えー、一言で言えば、「よく頑張ったね」という映画だった。
思いのほか、大作。
興業的にはどうだったんですか?
超話題作とかにはなっていなかったように思うんですが、製作費が回収できたんでしょうか?
他人事ながら、ちょっと心配になります(笑)。
映像はキレイ、あの、山々を観るだけでも、十分見ごたえがある。
物語として、というだけではなく、音楽と映像を楽しむ、ということでもいいかもしれない。
そもそも、話のテーマが地味で、女性ウケしなさそう。
いわば「職人気質」の男たちが、うんうんと共感し納得させながら鑑賞する映画、という感じ。
この映画そのものが、ある意味「点の記」状態なわけで、映画中に登場する男たちが「地図を作る為だけに、苛酷な登山をする」ということに、まさしくぴったり重なる。
ホント、地図を映画に変えて、「映画を作る(撮る)為だけに苛酷な撮影をする」という過程が、この映画の真骨頂なのである。
なので、映画単体で稼げないかもしれないが、むしろメイキングと映画製作の過程そのものに、もっとスポットライトを当ててみると、大変面白いのではないかな、と思った。
インタビュー映像では、浅野と今をときめく役者の香川の対談形式だったが、あれはかなり面白かった。もっと監督とか、その他製作スタッフの話とか、そういうのはどうなんだろうか、と思った。
今度メイキングDVDが発売とか出てたと思うが、「プロジェクトX」的な何かがあると、もっと面白く鑑賞できるかもしれない。
まあ、噛めば噛むほど味の出る、スルメみたいな映画なのかもしれない。じっくりと幾度か鑑賞するといいのかも。
全然関係ないけど、電力会社とかで新人教育する時とかに、みんなで鑑賞するといいかも(笑)。
どんな山奥の雪山のてっぺんでも、高圧電線の鉄柱が通っているから、ああいうのと見るたびに、一体誰がどうやってこんな所に立てられたんだろうか、とか、ホント不思議に思うことはよくあったので。そういう先人の「苛酷な業務」なんかを想像するだけで、今後の保守業務にも力が湧いてくるというものではないかな。ああ、誰かが1本1本の電線を通してきたんだなー、と思うと、感慨深いでしょ?
この映画は、本当にそういうマイナーだけどプロフェッショナル感溢れる男(或いは女性)がみると、ジーンと来る映画なんじゃないかな、と。
最初の一歩を刻んできた男たち、みたいな。しびれる~
誰かが通れば道ができる、って、どんな仕事でも、そうでしょう?
それから、手旗信号ね。
あれは、素晴らしい通信手段だな。考えた人はマジに偉い。
携帯電話とか無線通信とかなくて、意思疎通を図る手段ですもんね。狼煙とかに比べれば、各段に色んな細かいことが伝えられるから。人間って、凄いね。
思いのほか、大作。
興業的にはどうだったんですか?
超話題作とかにはなっていなかったように思うんですが、製作費が回収できたんでしょうか?
他人事ながら、ちょっと心配になります(笑)。
映像はキレイ、あの、山々を観るだけでも、十分見ごたえがある。
物語として、というだけではなく、音楽と映像を楽しむ、ということでもいいかもしれない。
そもそも、話のテーマが地味で、女性ウケしなさそう。
いわば「職人気質」の男たちが、うんうんと共感し納得させながら鑑賞する映画、という感じ。
この映画そのものが、ある意味「点の記」状態なわけで、映画中に登場する男たちが「地図を作る為だけに、苛酷な登山をする」ということに、まさしくぴったり重なる。
ホント、地図を映画に変えて、「映画を作る(撮る)為だけに苛酷な撮影をする」という過程が、この映画の真骨頂なのである。
なので、映画単体で稼げないかもしれないが、むしろメイキングと映画製作の過程そのものに、もっとスポットライトを当ててみると、大変面白いのではないかな、と思った。
インタビュー映像では、浅野と今をときめく役者の香川の対談形式だったが、あれはかなり面白かった。もっと監督とか、その他製作スタッフの話とか、そういうのはどうなんだろうか、と思った。
今度メイキングDVDが発売とか出てたと思うが、「プロジェクトX」的な何かがあると、もっと面白く鑑賞できるかもしれない。
まあ、噛めば噛むほど味の出る、スルメみたいな映画なのかもしれない。じっくりと幾度か鑑賞するといいのかも。
全然関係ないけど、電力会社とかで新人教育する時とかに、みんなで鑑賞するといいかも(笑)。
どんな山奥の雪山のてっぺんでも、高圧電線の鉄柱が通っているから、ああいうのと見るたびに、一体誰がどうやってこんな所に立てられたんだろうか、とか、ホント不思議に思うことはよくあったので。そういう先人の「苛酷な業務」なんかを想像するだけで、今後の保守業務にも力が湧いてくるというものではないかな。ああ、誰かが1本1本の電線を通してきたんだなー、と思うと、感慨深いでしょ?
この映画は、本当にそういうマイナーだけどプロフェッショナル感溢れる男(或いは女性)がみると、ジーンと来る映画なんじゃないかな、と。
最初の一歩を刻んできた男たち、みたいな。しびれる~
誰かが通れば道ができる、って、どんな仕事でも、そうでしょう?
それから、手旗信号ね。
あれは、素晴らしい通信手段だな。考えた人はマジに偉い。
携帯電話とか無線通信とかなくて、意思疎通を図る手段ですもんね。狼煙とかに比べれば、各段に色んな細かいことが伝えられるから。人間って、凄いね。