いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

これで経済学の専門家か?(笑)

2010年06月17日 21時45分31秒 | 経済関連
ホント、日本の経済学者とかって肩書きの連中ときたら、どうしてここまで独自の出鱈目理論を並べて平然としていられるのかな。本当に不思議。しかも、こういう手合いがマスコミなどに重用されたりなんかして、本を書いたりとかできると。羨ましい限りですな。


はてなブックマーク - 小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記:日銀の二重の誤り

はてなブックマーク - 小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記:デフレとは何か


日本の経済学界というのは、所詮この程度ということなんですかね。

学生からやり直せ、って言ってあげたいですわ。しかも、よく知らんけど名前をそこそこ売ってる人みたいなんですが、はっきり言って「デフレに関する議論について、殆ど知らない・理解してない・正しい知識を有してない」という感じです。
悪く言えば、素人以下ですね。

普通の無名の一般人ならば、害悪としては小さいと思うんですよ。だけど、ヘタに著名とか偉そうな肩書き(PhDとか笑)とかがくっついているだけに、もっと悪い。


デフレとは何か?
この偉い先生は、まずこの部分から自分の理解を深めるように勉強したらいいと思うよ。
定義が混乱しているだの、間違いを犯しているだの、あることないこと騙る前に、まず自分の混乱や犯している間違いを糺すべきだろう(笑)。


それに、例えば「デフレとは不況のことである」とか言ってる論文ってあるんですか?
この先生は、一体何が言いたいんですかね。
頭が悪いな。人口減少や挙げている理由というか、経済成長が期待でない構造だからデフレなんだ、みたいに盲信しているのかもしれないが、だとすると、実質成長がマイナスの国とかであれば、デフレに見舞われるというのか?(爆)

どんだけ物事を知らないんだよ、この先生は。
自分の脳内だけで完結させているんじゃないのか。そういう思考とか組み立てはやってもいいと思うが、せめて専門家ならば専門家らしく素人以上に正しく考えるようにしてはどうか、とは思いますな。


経済成長の起こらない社会では、結果としてデフレになる、というのであれば、そういう事実を集めてこい。

いいですか、これが日本の経済学教育によって生み出された著名経済学者とかいう人間なのだそうですよ。よく見ておけ。こういうのを、よく見ておきなさい、って言ってんの。

日本の経済学界というのは、本当の恥知らずな世界なのかもしれないですね。教える方がダメであれば、ダメな学生が量産されてゆくということになりますわな。その結果が、次のダメな教官を再生産するという仕組みになっている、と。

そういうのに感化された人々は、またしても「デフレは悪じゃない」とか喚きだす、と。
あなおそろしや。


全く論外ですね。




日中で共通通貨単位の創設を推進せよ~3

2010年06月17日 17時50分04秒 | 経済関連
我慢の限度を超えそうだ、ということらしい(笑)。

人民元めぐる忍耐は限界に達した=米下院歳入委員長 | ビジネスニュース | Reuters


もういい加減、為替自由化を進めろや、ということで、イライラが募る一方だった議会の方としては、「政府が待てというから待ってやったが、もう堪忍袋の緒が切れるぞ」と。


この前、外貨準備に米ドルなんて持つ必要がないよ、と、再び注意喚起をしておきました。

7日>日中で共通通貨単位の創設を推進せよ

8日>日中で共通通貨単位の創設を推進せよ~2


そうしたら、10日頃の記事ではガイトナー財務長官が「人民元改革が重要」みたいに牽制球を投げつけた、とかいう報道があったわけです。

米国が本気で恐れるのは、拙ブログで提案した通りの標準通貨を”米ドル抜きであろうとも”創設されることだ。為替や外貨取引に関する既得権益を失ってしまうから、というのもあるだろう。まあ、米ドルの通貨信認の低下に比べれば、ほんの微々たる損失だろうけれども。


ガイトナーを喜ばせる為に、はっきりと書いておくから。

中国の人民元が安いからダメなんだ、ということは、裏を返せば「人民元は高くなり、米ドルが安くなる」ことが達成されたらいいわけでしょう?(笑)
更には、米国が「脅威だ、脅威だ」と喧伝している中国に、米国債を大量に持たれるという心配もあるから、解消された方がいいでしょう?

これらを同時に満たせるのが、この共通通貨単位なのですよ。


各国が保有している米ドルは持ってる必然性がなくなるから、売られるわけである。現在外貨準備として積み上げられている米ドルなんて、大して役に立たないから売った方がいいってことなんですわ。これを共通通貨単位に全て置換するということになると、米ドルは必然的に売られてゆくことになる。そうするとどうなるか?
相対的に価値は低下することになるだろう。つまりは、米ドル安である。

中国人民元が共通通貨単位に加入しているなら、その分の貨幣需要が増すことになるから(経済規模からみてウェイトは小さくないだろう)、買われるということになる。結果的には、人民元高と米ドル安は達成されるだろう。良かったじゃないか。(笑)


米ドルは価値が高いから買われるということだけではない。成長力が高いから、ということだけもない。貨幣需要には、そういうもの以外だってあるわけである。それは取引通貨という意味合いなのである。
よく投資対象として米国は成長力があるだのという理屈を持ち出してくる連中がいるが、そんなの外貨準備高に関係ないし、自分以外の投資家が殆ど全部バカ、という前提でも想定しない限りは、大した意味などないとしか思えないわけだが。


(ちょっと寄り道:
仮に、みんなは気付かず自分だけが知っているような場合であれば、持ってる日本円全部でもいいので米ドルを買えば、将来時点―3年後か5年後か10年後か50年後かは知らないけど―で儲かっている、という理屈であろう。ゴール時点で比較すると、日本円で持っていた場合よりも米ドルで持っていてゴール時点の為替レートで換算すると総額は増えているだろう、ということだ。しかし、普通の状態ならば、多くの投資家はそういう儲け話があれば、そちらに資金を移動してくるはずである。つまり裁定が解消されるまで、為替変動などで調節されてしまうはずだ、ということである。なので、将来時点の儲けをどちらが有利か、というのは正確に判断できるはずがない、ということだ。もしそんなことが分かるなら、世界中の優秀な投資担当者たちが一斉にそうやってるっての。
だから、米ドルを買うのが正解とか、米国債は有利とか主張している連中というのは、競馬の予想屋みたいなもんなんじゃないですかね、という話だな。ゴール時点での比較がほぼ同じであるなら、米ドルで持っていようと日本円で持っていようと、おおよそ等価であるはずで、等価でないなら為替調節が不十分で裁定取引可能状態が継続しているという異例の特殊な状況、ということではないのですかね。)



2つ目の利点としては、米国にとって脅威と位置付けているらしい中国に、米国債を世界一持たれてしまうことを解消できるんですよ。それの何がご不満なんですか?(笑)
中国の外貨準備のうち米ドルが仮に2兆ドルとして、それが共通通貨単位に置換されてみるとどうなるかな?2兆ドル分の他の国の通貨が買われることになるわけである。米ドルは売られるわけだ。中国が持っていた米国債は、それに伴って売られることになるだろう。それか、償還されたら別な資産に置き換わってゆくはずである。


良かったですな。
米ドル安、人民元高が達成できて。


中国だって、米国から毎回文句を言われなくなって、問題解消。

よかった、よかった。