いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

ちょっとしたジョーク

2008年10月23日 20時49分51秒 | 俺のそれ
金融危機ネタのジョークが流行ってるらしいので、私も考えてみましたよ。


・沈みゆく船

沈みゆくタイタニック号の救助にポールソン号が現れた。

ポールソン号の船長は言った。

「溺れている者を急いで助けるんだ!」

暫くすると、最も早く救助された「sharks」で満員だった。

(心の声:サメだけ救ってどうすんだよww「shark」は勿論……の意。)



・栄転

ある金融機関のCEOが従業員に言った。

「この会社は絶対に潰さない。大丈夫だ。安心してくれたまえ」

従業員たちは安堵し、さすがウチのボスだ、と思った。

すると、CEOは続けて言った。

「何故なら私が財務長官になるからだ。引き続き私が経営する」

(心の声:それって、ひょっとして「国有化」ってやつ?)



うーん、ダメだ、センスがない。
あと、当事者性が欠けているので、なんつーか、心の底から滲み出るようなリアルさがない。近日首になった金融機関のサラリーマンとかなら、きっといいのが思いつくのではないかな、と。



マスコミは「スクープ」から何を学んだか

2008年10月23日 19時38分17秒 | 社会全般
東京都で起こった、頭蓋内出血の妊婦死亡の一件ですけれども、何故このような事態が起こったのかと言えば、恐らくは奈良の事件が影響した可能性はあるだろう。妊婦であったこと、頭蓋内出血の疑いがあったこと、受け入れ先が直ぐには決まらないということ、これらが似た状況であった。あの時のマスメディアの報じ方は一体どうであったか、それをもう一度振り返ってみるべきであろう。

一大スクープだ、医療ミスだったんじゃないか、そういう「特ダネ」姿勢で一次医療機関や搬送先の高次医療機関に対して、バッシングの論調を展開していたのはどういった人々であったのか、よく思い起こすべきだ。


スクープだ、と書いていた、何とか新聞の支局長だっていたのではなかったか?
テレビでも散々医療側の責任追及という論調だったのではなかったか?

奈良の妊婦死亡事件について

続・奈良の妊婦死亡事件について


あの一件から、何を学んだというのか。
どうして、同じような事態を招いてしまったのか。
あの一件で、医療側を追及するのではなく、「搬送システムの問題なんだ、もっと人員を強化しなければならないんだ、拠点を増やさねばならないんだ、救急システムを改善強化しなければならないんだ」ということに気付いてさえいれば、こういう事態は防げたかもしれないのに。しかし、そうした方向には意見が進むことはなかった。だから、似たような事態が起こるのだ。

遅すぎたのさ。
読売新聞が先日医療改革の提言みたいなものをようやく載せていたが、時既に遅し、だ。
奈良の一件の後で、「何を強化したらよいのか、どう改善策を考えるか」というような取組みを開始していれば、もっと違った状況は生まれていたかもしれない。しかし、医療側の怠慢を追及するかのような論調が大勢を占めてしまい、幾度となく「たらい回し」として受け入れ拒否をした側の非難だけが繰り返された。だから今回の一件が起こってしまったのだよ。それを助長し加担していたのは、医療の実情に目を向けることなく、06年以降に起こった「医療サイドvsマスコミ」みたいな闘争だけに利用していたマスコミなのだ。


命でコストを払う社会

こうした警句は、大抵は届かないのさ。特にウチのようなオメガ級ブログで何を言っても、大勢の人たちには何も通じないのだよ。まあ、しょうがないわな。所詮、匿名ブログに過ぎないからね。

そうして、報道によって新たな被害が作られていくのさ。問題の解決を遠のかせ、誰か別の犠牲者を生み出す。その結果が、この一件ということだろうね。