罠?それとも、見せ金みたいなものでしょうか?
Sankei Web 国際 米政権、北朝鮮との平和条約交渉を検討0518 2046
以下に記事より抜粋。
18日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、ブッシュ政権が平和条約締結交渉の開始など北朝鮮に対する「広範で新しい取り組み」を検討していると報じた。北朝鮮が求める金融制裁解除は拒否するものの、同じく北朝鮮が要請した平和条約交渉に応じることで、昨年11月以来中断中の核問題をめぐる6カ国協議再開に向け、局面打開を図ったといえる。
米政府高官らの話を引用した同紙によると、新政策はライス国務長官やゼリコー国務省顧問が主導して策定され、ブッシュ大統領も北朝鮮が6カ国協議に復帰すれば、承認する見通しという。核問題とともに、平和条約交渉や経済協力、人道問題を話し合う。条約交渉の形式としては、朝鮮戦争の休戦協定(1953年)当事者である米朝、中国に加えて、韓国の参加を想定している。
北朝鮮は米側との交渉で、休戦協定に代わり平和条約を締結したいとの意向を伝えていた。米政府も昨年9月の6カ国協議で、北朝鮮の核放棄を明記した共同声明が採択されたことを受け、核放棄の具体的な交渉が始まった段階で、平和条約交渉も開始することには前向きだったが、北朝鮮が金融制裁を理由に協議再開を拒否したため、検討は中断していた。
これは、本当なんだろうか?とちょっと思ったけど、番長(米国)が態度を軟化させれば、北朝鮮への誘き出しを中国がやってくれる、とか?北朝鮮が最も怯える「解体」をしないということを、米国が国際社会の中で「約束」するから、安心していいよ、と。
参考:
米国の思惑
北朝鮮の求めるもの
北朝鮮が交渉の「人質」としているのは、「核問題」ですけれど、「人質を放すならば、危害を加えないと約束しよう」というのが、米国の態度ということになるかと思います。北朝鮮に対して、「だから立て籠もってないで、人質を解放し、おとなしく言うことをききなさい」と。米国としても、イラク・イランに続いて、北朝鮮までは手が回りません、というところでしょうか。
条約交渉には当事者の米朝と中韓ということで、日本が外されている。日本の立場は、基本的には「拉致解決」なので、「核問題」の交渉や条約には関係ないよ、ということでしょうね。まあ、そういう扱いを受けるだろうね。前にも触れましたが、北朝鮮と米中韓の関係が進展してしまえば、特に核問題で合意ができてしまうと、日本の拉致問題への協力は得にくくなるかもしれません。なので、日本としては、条約交渉の進み具合を見ながら、「拉致・人権問題」の同時解決か、日本単独でも拉致問題解決の糸口を見つけなければならない。これは結構難しい。米国に、「条約締結の前提条件として、必ず拉致解決を」という日本の要求を飲んでもらえるかどうかであるが、この材料としては米軍再編・イラン問題あたりでしょうか。牛肉輸入再開は、まだ使えるの?さすがに、もうダメかな。使っちゃった?
もしも、「日本抜き」で米朝交渉が進んでいき、中韓がそれなりの役割と援助を約束したりしてしまうと、拉致問題解決は遠くなる可能性があるかも。
それとも、日本が米国にお願いしたの?態度硬化を緩めてくれ、って。そうだとすれば、米国とのシナリオはできているだろうから、「拉致解決なくして条約締結なし」ということになるので、それはそれでいいけど。でも、本当にそんな工作を日本側ができているかな?何だか疑わしいけど・・・。
条約交渉の枠組みが基本としてきた6カ国協議の延長とかでなく、完全な日本抜きの体制ですので、これは単なる米国側の方針転換としか見えませんけどね。どうなるんでしょうか。
Sankei Web 国際 米政権、北朝鮮との平和条約交渉を検討0518 2046
以下に記事より抜粋。
18日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、ブッシュ政権が平和条約締結交渉の開始など北朝鮮に対する「広範で新しい取り組み」を検討していると報じた。北朝鮮が求める金融制裁解除は拒否するものの、同じく北朝鮮が要請した平和条約交渉に応じることで、昨年11月以来中断中の核問題をめぐる6カ国協議再開に向け、局面打開を図ったといえる。
米政府高官らの話を引用した同紙によると、新政策はライス国務長官やゼリコー国務省顧問が主導して策定され、ブッシュ大統領も北朝鮮が6カ国協議に復帰すれば、承認する見通しという。核問題とともに、平和条約交渉や経済協力、人道問題を話し合う。条約交渉の形式としては、朝鮮戦争の休戦協定(1953年)当事者である米朝、中国に加えて、韓国の参加を想定している。
北朝鮮は米側との交渉で、休戦協定に代わり平和条約を締結したいとの意向を伝えていた。米政府も昨年9月の6カ国協議で、北朝鮮の核放棄を明記した共同声明が採択されたことを受け、核放棄の具体的な交渉が始まった段階で、平和条約交渉も開始することには前向きだったが、北朝鮮が金融制裁を理由に協議再開を拒否したため、検討は中断していた。
これは、本当なんだろうか?とちょっと思ったけど、番長(米国)が態度を軟化させれば、北朝鮮への誘き出しを中国がやってくれる、とか?北朝鮮が最も怯える「解体」をしないということを、米国が国際社会の中で「約束」するから、安心していいよ、と。
参考:
米国の思惑
北朝鮮の求めるもの
北朝鮮が交渉の「人質」としているのは、「核問題」ですけれど、「人質を放すならば、危害を加えないと約束しよう」というのが、米国の態度ということになるかと思います。北朝鮮に対して、「だから立て籠もってないで、人質を解放し、おとなしく言うことをききなさい」と。米国としても、イラク・イランに続いて、北朝鮮までは手が回りません、というところでしょうか。
条約交渉には当事者の米朝と中韓ということで、日本が外されている。日本の立場は、基本的には「拉致解決」なので、「核問題」の交渉や条約には関係ないよ、ということでしょうね。まあ、そういう扱いを受けるだろうね。前にも触れましたが、北朝鮮と米中韓の関係が進展してしまえば、特に核問題で合意ができてしまうと、日本の拉致問題への協力は得にくくなるかもしれません。なので、日本としては、条約交渉の進み具合を見ながら、「拉致・人権問題」の同時解決か、日本単独でも拉致問題解決の糸口を見つけなければならない。これは結構難しい。米国に、「条約締結の前提条件として、必ず拉致解決を」という日本の要求を飲んでもらえるかどうかであるが、この材料としては米軍再編・イラン問題あたりでしょうか。牛肉輸入再開は、まだ使えるの?さすがに、もうダメかな。使っちゃった?
もしも、「日本抜き」で米朝交渉が進んでいき、中韓がそれなりの役割と援助を約束したりしてしまうと、拉致問題解決は遠くなる可能性があるかも。
それとも、日本が米国にお願いしたの?態度硬化を緩めてくれ、って。そうだとすれば、米国とのシナリオはできているだろうから、「拉致解決なくして条約締結なし」ということになるので、それはそれでいいけど。でも、本当にそんな工作を日本側ができているかな?何だか疑わしいけど・・・。
条約交渉の枠組みが基本としてきた6カ国協議の延長とかでなく、完全な日本抜きの体制ですので、これは単なる米国側の方針転換としか見えませんけどね。どうなるんでしょうか。