いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

都合の悪い事実を黙殺する人々

2010年06月12日 19時04分14秒 | 外交問題
散々笑っておきながら、どこぞの方々というのは、ロシアの調査団の発表は無視らしい。


『具体的に完全に特定』とか豪語しておったのは、どこの誰なのかな、って話だな。
再掲しておきますか?

はてなブックマーク - 韓国政府公式発表「天安沈没は北朝鮮による魚雷攻撃によるもの」と断定 : 週刊オブイェクト


よく知らないけど、いつも見かける信者っぽい人たちも一斉に黙ってるみたいなんですが、「見たいものだけを見る」に徹しているのかな?

何が「完全に特定」なんですかね。



話はとぶけど。

日本って、日銀(笑)や官僚だけじゃなく、マスコミもそうだけど、それ以外の普通の人たちも含めて、間違ったから訂正するよ、ってことが、基本的にないってことなのかもしれんな。


一つのことだけじゃないんだよね。
今回のことだけには限らない、ってことなんですよ。


上限金利引き下げ問題の時だって、そう。
データとか、客観的な根拠とか、そういうのを考えないし見ないし、出して来ないわけさ。主張の根拠をつき崩されてるのに、それでもまだ頑迷に固執し続けるんだな。破産者が激増する、とか言い募っていた人たちが誰一人として訂正するでもなく、認めるでもないんだわ。ネット上は広かったけれど、そんな人間を、ただ一人として見てないんですよ。


「かんぽの宿」問題だって、そうだったでしょ?
数字を見るまでは信用できない、って百万回言ってるのに、注目度の高い連中ときたら、その後の会計検査院の指摘が出されたって、日本郵政の財務諸表が出されたって、赤字50億円の言い分が崩れたって、減損会計処理がオカシイのが分かったって、誰一人訂正するわけでもなけりゃ、振り返るでもなけりゃ、自分の主張の誤りを認めるでもないわけ。
今、警視庁に任意事情聴取されているらしい木村剛だって、その典型だったでしょう?他にも有名な連中はいたけれども、みんな同じようなもんさ。


今回の韓国哨戒艦の件も同じだわ。
あれほど米韓を中心とする合同調査団の報告書を奉って、それに反対や否定的見解を言ってる人間を陰謀論と片付けて笑っていた連中が、今になって何一つ言わない卑怯者だらけなんだよ。


こういう気質の人たちってのは、共通なんだな。
自分(たち)こそが(絶対に)正しいって、盲信して疑わないんだ。反論にも耳を貸さず答え(を考え)ないばかりか、自分(たち)の論理性とかをやたらと高く評価し、必ず他の権威を借りてくるんだよ。

まさしく「虎の威を借りるキツネ」ってやつだ。
オレだって、そんなに色んなことが分かるわけじゃないから、いくつかの論拠を用意してきたりするよ。そういう時には、ある程度の専門家の意見というのを重視する。それはそうだよ。だけど、考えてみて、納得がいかないな、というものに対しては、やはり全部を鵜呑みにするわけにはいかないわけで。たとえ、それが高名な学者さんであろうと、反論の根拠を提示できるものは提示して、反対の主張をしてきました。経済学分野に関するものは、そういうのが割と多くあったかもしれない。


いずれにせよ、「都合の悪いことにはスル―」という連中ばかりなのだな、とは思ったね。

今の民主党のマニフェストがどうのとか言うのは、きっと特別なことなんじゃなくて、日本人の中に広く存在している性質なんじゃないのかな、と思わないでもない(笑)。


逆に、自分の孤独な戦いというのが、本当に虚しくなる。

正しい事実とか、考え方とか、そういうのが重要なんじゃない。
いかに上手く見せるか、ということだけ。

間違っていようが、出鱈目だろうが、何だって一緒なんだよ。
マスコミをみたって、そうでしょう?
間違いをいくら言っても平気なんだよ。ウソ八百の出鱈目を言う人間の方が、世間では高く評価されるんです。事実を言う人間よりも、「誰かにとって都合のいいことを言える人間」の方が偉いんだよ。


だから、どこまで行ったって、何も変わりはしないのさ。

多数派が気付かない限り、どうにもできないってこと。
永久に少数派として、敗北するんだよ。

究極的には、自己満足でしかない、ってことだね。



深夜飲酒禁止の次は「ゴルフボール」

2010年06月12日 17時59分37秒 | 外交問題
ちっちぇー。
あまりに、小さいじゃないの(笑)。

米軍のゴルフボール対策を要請 相模原市が防衛相に - 47NEWS(よんななニュース)


いや、ゴルフボールだから小さいに決まってる、とかって話じゃなくて。
年間たったの8個くらいだから、全然大した話じゃないじゃない。
神奈川県の米軍では、地域住民に配慮とか、努力してくれるのはそれはそれで別に構いませんが、今一番の問題は「沖縄の海兵隊」ですから。


ボールが飛んでくるのと、普天間の被害とでは、比べようがありませんよ。


そんな対策よりも、もっと根本的な問題を言っているのです。




映画『沈まぬ太陽』

2010年06月12日 13時00分18秒 | 俺のそれ
これが現実のJALの話と通じているかどうかというのは、判らない。
しかし、ほぼ同様のことが「国民航空」ならぬ「日本航空」の中で起こっていたとしても、何らの不思議もないと思えた。それほど、日航が腐敗していたのだ、ということなのではないか。

これと同じような感覚というものは、自分の中にもあったと言えるだろう。そういう点では、非常によく判る映画であった。

食いものにされたJAL


組合活動と報復人事、懲罰的な業務を強いるなどというものは、何も物語の中だけの話ではないだろう。内部告発者や偽装派遣問題などについても、同じような差別的取扱というものが見られたからである。

信念とは何か、信念を貫くことの犠牲の大きさ、そういったことを考えると、果たして同じ立場の時にどうするか、というのは考えた。家族やその他全てを犠牲にしても、信念がそんなに大事なのか、と。それは結局、自分本位なだけなのと何が違うのか、と。


耐えることのできる人間は強い。
だが、そういう人間は決して多くはないのではないか。

それは、計算高く合理的な人間であればあるほど、そうなるんじゃないのかな、と。まさしく『トランスポーター3』に登場する悪役のボスが吐くセリフみたいなものだ。時代遅れの妙な頑張りこそが、邪魔な存在になってしまうのだ。
チッチッチ、「いまどき利得と損失、無駄と効率、そういう時代なんだよ」と。


その方が、楽ですもん。

だからこそ、そちらの方に力がつくんだよ。
悪の方が、強い勢力と力を持てるんだよ。


それに抗う術があるのか、私にはわからない。