いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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菅直人新総理に送られる言葉

2010年06月08日 17時56分05秒 | 政治って?
いやいや、おっしゃる通りで。

菅首相に「米国の犬め!」の声―中国、万博訪問取り消しで(サーチナ) - Yahoo!ニュース

(一部引用)

鳩山前首相が、上海万博のジャパンデーへの出席を決めたが、菅首相は見送る方針を決めた。中国メディアは日本での報道を引用して、菅首相に近い議員の話として、「米国政府は、日米間に一層の緊張をもたらしかねない普天間基地の問題が解決していないのに(上海万博に出席するのは)、逃避行為だと、強い不快感を示した」と伝えた。

 同記事を掲載した、中国のニュースサイト「環球網」には、菅首相や日本を「米国の犬」と批判する書き込みが多く寄せられた。ご主人さまが不機嫌になれば、犬は外出できないとの主張や、日本人は哀れだとする書き込み、日本は主権がない国だから仕方ないとの皮肉がみられる。

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米国は、ゲーツ国防長官の訪中を断られたので、憤慨していたわけなんですよ。

その直後に、菅さんが真っ先に中国に訪れたりなんかしようものなら、烈火の如くに怒り狂うということになるわけですよ。米国が恐れているのは、ひたすら日本が離れてゆくことで、だからこそしつこく「共同声明を守るんだろうな」と外務省に念押ししてきて、外務省にいる手先どもが「米国さまは怒っておられる」と焚きつけているわけ。

大体、首脳会談がないのに上海に行けるわけがない、とか外務省の米帝の手先どもが言うんだが、だったら鳩山総理の時にだって同じく「行けるわけがない」ということになるのが道理ってもんでしょう?


ところが、鳩山総理は上海に行くという外交日程が決まっていたわけでしょう?

つまり、首脳会談がないのに行けるわけがない、という理由は後付けで出された、ウソ八百であり、立場の悪い米国が行かせるなと文句を言ったということなんですよ。


菅総理は、まあ、言ってみれば取引したんじゃないのかな?
新政権の支援を取り付ける代わりに、ご主人さまの言いつけを守る、ということさ。


菅直人は、左派の闘士なんかじゃない。
ただの腑抜けだ。
その証が、

・日米合意を踏襲することを約束
・郵政法案を今国会で可決

という約束である。

菅にとっては、「日本という国」よりも政権保持、ということの方が重要なのだそうだ。

チャンスをいかせない政治、ということだな。



日中で共通通貨単位の創設を推進せよ~2

2010年06月08日 14時08分25秒 | 経済関連
続きです。
以前の記事と同じようなことを言いますけれども、ご容赦願います。


さて、外貨準備に米ドルを大量保有しなくてよくなると、どうなるか?

米国は、国債の買い手を探すのに、これまで以上に苦労することになる。
これはどのような効果を生むだろうか?

これまでみたいに、安易な借金が難しくなる、ということだ。財政赤字はどうにか資金手当てをしなければならなくなる。すると、金利は上昇し、新たな米国債発行には歯止めがかかる、ということになる。これは、経済学的にみて、ごく普通の利点ということであるはずだ。
米国の借金残高というのは、過去数十年間で殆ど減少局面というものはなかった。何故、抑制されてきたというふうに見えるかといえば、「名目GDPを大きくしてきたから」である。


米国債が破綻して州政府が無事で済むなんてことはないだろうから、米国の政府債務返済が厳しくなれば、当然州政府債務も一緒にイカれるだろう。すなわち、一般政府債務が30兆ドルにも達するような場合、世界中がこの借金を背負わされるだけとなり、殆どが返ってこないだろう。この状態こそが、米国にとっての「too big to fail」という開き直りを誘発することになっているわけである。なので、米ドルの特権的地位を剥奪することで、借金圧縮に繋がるのであれば、カタストロフを予防する効果があるかもしれない。


共通通貨というものを、どのように考えるかということになるが、簡単なモデルというか概略だけでも書いておきたい。

標準的な国際通貨単位として、名称を決めましょう。うまいのが思いつかないので、また「キン」と呼ぶことにしますか。
主要な通貨拠出国を、順に数字を割り当てて名前を付けることにします。
管理運営を担う国際機関として、「国際準備通貨機関(銀行)」とでもしますか。

そうすると、日本、EU、中国、インド、ロシア、ブラジル、…等々、参加国の通貨割合を決めるということになります。その割合に応じて、各国が通貨を預ける、ということになり、各国は準備通貨を調節したい時には「国際準備通貨機関」に申し出て通貨バスケットに換金(または自国通貨に戻す)してもらう、ということになります。

国1  拠出金X1(%)
国2  拠出金X2(%)
国3  拠出金X3(%)

国N  拠出金Xn(%)

例えば、

 1億キン= 国1~国Nの拠出金総額

と定めると、1キンは合成通貨バスケット、ということになりますから、換金する時には各国通貨を割合分だけもらることになります。

この1キンに対する価値変動として、1日本円=○キン、1ユーロ=△キン、というふうに価値を定めることができるようになります。外貨準備には、これまでのドルとかじゃなくて、この「キン」を買うことになりますから、複数通貨を持つことと同じになります。そのことに重要な意味がありますよ、ということです。


これは、投信の仕組みにも似ていますね。投信の基準価格はたった一つ決まっていますよね。その投信の中身というのは、例えばファンドAにいくら、ファンドBにはいくら、ファンドCにいくら…、というふうにできるわけで、それぞれのファンドの価値変動が反映されて投信の価格が決定できるのですから。この投信は各種ファンドのバスケットと同じ意味あいですよね。そういうのと共通通貨単位が、仕組みとしては似ている、ということです。

ある投信の価格 =10000円 
○中身の構成 
→ファンドAの価格  6000円
→ファンドBの価格  4000円
→ファンドCの価格  9000円
  ……

投信の場合であると、各ファンドの価値変動によって投信価格自体が変動しますけれども、共通通貨の場合には相対的な価値が判ればよいので、

 常に投信価格を10000と表示した場合の、各ファンドの価格

を算出しておけばよい、ということになります。共通通貨の場合であれば、各ファンドが各国通貨という位置づけです。


仕組み自体がそう困難であるとは思いませんが、管理とか取引の利便性とか、そういうのをどの程度まで改善できるか、現行制度に近付けられるか、というのは各国の努力が必要ということになるでしょう。導入後の一時的コスト増加は避けられないでしょうが、一旦定着してしまえば、大きな問題はないように思います。

あと、拠出国の信用度の問題があるかと思います。
その国の通貨が暴落したりすると困るので、リスクの高い国については、拠出割合を小さくするなどの工夫が必要かと思います。できれば、あまり数を多くしない方がいいと思いますけれども、そうすると参加国から文句が出される、という危惧はあるかもしれません。



代弁者としての新聞

2010年06月08日 11時53分38秒 | 外交問題
これも、予想していた線と近いかもね。


岡本行夫氏の言う抑止力は韓国にこそ必要


この中で、次のように書いた。

『橋本政権時代に活躍したらしく、鳩山政権でも12月から交渉役として存分にアメリカの代弁者として、日本の国益を値切り倒してもらったみたいですね。こういう人間がいる限り、日本の国益なんて守れるわけがないとしか思えないわけですが、どうなんですか?

キャンベル・ベーダー路線の系譜に乗ってる人なんでしょうか?』


で、キャンベルには単独インタビューしたのが読売さんだった、と。

続々・日本の外務省とマスコミは日米関係を破壊するつもりなのか~カート・キャンベル国務次官補を巡る疑問


で、今度は、キャンベルじゃなくベーダーを出してきましたよ、と。

鳩山外交に混乱させられた…米高官が辛口批判(読売新聞) - Yahoo!ニュース

(一部引用)

ベーダー氏は、鳩山首相が昨年11月にオバマ大統領との会談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題の同年末までの解決を約束したのに、同12月になって、今年5月末を期限に沖縄県外への移転を模索する決定をしたことを「誤りだった」と指摘した。

 一方、菅新首相については、「普天間合意を実施する意図を明言した。オバマ大統領は電話での(菅氏との)会話に非常に満足していた」と述べた。

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そりゃあ、ベーダー的には満足だろう。鳩山政権にヤキを入れて、無理矢理サインさせたんだから。共同声明に「辺野古」と書き込ませたんだからな。

外務省の操り人形どもと、マスコミとの大技コンボを決めさせたわけだしね。


新聞には、どういった勢力とのコネクションがあるのか、というのは注意深くみておく必要があるだろう。