いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

外為特会を巡る争い

2008年10月18日 17時00分54秒 | 経済関連
民主党あたりから意見が出されているわけだが、これまで日本の財務省や政治家がいかに無能か、ということを示しているのではないだろうか。無能でないなら、円高になると為替損があるので、云々というご意見は出てこないだろう。円高になると損するので利用には制限がある、というのは、ただの言い訳に過ぎないだろう。要するに、これまでとは「変えたくない」、というふうにしか見えない。


マスコミだとか、財政の専門家だとか、そういう連中も一体これまでにどんなことを提言したりしてきたのか、疑問に思うね。何十年もやってきて、急にあれこれと文句を言ったり騒いだりするという連中だって、何もしてこなかったことに変わりはない。


外為特会の為替損を気にする前に、どうしてこれまでに何らの対策も取ってこなかったのか、ということについて考えてみるべきだろう。日本人の言論層だか知識層だかというのは、何か役に立ってきたことがあったのか?正しい知識や対応策を伝えてきたのか?そういうことを一切やってこなかったのに、追及局面になると文句だけは必ず言う。「何故~~をしなかったのか、何故損したのか、誰の責任か」みたいなことばかり。

そんな心配をするなら、もっとはるか以前から為替差益がある時点で円に戻しておけば良かっただけなんじゃないの?
円に戻せばいいだけだろ。それができない財務省がバカなだけ。
それとも何か?外務省あたりから文句が出るとか?(笑)
国会議員が何百人も揃っていながら、これまで資金規模を漸減させるといった対策を取ってこなかったに過ぎない。知識人だかマスコミだかが、外為特会の金額をもっと減らせ・半減させろ、みたいに提言し、そういう国民運動でもやってきたのか?
違うでしょ。何もやってこなかったんだよ。政治も知識人も無能だっただけ。


だから言ったろ?何度も書いたでしょ?

続・緊急経済対策―「翔べ、日本」(笑)

円高が進んでしまった後ではドル売りはできないので、必ずしも為替損を回避できるわけではありません。しかし、米国債売却益が期待できる局面では益出しして、その売却資金で原油先物売をやってさえおけば、大幅な利益をもたらしていたでありましょう。原油先物価格はほぼ半減したのですから、140ドル以上で売っておけばかなりの利益になっていたのではありませんか?平均の売り価格がどの程度になったかは判りませんが、損失なんてなかったでしょう。今年春頃から売っていたとしても、十分利益が出ましたよ、きっと。他の商品市場にしてもそうです。

利益が確保されていたなら、為替損が多少あったとしても円に戻すことはできたでしょう。
けれども、いくら言っても彼らはそうしなかった。愚鈍な亀の如く、迅速に行動できない。で、円高が100円水準に進んだ今更になって「為替損が出たらどうしよう」って、アホかいな。

原油先物価格が低下すると、日本国民は助かる、外為資金の為替損を軽減できる、ということで大チャンスだったんじゃないか。それなのに実行しなかった。まあ、これが日本の実情なんだわ。
財務省は一体何の為にあるんですかね?
考えないのであれば、もっと給料の安い人間にやらせるといいよ。


米国は緊急事態になると、法律を通すまで数日とかで実行するが、日本は決してそうはならない。
政治が良くなるなんてことが期待できるんか?
民主党ばかりではなく、自民党にだって財務省出身者たちは大勢いるだろうに、どういうわけだか長年放置してきただけなんじゃないの。

結局、誰がなっても同じなのかもね。
考えるだけ無駄。
行政内部の人間たちが大勢いても、やっぱり改善策が出されてこなかったのは同じだもの。