泉総理のもとを訪れた時みたいに、缶ビール片手に高級チーズのミモレットでも食ってりゃ、マスコミは満足なわけ?


まったく何を言ってるんですかね。
高級レストランとか、高級料亭とか、高級ホテルとか、そういうところで飲食してきたのは、過去の政治家たちなんてみんなそうじゃないか。今更何を言っとるんだ。それとも、貧乏人と同じ生活しろ、とか言うの?


これまで大マスコミの高給取りたちが、政治家や官僚にくっついて行き、共に飲食して奢ってもらってきたんじゃないの?
○○機密費(orその他モロモロの名目)から出すからいいんだよ、なんて言って、あんたらも共に食ったり飲んだりしてきたじゃないの。それをなんですか。ご相伴に預かります、なんていって、一緒に食ってる連中なんてごまんといたじゃないか。何なら、年配の記者諸君だの、政治評論家だの、そういうタカリ専門のコバンザメみたいな連中に聞いてごらんよ。みんな少なくとも一度は政治家か官僚や役人と一緒に食った経験があると思うよ。あんた方は「役得」とか言って、食ったんだろが。


それにだな、普通のホストクラブとかに行ってみ?
1本10万円だの15万円だのというシャンパンを、年端の行かない若い女の子だのアラフォー気味の独身女性だのが、男に一気飲みさせたりしてるじゃないの。これは一般人だわね。だろ?
おっさんだって、銀座あたりの座って5万立って10万、じゃないと思うけど、高級クラブだのに行ってる連中がいるんじゃないの?
それとも、東京から離れた場末のフィリピンパブあたりに行って、1万2万と使ってる一般人だっているんじゃないの?(行ったことないけど。長野県民とかじゃないしw)
キャバクラとかでボトル入れたりしてw数百万使っていた元リーマンあたりもいたそうじゃないか(テレビでやってた)。元プロデューサーだったか、民放だろうとNHKだろうと、裏金だのリベート&ピンハネだので愛人囲って高級クラブで豪遊とかしてたじゃないか。
京都のお茶屋にしたって、座るだけで何万も払うんじゃないの?
映画の『舞妓ハーン』でチラッと見ただけだから詳しいシステムとか金額は知らんけど、相当金を使うんじゃないのか?
京都では、それは普通の人が利用するのではなく、特別高貴な身分の方々だけが利用しているのか?
「みのもんた」に聞いてごらんよ、飲み代に毎晩いくら使ってるか。
麻生総理の比じゃないだろ。

そういうことは棚に上げて、人の酒代をあれこれ詮索するのは何の役に立つの?
要するに、難癖付けてるのと同じだろ。


ボ、ボ、ボクだって、これまでに最高に払った「グラス一杯」は、数千円ってのがあったぞ。

結婚して間もなくの頃、奮発して(死語?)妻を高級ステーキ屋さんに連れて行った時のことだ(今から15年くらい前)。

お店のおじさん(執事みたいなイデタチの人)にシャンパンを勧められたんだが、高いからいらないと思ったのに、妻が何を思ったか「シャンパン、いいわね(=注文したい)」とか、すかさず言ったもんだから、断りきれなくなってしまったことがあった。
妻は値段を知らないからそんなこと言うんだ、一体いくらすると思ってるんだ、グラス1杯が何と「7000円」もするんだぞ!!と、内心思ったよ。
帰りにお会計できなかったらどうしよう、とかちょっとドキドキしたぞ。

これが噂に聞く、生まれて初めて飲む「ドンペリ」とかいうシャンパンだったらしい。

よく考えると、今ではホストの兄ちゃんたちが一気飲みしてるようなやつだ。
うううっっ、オレの人生って……。
まあいい。


庶民派のオレだって、こんなに高いシャンパンを飲んだことがあるんだ。
総理がそれより安いウイスキーを飲んだからといって、どうってことないじゃないか。他にも、一杯2千円以上もする「珍しい日本酒」だって飲んだことあるよ。
大した自慢じゃないけど。


いずれにせよ、どうでもいいような話題に、マスコミはぐちぐちと五月蠅すぎ。
自分たちの行いを棚に上げて、他人に何を求めているのか、まるでわからん。



都合が悪くなれば「ルールを変える」のが欧米式(笑)

2008年10月24日 13時13分36秒 | 経済関連
市場原理主義を完全に捨てるつもりなのか?ガイジンさんたちは。
海外で時価会計を止めよう、みたいな「泣き言」を言ってるからといって、何も日本までもが足並みを揃える必要性なんてないんじゃないか?そんなにコロコロと会計ルールを変更されたら、会計士さんたちだって困るんじゃないですか?


NIKKEI NET(日経ネット):経済ニュース -会計士協会長「時価会計凍結に反対」

(一部引用)

日本公認会計士協会の増田宏一会長は23日の記者会見で「金融商品の時価会計を凍結することには賛同できない」と述べ、金融業界などが求めている時価会計の一部凍結議論に反対の立場を表明した。
 金融商品の価格下落により、銀行などの決算で自己資本比率が低下すれば企業への貸し渋りにつながるとの懸念がある。これに対し増田会長は「会計基準は経済の実態を表す物差し。基準の変更で(会計上の)自己資本比率を変えるのは本末転倒」と指摘した。

=====


日本人は過去に散々騙されてきたのに、今度もまた騙されるのかな?(笑)
会計基準が違うから、日本は「時価評価会計にスレ」とあんなに文句タラタラ言われた挙句、会計業務が「閉鎖的だからダメなんだ、もっと市場開放しろ、日本は規制が多すぎる」と不満を出されていたんじゃないか。

例えば、国内監査法人へは強権が発動され、次々と解体されていった。まさに、NHKドラマ『監査法人』に出てきたように、日本の監査法人は外資の餌食になっていったんじゃないか。

PwCやKPMGに飲み込まれ、乗っ取られていったようなもんじゃないか。
で、今度は時価会計を止めてくれ、と欧米金融機関が泣きつくというのは、一体全体どういう了見なんだよ?
欧米の言い分は、常に「自分たちの都合のいいようにルールを変える」ということだけだ、って、これまでにも何遍も指摘しただろ?そんなもんに、日本が合わせる必要性なんてない。日本人の会計士たちの意見を通すべきなんじゃないのか。もしも、全世界的に完全統一基準みたいな会計制度にするのであれば、それはそれで準拠していかねばならないだろう。けど、かつて日本が苦渋の決断を迫られ、辛酸を舐めさせられたことを忘れたのか。


続・イルカはサメになれない~幻想崩壊

これがホントの「これはひどい」(笑)

こんなとこで、欧米人のご都合主義に合わせてやる必要性なんかない。彼らにも同じく、時価会計の「厳格監査」をやってもらう。それが「市場の信頼」を高める透明性というヤツだ。債務超過なら債務超過ということで、「ハッキリ」させてもらう。市場の淘汰こそが、「正しい」のだろ?(笑)
処刑人は、大統領でも財務長官でもFRB議長でもない。

市場だ。
彼らの信奉する市場に、サクッと処刑してもらえばよい。
そうすれば、直ぐに楽になれるぞ。
断頭台に上がったマリー・アントワネットの心境がよくわかるだろう(笑)。


かつて、日本の輸出が悪の根源だ、と彼らは喚き散らしていたではないか。
だからルールを変えろ、と。

市場が閉鎖的だから株価が下がるんだ、と、ハイエナだかコヨーテだかサメだかハゲタカだか知らんが、説教を垂れていたではないか。大株主の言うことを聞け、さもないと「訴えてやる」ともの凄い剣幕で怒鳴り込んできたではないか。その時にも、ルールを変えろ、と言ったでしょう?

そんなのウソっぱちなんだよ。
再三再四言っただろ?
欧米人は自分の都合が悪くなると、ルールを変えるという「超自己中心主義」なだけ。
今まで日本に文句を言ってきた連中は、今こそ大反対の運動をやるべきなんじゃないのか?
例えばフェルドマンさんとか、表に出てきて時価会計原則を貫けと米国に直言したらどうだ?(笑)

日本市場が閉鎖的で、ガイジンが投資しないから日本企業の株価は低いって?(笑)
ハア?
彼らが来るようになってから「株価が上がった」んじゃない。見てみろよ、この有様を。
彼らが来るようになってから「株価は下がった」んだよ。確実に金を持ち逃げされたのさ。

日本人が長年築いてきた資産を超安値で買い、それを売っぱらって益出しし、トンズラしていったんじゃないか。この期に及んで、彼らの言い分通りにする必要なんかない。時価会計は実施させるべきだ。

今この時こそ、欧米の金融機関に対して「厳格査定」を監督機関がやり、不良債権を強制的に処理させるという「竹中式」を実施したらいいんじゃないか?(爆)
何だったら、竹中氏を招聘して、「竹中プラン」でも実行してもらえよ。そうすれば、アラ不思議、株価は反転して急に景気が回復することになるらしいから。効果覿面じゃないか。
で、ダメな銀行は潰せばいい。
別に金融機関が潰れても、経済には大して影響はないらしいから。
ドンドン市場淘汰を受けるべきだろうね。

政府が余計な手出しをすんな、っていう経済学者は大勢いるんだから、放っとけ。
市場の好きにさせてやれや。
それこそが「市場原理」だろ。

ああ、それから、サブプライムローンがあったお陰で「貧乏人も家を持つことができたんだから」みたいな、正当性を肯定する意見もあるみたいだけど、それは貸出がきちんと機能していた場合だけだろうね、多分。
貧乏人に住宅取得減税や金利負担補助等で、1軒当たり1千万円の公的補助をした場合、10万軒で1兆円、仮に公的資金と同額規模の70兆円を投入するのであれば、700万軒分の家が建つ。サブプライムローンで家を取得でき、差押えにならなかった人たちの数って、一体どれくらいなのだろうね。これら補助の1軒当たり金額を500万円に減らしたら、1400万軒分にもなるね。

サブプライムローン残高は約1~1.3兆ドル程度とか言われていたので、全て貸倒となったとしても損失額はコレが上限ということになり、一部は差押え物件で回収されるはずだろう。なので、世界中にこれほどまでの経済損失をもたらすようなものではなかったはずなのだ。全部貸倒でもこうはならない、ってことだ。公的資金枠はほぼ全部に匹敵しているといってもいいかもしれない。サブプライムローンの半分を公的資金で補助し残りを個々の住宅取得者が払えば、それでハッピーだったんじゃないか?延滞や差押えも非常に少なく済んだかもしれないね。リーマンが破綻して負債総額が60兆円以上とか言われていたけれども、これも防げたんではないのか?(笑)

済んでしまったことだから、別にどうだっていいんだけどさ。
こんなことになるなら、サブプライムな方々に破綻しないように数十兆円プレゼントしてやれば、ここまで負のスパイラルを食らい、損失を拡大することもなかった、ってことなんじゃないの?(笑)
けど、現実の市場というのは、誰かが破産したり、壊滅的な損失を食らうまで「数十兆円」もの資金をプレゼントしてあげよう、なんてことは思いつかないのさ。数百兆円規模で失ってからではないと、金を出せないのだよ。それなら、初めから住宅取得者たちに健全な資金提供や援助を与えておけば、ここまで酷い状態にはならなかった、ってことだろうね。


市場原理って、本当に素晴らしい!
だから、時価会計でお願いね>欧米諸国

透明性、これが大事なんでしょ?
市場においては。


ちょっと追加ですけど、原油価格の談合みたいな体質は何故誰も文句を言わないのか、不思議ですね。

独占価格みたいな、価格調整をOPEC等産油国に認めるのは何故なんでしょう?
需給に基づく価格形成なんかじゃなくて、ただの「談合」でしょ。カルテルを大きくして表立ってやってるけど、実質的には統制価格でしかないでしょう。非OPECの原油価格にしても、OPECの価格にロックされてるようなもんだし、生産量調整にも依存しているでしょう。これって、何で欧米は止めさせないわけ?

他の生産物、例えば小麦とか鉄鉱石とか金とかダイヤモンドとか、そういうものも、生産国がカルテル形成して価格統制みたいなことをやってるの?違うんじゃないの?

だったら、原油だけ認めているというのは、疑問だけど。
でも、産油国の持ってる金を目当てにしてるから、文句を言わないだけなんじゃないですかね。まあ、そういうようなことだわな。欧米の言う経済原理なんてものは、ほぼ有名無実ということだな(笑)。