いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

情けは無用

2010年06月06日 17時37分01秒 | 俺のそれ
あるパン屋がある。

ここに、たった一つだけ、激辛わざび入りのクリームパンが売られているとしよう。パンを買いに来る普通の人たちには、全く見分けがつけられず、ただのクリームパンにしか見えないのだ。これは店主がわざと紛れ込ませていたものだ。

そういう時、たまたまパン屋に買いにきたお客が、他のパンには目もくれずに、一つしかないわさび入りパンを取り上げて、「このパンは少し変じゃないか?何かおかしいですよ」と店の人に言ったとしよう。

このわさび入りパンの存在を知っているのは、店主とパン焼き職人だけだとすると、どうしてその客がたった一つのわさび入りパンを見分けることができたのか、ということを疑問に思うであろう。いくつも他にパンがあるのに、何故正確にそのパンを取り上げることができたのか?種類も数も豊富に置いてあったのに、どうやって特定のパンだけを見分けられたのか?

店主は、「きっとパン焼き職人が、こっそり情報を漏らしたのではないか、あの客に裏で教えておいたのではないか」というふうに疑うのではないだろうか?

普通の思考力の人間ならば、そういうことを考えるだろう、ということさ。
あてずっぽうに取り上げたって、こんな偶然などあり得ない、と。そういうことなのだよ。大体、何故「このパンをください」じゃなく、「パンがおかしい」などということを言ったのか、というのが気になるわけだ(笑)。

これまでに、わさび入りパンを見破られたことなどなかったのに、どうやってあのわさび入りパンを見分けることができたのだろうか? 
これこそが、店主にとっては底知れぬ恐怖、ということになりうるのである。


そうして、泡食った店主は、うっかりパン焼き職人にこう問い詰めるだろう。
「まさか、お前がバラしたんじゃないのか?」と。

その姿がまんまと「実はわさび入りパンを紛れ込ませていました」という悪巧みを炙り出す結果をもたらすわけである。本当はパン焼き職人は漏らしてなんかいないんだよ。だが、店主がパン焼き職人を疑って激怒して、店から叩き出していたりする姿を見れば、わさび入りかどうかを確かめる術がない客であっても、「ああやっぱりな」と確認できる、ということなのさ。本当にクリームパンじゃないかどうかを、自分で食べて確かめられるわけじゃないんだから(笑)。店主の慌てた対応と職人を叩き出す姿は、「あのパンはクリームじゃない別なものが入っていた」という確信を持つに至らせる、ということさ。
店主が焦って問い詰めたりしなければ、確信を持つまでには至らせることなどなかったのさ。だけど、普通の人にとっては別にどうってことないのに、わさび入りの秘密を知っている人間にとっては、まさにギクリとするってことなんだよ(笑)。

そのさまこそが、意味のあるものということ。


じゃあ、どうやってその客がパンの異常を見分けることができたのかって?

特殊能力が備わっていて、透視でもできたんじゃないのかな(笑)。
ほら、昔から千里眼っていうじゃない。

理由が判らないからこそ、向こうには恐怖ということになるわけで。



これまでは、気を遣って「情け」をかけるべき、と考えたりもしたけれども、そういう甘い顔をしていると、増長するだけの傲慢な連中ばかりだということを思い知らされたよ。

情けを逆用し裏切るような相手には、お仕置きじゃなければ効果がない、ということがわかったんですよ。そういう相手なのだ、と。


だから、手厳しく追及してゆく、そういう方針に変更しておきました。
妥協も許すまじ、と。

あらゆる場面で、敵対的対応ということを助長してゆくことになるでしょう。
愚策を弄した代償というのは高くつく、ということを身をもって知っていただきとうございます。



ドラマ『新参者』と映画『アバター』

2010年06月06日 13時21分08秒 | 俺のそれ
新しいタイプの刑事ドラマ『新参者』は、毎週楽しみにしている。小技が利いているのがいい。細かいエピソードを織り交ぜているのも、好感が持てる。

「うそは真実の影」

とは、またうまいことを言うもんだな、と。


全体的な「事件の謎」というのは、勿論気になるのだが、それ以上に周辺人物に焦点を当て、人間そのものを描き出しているのがとてもよいのである。事件解決だけではなく、被害者以外にも存在する「被害者」を救うのも刑事の仕事と言い切る刑事、という人物像にも共感できるのだ。

ユニークなのは、定番の「連れション」シーン。
過去の例であると、女子トイレというのはよく使われてきたと思うが、男子便所(何故「トイレ」と言わず「便所」?笑)というのは斬新。昨今のトイレ・ムーブメント(そんなのあるか?)にもピタリと合っている。



それから、かなり流行遅れ(笑)ですけれども、『アバター』ね、DVDで見てみましたよ。映画館にはちょっと機会を逃して行けなかったですが、十分楽しめました。

感想を端的に言えば、『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』との合体したかのような世界・物語観、といった感じかな。
日本人には共感しやすい映画だ。私は、オヤジのくせに、もうね、滝のように涙がこぼれましたね。あの森の破壊シーンね、涙なくしては観られませんよ、本当に。2回目に観た時でさえ、泣けた。


麻痺(身体障害)を有する人間が宇宙に行くこと、自分の”分身”という存在、まあ色んな意味で「なるほど、こう使うか」と思いました(笑)。そして、キャメロン監督は、やはりうまいな、と。素晴らしいストーリー展開に仕上がっているな、と。
感情移入という点では、まさに大成功のアバターとなっていたですよ。映画中の主人公がまさしく私自身のアバターであるかのように、感情移入できる、ということです。それくらい、うまくできていた。

本当に、ナントカ賞級の傑作である。




韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~10(ちょっと追記)

2010年06月06日 13時14分33秒 | 外交問題
なぜ船底部に凹みができたのか?

公表された事故報告書には、この疑問への答えがなかった。


4月5日時点での、軍の広報、報道の内容というのが、よく出ている記事だ。

中央日報 -【海軍哨戒艦沈没】軍、魚雷が入った「カプセル型機雷」推定



4月当初であると、引き上げられた哨戒艦の船底部の凹みについて、整合的な説明というものが「思いついていなかった」ということである。

もしも魚雷爆発ないし機雷爆発でもよいが、そうした外部爆発であれば、船体が破断するということを説明できないわけではなかった。しかし、たとえ「バブルジェットの効果」であったとしても、整合的な説明ができない”所見”というものが見られた、ということである。


その所見とは何か?
船底部にできた、「C字型」の大きなくぼみである。


バブルジェットの効果で破断されたとしても、同じバブルジェットでは「C字型」の変形が説明できにくい、ということなのだ。


そこで可能性として浮上してきたのが、この「射出型機雷」という説、である。
それは、船底部にできたくぼみを説明できるものだから、である。

つまり、「球状物がまず激突して変形をもたらす」という説明が必要、ということである。
バブルジェットによる破断の前に、ということ。
このC字型の凹みが、単にバブルジェットで説明できるならば、何もわざわざ射出型機雷などというものを出してくる必然性というものがない、ということである。


拙ブログでは、何かドーム状のものが衝突してできた変形・圧痕ではないか、たとえば「潜水艦の先っちょ」のようなものなんじゃないですか、ということを指摘したわけである。


韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~8

『哨戒艦の破断面をみると、下面側にまるで「ドーム状」のような大きな凹面がついていたでしょう?
あれは、球状のような形状の硬い物体が衝突した際にできる圧力変形によるものではないのか?
まるで”原潜のノーズ部分”のような「ドーム状」の物体が衝突した際にできた圧痕のように見えるわけだ。そうして、まずはじめに、船は「への字」状に曲がってしまい、座礁したかのように船体が持ち上がるような動きとなり、その後に着水して逆方向に曲がって破断に至るというのは、考えられないわけであるまい。』


更に、こちらも。

大石英司の間違いを指摘できても、JSFの正しさの証明にはならない

『・魚雷爆発のバブルジェットで、艦底部に凹面状の永久変形が起こる

という現象について、その妥当性を検討することである。もし妥当だ、というのであれば、自らの論の組み立てについて示せるはずだ。疑いを持たず、正しいとして受け入れるとすれば、その受け入れ理由があるはずだからね。よく知らないけど、公式発表だから正しい、という論なのであれば、それはそれでいいが、それは「検察側提出の証拠なので正しい」といったような、鵜呑みにするのと同じである。』


それぞれの証拠について妥当性を検討する、というのが普通だろう。


因みに、過去の原潜との衝突事故で、大型艦側には凹みが観察された。一つ前の記事で紹介した、タンカーや揚陸艦に凹みができたということだな。
偶然の一致?
そういうことはあるかもしれない。

だが、バブルジェットでは、破断部の艦底にできていたC字型の凹面は説明されず、公表された報告書でも説明がない、ということは、いかにも不自然である、といわねばなるまい。そこには、何かが明らかにされていないのではないか、という疑念を生じさせるということである。


どうして破断面の観察結果から、「はじめに激突、その後に爆発」という見解が出されたのか(つまりは射出型機雷説)、ということをうまく説明できなければならない。
後から捏造された証言や証拠で固めても、矛盾は消えてなくなるわけじゃない。


隠し難い、或いは動かし難い物証というのは、他の追加可能な物証に比べて信頼度や重要性が高い、ということなんですよ。火薬成分比率の特定についても、一切公表された形跡がないようだが、米韓の調査団の頭脳程度では思いつかないということなんじゃないの?(笑)


そうすると、全く関係ない情報をひたすら流して、心理的効果を狙うくらいしかないというわけだな。

結局、彼らが決定的と言い張る証拠というのは、どこで見つけてきたのか分からないような廃品に、マジックで「1番」と書いただけのもの、ということだな。しかも、「あとがき」だから、拡大するとかしてしまえば、インクが乗ってる層が判明してしまって、バレバレだと思うけど(笑)。

なんて、杜撰な捜査なんだ。
大笑い。



7日16時頃:
ちょっと追加です。


前にも書いておいた(韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~7(追記後))けど、もう一遍書いておくから。



アメリカという国では、証拠を吟味する時には、次のようなことになっているそうです。

犯行現場から発見されたとされる凶器の銃と薬莢があったとしますか。
その銃はアメリカ製、弾丸もアメリカ製だった、と。

そして、何と銃にスミスって書いてあるから、スミスという名のアメリカ人が犯人だ、と言い張るんだそうです。それとも、コルトって書いてあると、コルトさんが犯人で間違いない、決定的証拠だ、みたく言い張るんだそうです。

ちょっとおまいさん、そういう思考は本当に大丈夫ですか、と何度も教えてあげているのに、全く意に介さず、しまいには「大統領が全面支持」という切り札(笑)登場なんだそうです。

【韓国艦沈没】オバマ大統領が調査結果支持表明 北朝鮮関与説裏付ける物証次々 (1/2ページ) - MSN産経ニュース


少なくともぼくは、たとえオバマ大統領が「調査結果を全面的に信頼し支持」したとしても、科学的・客観的といった基準に達しないものは信じることはできないし、支持しない。

こういうのは唯一役立つのは、権威づけ、ということだけである。

もし世界中の専門家がこれに同意するとするなら、もう大笑いですわ。