いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

映画『剱岳~点の記』

2010年06月11日 19時31分17秒 | 俺のそれ
えー、一言で言えば、「よく頑張ったね」という映画だった。

思いのほか、大作。
興業的にはどうだったんですか?
超話題作とかにはなっていなかったように思うんですが、製作費が回収できたんでしょうか?

他人事ながら、ちょっと心配になります(笑)。


映像はキレイ、あの、山々を観るだけでも、十分見ごたえがある。

物語として、というだけではなく、音楽と映像を楽しむ、ということでもいいかもしれない。


そもそも、話のテーマが地味で、女性ウケしなさそう。

いわば「職人気質」の男たちが、うんうんと共感し納得させながら鑑賞する映画、という感じ。


この映画そのものが、ある意味「点の記」状態なわけで、映画中に登場する男たちが「地図を作る為だけに、苛酷な登山をする」ということに、まさしくぴったり重なる。
ホント、地図を映画に変えて、「映画を作る(撮る)為だけに苛酷な撮影をする」という過程が、この映画の真骨頂なのである。


なので、映画単体で稼げないかもしれないが、むしろメイキングと映画製作の過程そのものに、もっとスポットライトを当ててみると、大変面白いのではないかな、と思った。
インタビュー映像では、浅野と今をときめく役者の香川の対談形式だったが、あれはかなり面白かった。もっと監督とか、その他製作スタッフの話とか、そういうのはどうなんだろうか、と思った。

今度メイキングDVDが発売とか出てたと思うが、「プロジェクトX」的な何かがあると、もっと面白く鑑賞できるかもしれない。
まあ、噛めば噛むほど味の出る、スルメみたいな映画なのかもしれない。じっくりと幾度か鑑賞するといいのかも。


全然関係ないけど、電力会社とかで新人教育する時とかに、みんなで鑑賞するといいかも(笑)。

どんな山奥の雪山のてっぺんでも、高圧電線の鉄柱が通っているから、ああいうのと見るたびに、一体誰がどうやってこんな所に立てられたんだろうか、とか、ホント不思議に思うことはよくあったので。そういう先人の「苛酷な業務」なんかを想像するだけで、今後の保守業務にも力が湧いてくるというものではないかな。ああ、誰かが1本1本の電線を通してきたんだなー、と思うと、感慨深いでしょ?

この映画は、本当にそういうマイナーだけどプロフェッショナル感溢れる男(或いは女性)がみると、ジーンと来る映画なんじゃないかな、と。
最初の一歩を刻んできた男たち、みたいな。しびれる~

誰かが通れば道ができる、って、どんな仕事でも、そうでしょう?



それから、手旗信号ね。
あれは、素晴らしい通信手段だな。考えた人はマジに偉い。

携帯電話とか無線通信とかなくて、意思疎通を図る手段ですもんね。狼煙とかに比べれば、各段に色んな細かいことが伝えられるから。人間って、凄いね。



どうせ形だけなんじゃないの?

2010年06月11日 15時33分44秒 | 社会全般
前もやったが、結局は何も変わらなかった。

沖縄米兵、0時以降の基地外飲酒は禁止…無期限(読売新聞) - Yahoo!ニュース

(一部引用)

在沖縄米4軍トップのテリー・ロブリング在日米軍沖縄地域調整官は11日、沖縄に駐在する全軍人を対象に、午前0時以降の米軍基地外での飲酒を禁じた。3月から飲酒した米兵によるひき逃げ、当て逃げ事件などの不祥事が相次いだことを受けた措置。期限は設けていない。

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例の一件の時ね。

08年2月>米軍基地がある方が有利なの?

当時にも外出禁止にして、その後に米兵の犯罪は減ったんですかね?

そうとは思えないけど。


ルース大使も沖縄入りして、何とか沖縄の人々の懐柔を試みようとしているのだろうと思いますけれども、何度も言ってるが「覆水盆に返らず」だ。

壊したのは誰なのか?


もう、考えを変えることなど無理だろうね。

信頼は、一度失われると、回復までには多大な時間がかかるわけ。


だから、代替施設を作るのは断じて反対。
限界を超えたんだよ。
もう後戻りは不可能。


はっきり言うけど、米国に犠牲など何もない。
別に、米兵の外出禁止になろうと全然問題ないじゃないの。米国政府が困るわけでもなければ、ベーダーの腹が痛むわけでもなく、キャンベルの頭痛が酷くなるわけでもない(笑)。それはまあ冗談だが。


要するに、何らの代償もなけりゃ、痛みもない。

米国政府が日本の間抜け政権のケツを蹴り飛ばして得ることに成功した、共同声明がまるまま残っているわけで、その獲得成果に見合う犠牲なんてものは、アメリカ合衆国は”これっぽっちも”払ってないんだよ。

それを許すわけにはいかない。
巧言令色に騙され、それに靡くのは、程度の低いルーピー政治家だけでよい。


敬意なき人間というのは、そう変わるもんじゃない。

上辺だけの「口から出まかせ」なんてものは、どんな場面でも言えるし、パーティ会場で社交辞令だのおべっかだのを言うヤツはごまんといる。

薄っぺらなお世辞に心が動かされると思うか?(笑)



何度も言うが、もう手遅れだ。
情けも消えたんですよ。

言ったでしょう?

我々は、もう、「終わった」んですよ。


政治ゲームのブラフなら、ワシントンの住人同士で好きにやってりゃいい。

犬どもがうろついている中で、この国に未来などない。


完璧に敗北したが故の、後戻り不可能地点に到達してしまったのだ、ということです。

だから、考えを変えるつもりはない。