新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

総選挙では岸田文雄の首だけでなく自公の壊滅を狙え

2021年10月03日 12時00分42秒 | 衆院選挙

昨日は、「総選挙まで『ゆ党』に惑わされるな『まっとうな野党』」というつぶやきの冒頭で、正式に自民党の役員人事が発表された結果を受けて、こんな記事を紹介した。
 
「【アベ友官僚 岸田官邸乗っ取り】(日刊ゲンダイ)
【だった一日で馬脚、もう消えた新政権の新鮮味】
案の定、人事で股裂き、傀儡露呈の岸田政権、人の言うことを聞くというのは安倍麻生のことだったのか。こうなると、唯一の売りの所得倍増と新自由主義からの脱却とやらも怪しいものだ』」
 
当然、ネット上でも「アベスガ継続内閣」とか「岸田さんの顔をした安倍内閣」などという声が多かった。
 
そして政治ジャーナリストも「今回の総裁選では安倍さんの一人勝ち」など言っていた。
 
しかし内実を深堀すると、どうやらそうではなさそうな情報が出てきている。
 
傀儡政権じゃなかったの? 安倍前首相が「岸田新体制」にブンむくれのワケ」(日刊ゲンダイ)
 
「安倍前総理が押し込もうとしていたのは、『高市幹事長』『萩生田官房長官』です。高市陣営を全面支援したことで、憲法改正などに消極的な菅政権下で離れた保守層の引き戻しに成功。だから、衆院選に向けた『党の顔』は高市氏がふさわしいとの理由です。岸田新総裁が選出された直後から細田派幹部に“アベフォン"をかけまくり、高市氏を幹事長に推薦するよう求めたそうですが、高市氏は町村派(現細田派)を飛び出した人。幹部は〈なんで、高市氏をやらなきゃならんのだ〉〈安倍前総理は派閥を離れた立場なのに〉と不満タラタラだった」
「さすがの岸田総裁も安倍前総理の要望丸のみは拒んだようです。落としどころが甘利幹事長で、麻生新副総裁の手前、安倍前総理も不満をのみ込むしかない」(自民党関係者)
 
さらには、政治評論家の本澤二郎の「日本の風景」ではこんな解説と大胆な見立てをしていた。
 
安倍の前途SOS!<本澤二郎の「日本の風景」(4222)
 

<細田・清和会の党内閣人事は反安倍ばかり=清和会OB分析>
 安倍晋三の死闘・七転八倒ぶりを伝えてきた清和会OBの、意外な分析を紹介すると、岸田の安倍傀儡の中身は「空っぽ」という。すなわち「忠臣・高市早苗を幹事長に据えるように必死で叫んだ安倍に対して、細田の清和会は、清和会を飛び出して安倍の私兵となった高市など、清和会は無関係と撥ねつけた。安倍は、さらに官房長官に萩生田を使えと ねじ込んだが、岸田は反安倍の松野を起用、国対委員長の高木も反安倍。岸田人事にびっくりしている。一見して安倍傀儡を誇示するような布陣だが、一皮むくと中身は全く違う」と解説したものだ。
 したがって、安倍は地団太を踏んでいると指摘した。「いい目をみているのは麻生太郎。自ら副総裁と、傷物の甘利を幹事長と、財務相に義兄の鈴木俊一起用でウハウハ。安倍と麻生の分断を実現した」とも。
 安倍は私兵の統一教会や日本会議・神主を動員して、高市に徹底してテコ入れしたものの、岸田と麻生に封じ込められた、というのだ。麻生派重用人事は、大宏池会構想への飛躍を計算に入れた作戦だろうが、その分、宏池会は党の要職全てを手放したことになる。
 岸田の足場は軟弱この上ない。野党が甘利を追及すると、屋台骨がぐらつくことになろうか。地球環境を考慮すると、政府党人事とも原発派が大挙して起用され、原発再稼働支持派ばかりである。本来であれば、脱原発派の河野太郎を幹事長に据えるべきだった。野党との激突の争点となろう。
<忠臣・高市の幹事長起用を一蹴した岸田文雄>
 隣国との戦争も辞さない、危険極まりない反憲法派の安倍側近女議員の登場には反吐が出るが、それにしても、これほどの極右女議員の登場は、自民党史上、初めてのことである。しかも議員票が、安倍の日本会議・統一教会の死闘の結果とはいえ、100票の大台に乗った。この10年の間に極右化した自公体制下の、怖い危険な極右自民党を裏付けている。
 岸田新総裁は、麻生の力も借りて、安倍の高市強要を跳ね返したものの、自民党政策担当の政調会長に起用するしかなかった。不評を買っても、高市を強力に支援し、党の要に押し付けようとした安倍の胸の内を、何人の国民が理解出来たろうか。
 「忠誠を尽くす人間は男にいない」という永田町の雰囲気を伝えているだろう。ちなみに、議員の金庫番というと、ほとんどが女性である。裏切らない女性は、裏返すと、自立しない女性の悲劇と関係している。其の点で、TBS強姦魔に挑戦して、一歩も引かない伊藤詩織さんを評価する所以である。彼女のような人物が、日本のトップに立つことが、民主主義の危機からの卒業を意味するだろう。すべからく日本の女性は、伊藤さんを学ぶ必要がある。
 岸田は、高市の暴走をどう制御するか。麻生と甘利に期待しているのかもしれない。もう一人いる。今回の総裁選で、突然、頭角を現した福田康夫の倅・達夫を総務会長に起用した深謀遠慮に驚く。彼は反安倍の筆頭である。
 宏池会の宮澤喜一が期待した、河野家と福田家の親密な関係を、岸田は今回後者に配慮したものだ。人事は情でも動く。
<福田達夫を三役起用の深謀遠慮>
 極右の安倍外交によって、日本は中国と韓国と北朝鮮を敵視、日本は東アジアから政治的に孤立する状態に追い込まれている。経済界が一番心配する点である。
 靖国参拝派政調会長を抑制する任務を、反安倍の総務会長・福田達夫に期待していると見たい。岸田の深謀遠慮に安倍も驚いているだろう。
 宏池会が最も嫌う岸信介の亜流・政調会長の高市を抑え込む任務が、反安倍で反靖国の総務会長・福田達夫ということになろうか。
<安倍の1.5億円事件を棚上げすると自民党は選挙で激減>
 過去に「犯罪の総合デパート」と揶揄された人物がいる。今もバッジをつけているから、この国の民主主義の危機は止む気配がない。いまやその地位を安倍が占めて恥じない。
 首相を辞めた現在も、林検察・上川法務は、遠慮して手を出そうとしていない。法務検察の堕落が、日本を狂わせている。岸田は分かっているだろうか。聞く耳を持っている、と公言するのであれば、安倍の河井1.5億円の始末をつける責任がある。つけないと総選挙大敗必死だ。
 1.5億円の使途は、安倍の宏池会壊滅作戦に使われた。安倍の祖父・岸の最大のライバルが、宏池会の池田勇人だった。池田の人脈を絶つための河井支援の安倍1.5億円であった。
 河井は、買収に使用していない、と検察に嘘をついた。それを東京地検特捜部は受け入れた。国民を欺いた河井と検察である。このことに国民は、怒り狂っている。「6400万円は機関紙代」といって真実に蓋した。どっこい、機関紙個人版は、党本部の活動費である。それ以外の機関紙代?ありえない。あるというのであれば、現物を見れば、自民党選対経験者なら、偽りを直ちに判別できる。
 河井は、印刷所がどこか、領収書を提示するしかない。河井の大嘘は、安倍への忖度なのだ。この分かりきった河井の大嘘を暴けば、安倍の大嘘も判明する。1.5億円の原資は、政党助成金である。血税なのだ。安倍の財布のカネではない。二階も知っている。自民党の金庫番も知悉している。むろん、菅も、である。
 どっちに転んでも、まず安倍の豚箱行きは確実であろう。清和会OBの見立てだ。日本を駄目にした安倍を逮捕しろ、の怒りの合唱は収まっていない。
<安倍の選挙区に山本太郎が野党統一候補で出馬も!>
 いいニュースも飛び込んできた。行動力と発言力で政界随一の山本太郎を、安倍の選挙区に出そうとする動きが、本格化しているという。
 野党統一候補・山本太郎なら、安倍を落選させることが出来るだろう。相手は神道・日本会議と統一教会である。公明党創価学会は、太田ショウコウを先頭に立ててくるだろうか。「もう大金を懐に入れた太田は、学会内で孤立している。信濃町も逃げるだろう。となると、山本に勝因ありだ」との事情通の分析が正確だ。
 安倍の心臓は、恐怖で高鳴っている!清和会OBの分析に納得したい。
2021年10月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
  
 
ところで、よせばいいものの、「『戦国武将に例えると徳川家康に近い』 岸田新総裁誕生、総裁選を通して“敵をつくらないタイプ"から“戦う男"に?」という記事で、テレビ朝日政治部の今野忍記者が通称「昼間の幽霊」lこと岸田文雄についてこう解説していた。 
 
岸田氏は自民党にはあまりいないタイプ、戦国武将に例えると徳川家康に近いと言われているという。
 「“泣かぬなら 泣くまで待とう ホトトギス"ではないが、ずっと我慢してきたわけだ。2018年の総裁選では安倍さんと戦うことを選ばずに、出馬しないで安倍さんの支持を取り付けようとした。その後、2020年の総裁選でも安倍さんは支持してくれなかったが、それでも基本的に悪口等は言わず、じっと我慢をしてきた。今回こそはと、憲法改正、女系天皇反対を言って、本来自分の主張だったと言われる選択的夫婦別姓、同性婚なども『慎重だ』と、イエスもノーも言わないようにした。安倍さんと安倍さんの支持層である保守層や右派の人にも票を入れてもらえるよう、じっと我慢をして、あいまい戦略でここまでやってきたところがある。基本的に政治家は“俺はああだ、こうだ"という人が多い中で、人の話を聞いて最後は自分で決めるスタイルの、永田町では珍しいタイプだ」

  
この記事に対してはこんなコメントがついていた。

そして、この「岸田短命説」を唱えるこの人が、総裁選の総括をこう分析していた。
 
安倍・麻生の指示と命令を無条件に「聞く力」 – 黒幕純正の憐れな忖度政権
 
大方の予想どおり岸田文雄が新総裁に決まり、党と内閣の人事内容が報道されている。幹事長に甘利明、政調会長に高市早苗、総務会長に福田達夫、官房長官に松野博一、財務大臣に鈴木俊一と顔ぶれが並び、まさに絶句させられる陣容となっている。想像をはるかに超える、正真正銘の安倍・麻生直系政権の立ち上がりだ。第3次安倍政権そのもの。安倍晋三と麻生太郎に対するあまりに露骨な忖度と盲従ぶりに、正直なところ度肝を抜かれた。安倍の言うことを「聞く力」。麻生の言うことも「聞く力」。岸田文雄が自慢していた「聞く力」の正体に恐れ入る。ここまで凄まじい「聞く力」の能力だとは知らなかった。政権の主要ポスト、ほとんど安倍晋三の言いなりになって細田派を並べ、麻生太郎のわがままな指図どおりに人選している。岸田文雄が独自に決めたのは、総務会長に若手を持ってきた点だけだ。抱腹絶倒の無抵抗と徹底従順。菅政権以上に独自色がなく、中枢部を安倍・麻生の系列で染め上げた布陣になっている。安倍晋三は笑いが止まらないだろう。まさしく安倍・麻生の純正政権。
今回の総裁選は、表面上は多様性を演出した4候補が政策論を並べ立て、テレビで自民党を宣伝訴求する儀式だったが、裏では厳しい権力闘争の契機と実態があり、実権を握る黒幕長老たちが生き残りを賭けて熾烈な鍔迫り合いを演じる過程だった。安倍晋三、麻生太郎、菅義偉、二階俊博の4人による生臭い党内抗争の喧嘩である。結果的に、4人の中で2人が脱落し失脚した。菅義偉が完全に影響力を失い、子分の河野太郎・小泉進次郎が干されて冷や飯の仕置きの幕となった。菅義偉が消えた。二階俊博も、情勢判断を誤って主流派に乗ることができず、幹事長ポストを失って無役の高齢者になった。二階派を維持するのは難しい。本人も消えるしかなく、二階派は崩壊して草刈場の運命だろう。4人の実力者のうち2人が生き残り、安倍晋三は党内での独裁支配権力をさらに強化して、超越的絶対的な闇将軍の地位を確立した。令和の妖怪となった。麻生太郎は、遂に副総理・財務相のポストを手放す段となり、政府から剥がされて党の重鎮ポストに移る身となったが、財務相に姻戚で派閥子分の鈴木俊一を送り込んで、なお財務省に睨みを利かせている。
総裁選の権力闘争のフォーカルポイントが、麻生派の行方と麻生太郎のポストの如何にあるという視角と関心を、9月の最初からずっと言い続けてきて、その進行と顛末に目を凝らしたが、結論的には、麻生太郎の失脚度は3分の1から4分の1程度の軽傷で、麻生派のボスとして党内で依然健在なままだ。幹事長と政調会長の要職を握り、自身が副総裁に座り、党執行部は安倍・麻生レジームで盤石で、岸田文雄は絵に描いたような軽い神輿の存在感になっている。9月初旬の時点の予想では、河野太郎がもう少し票で拮抗し、河野陣営と岸田・高市陣営(安倍・麻生)の対峙関係が峻烈になると踏んでいて、河野太郎は麻生派を割って出て一家を旗揚げし、麻生派は勢力半減して一気に権力から転げ落ちると考えていた。コロナ禍の沈静化が急速に進み、議員と支部が「選挙の顔」を不要とする情勢に変わったため、河野陣営が大敗してその図はなくなった。麻生太郎は派閥ボスの地位を安泰させ、安倍晋三との親密な関係を梃子にして権力を維持している。安倍晋三にとっても、盟友の麻生太郎を失脚させることはできず、極右の2人が同志として永劫に強固なコンビだから権力を万全にできるのだ。
さりながら、マスコミ報道が言うほど安倍晋三の権力が巨大化し、院政支配が絶対化されたかと言うと、必ずしもそうではない。安倍晋三が口出しして固めた政権体制の隙のない完璧さを見るほどに、すなわち安倍ヘゲモニーの絶倫に仰天するほどに、逆に、その権力の脆さ危うさを直感させられる見方を否めない。安倍晋三がここまで強烈に純正体制を固めるのは、やはり森友と桜の問題が再び蠢動するリスクに怯えているからだ。最初に一番手で立候補したとき、岸田文雄は、森友問題の再調査を否定しない素振りを見せていた。これを見た安倍晋三が逆鱗でクギを刺す動きに出、撤回させ、それでは足りず、当て馬だった高市早苗を本格的にテコ入れする右翼運動の蹶起に出た。総裁選の2週目(9/13-)から、高市陣営はハイテンションでエンジン全開となり、安倍晋三が全国県連支部に自ら電話攻勢をかけて票の上積みを図る総力戦モードとなる。議員票の切り崩し引き剥がしも、安倍晋三が汚い脅迫手口で直接に執拗に行った。高市早苗は、途中から - 政策干渉目的の - 当て馬ではなくなり、安倍晋三は本気で2位に潜り込ませる腹で戦略指導し、陣営指揮官として鞭をふるっていたのだ。
要するに、それだけ、安倍晋三は森友と桜の今後の不吉な事態の発生を恐怖しているのであり、岸田文雄の政権運営を猜疑しているのだという内実が分かる。神輿を信用しておらず、安心していない。何かあれば、すぐに岸田政権を転覆させ、再び総裁選をコールして高市早苗を据える構えだろう。政権の要所を安倍晋三の配下で固めたのは、岸田文雄の自由を封じるためと、いざとなればクーデターを起こす布石からである。露骨すぎる傀儡政権が出来上がったけれど、安倍晋三は決して満足していない。その腹の中は、当日夕の高市陣営での挨拶で口惜しさを滲ませていた口調から推察できる。安倍晋三が狙っていたのは2位であり、高市3位の戦略が本意ではなかった。口惜しさを滲ませていたのは、実は、高市早苗の党員票が思うように伸びなかった不具合に対してなのだと真相を看取できる。議員票は十分取れた。想定どおりに切り崩せた。最後は、二階派から河野太郎に積まれていた派閥組織票までもぎ取った。領袖の二階俊博本人を切り崩した(投票2日前の安倍・二階会談の事実を田崎史郎がテレビ解説で紹介)。だが、地方党員票は思うように取れなかった。意図した伸びを得られなかった。
高市早苗の党員票は、得票率19%の74票で、得票率7%で29票だった野田聖子の2.5倍の数字でしかない。県別の集計結果でも奈良以外はトップを取れず、ほとんどの県で3位に甘んじた。極めつけは山口県で、ここでは林芳正の運動が奏功して岸田文雄が1位を奪っている。安倍晋三が地元で林芳正に負けた。象徴的な敗北の絵だ。マスコミが持ち上げて喋々するほどには、高市早苗は地場でブームを起こしていなかったし、右翼のエネルギーを高揚させ沸騰させることに成功していたわけでもなかった。産経や読売や、安倍晋三の手下のテレビ屋たちが大袈裟に騒いでいただけで、安倍晋三の代理人である彼ら自身と右翼の専従業者がモメンタムを作ろうと扇動工作していただけだ。私はこの結果と真相にも注目する。地方の党員党友は、5chやツイッターで演じられた右翼祭りの動員と狂躁に乗らなかった。冷静だった。その点が安倍晋三の不本意なのだ。やはり、現場の空気は変わっている。地方の津々浦々で、安倍・麻生レジームに対する倦怠と食傷の気分が鈍く沈殿している。否、明確な忌避感として意識定着している。アベノミクスに対する否定の評価が揺るぎなく確信されている。どれほど右翼祭りで盛り上げても、最早、安倍晋三は地方の自民党のバイタルな英雄的アイコンではないのだ。
安倍晋三の威光と影響力は半ば過去のものになっている。現実の人々は、保守の思想的傾向の者でも、安倍・麻生時代の政策と文化からの転換を求め、安倍政治とは異なる価値観と方向性を求めている。耳をすませばそれが聞こえる。前回、私は総裁選のテレビを見ながら、自分自身の郷里の田舎町のことを思った。そこに住み暮らす商店街の店主や市議や県議のことを考えた。彼らはこの10年、20年の間に徐々に変貌し、あの河野太郎の新自由主義「改革」のノリや、高市早苗の右翼パラノイアの狂暴無双な野性に慣れ、そのコードとプロトコルに親しみ、嘗てのマイルドで地に足の着いた、宏池会や経世会の本来性を変容させてしまっている。市議や県議など大物になればなるほどそうで、この9年間の安倍政治で出世した佞悪な者が羽振りよく地域で権勢を誇っている。しかるに、この総裁選では、安倍信者の彼らこそが、高市早苗の右翼祭りを鼓吹して「革命」を起こさないといけなかった。安倍晋三の恩義に報いるときであり、安倍晋三を満足させる政治結果を導かねばならなかった。だが、それができなかった。市議や県議は安倍政治を支える忠実な右翼ネオリベの分子だが、一般の地域の商店主レベルは変わっているのだ。
そこから心が離れているのだ。耳をすませば、その秋の小さな音が聞こえるはずだ。

 
岸田文雄は総選挙での目標を「自公で過半数」と宣言していた。
 
次期衆院選の定数は465で、その過半数確保には233議席が必要である。
 
自民の現有議席は275で、43議席減らすと自民単独過半数割れし、いっぽう、公明党の現有議席は29なので自公両党で合計72議席減ると与党過半数割れとなる。
 
すでに、「自民64議席減の予測 石原伸晃 下村博文、萩生田光一も当落線上か」という予測もでているが、中途半端な自公政権の負け方次第では、岸田内閣が潰れ、安倍晋三が、「すぐに岸田政権を転覆させ、再び総裁選をコールして高市早苗を据える構えだろう」からこんな最悪な場面を国民に見せないためには、次期衆院選の289選挙区のうち、立憲の候補が共産、社民、れいわと競合する70近く残っている選挙区すべてを野党統一候補にして自公を壊滅状態にしなければならない、とオジサンは思う。

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