まともに国会を開かない自民党なので、「閉会中審査」にはあまり期待していなかったので、結果は予想通りであった。
国葬問題の閉会中審査が行われたが、国葬問題はどうやら岸田文雄の発案ではなく元首相で党副総裁の麻生太郎が「理屈じゃねえんだよ」と進めたことが明らかになったので、岸田文雄の国葬閉会中審査を見れば、国民に丁寧に説明するというより、従来の理論武装を改めて主張しただけの印象が強かった。
まして「説明が不十分だったということについては、謙虚に受け止めながら、国民の理解を得るため引き続き丁寧な説明を続けていきたい」と昼行燈(あんどん)の対応に終始し、国葬に賛成し今でも参列を熱望する節が見られる立憲民主党代表・泉健太が「統一教会と自民党との関係を考えた時に安倍元首相がキーパーソンだったのではないか」とただすと岸田文雄は「ご本人の当時のさまざまな情勢における判断に基づくもの、亡くなられたこの時点において実態を十分に把握することには限界がある」と後ろ向きな対応を見せた。
さらに、あきれたのは議院運営委員長・山口俊一が旧統一教会関連は「本日の議題と関係ない」との認識を示し、図らずも首相と議運委員長が国会の予算委員会を開催したがらない理由がここにあると国民に強く示した格好となった。
つまり旧統一教会と自民党の関係を強めた安倍晋三こそが元凶かもしれないが、そこをえぐることだけは守りたい。それこそ、その威厳を保つために国葬にしたのにと言っているようなものだ。それにしても国葬の発案者、五輪汚職、旧統一教会関係者といずれも元首相が対象だということも無視できない。
「国葬「なぜ安倍氏だけ?」首相答えず 閉会中審査「各国への礼節」「総合的に勘案」に終始」
【東京新聞より】
◆国葬の基準設定拒否 「国葬は首相と内閣だけで決められるのか」。立憲民主党の泉健太代表は衆院の審議で、国会での議論を経ず、安倍氏の国葬を閣議決定した手法が強引だからこそ、世論が反発を強めていると指摘した。 首相は、内閣府が国の儀式の事務を行うことを定めた内閣府設置法に基づき、閣議決定したことの正当性を主張。国会の立法権、裁判所の司法権、内閣の行政権を持ち出し「国葬儀は間違いなく行政権に属する」と強調し、何ら問題はないとの論理を押し通した。 なぜ国葬なのかの理由は、憲政史上最長の首相在職日数など従来の4項目を列挙。泉氏は、国葬の基準がないから国民が納得できないとも追及したが、首相は「その都度、政府が総合的に判断するのがあるべき姿だ」と反論し、基準を設けることを拒否した。 ◆国葬でなければ礼節欠く? ただ、これだけでは説得力を欠くと考えたのか、首相は海外から届いた安倍氏への追悼メッセージに言及。多くが日本国民全体に哀悼の意を表する趣旨だと紹介し「日本国として、海外からの敬意や弔意に礼節をもって応える必要もある」と指摘した。 首相の発言は、国葬でなければ礼節を欠くとも受け取れるが、過去にはどうだったのか。大平正芳元首相、小渕恵三元首相はともに内閣・自民党合同葬だったが、それぞれ当時のカーター、クリントン両米大統領が参列し、多くの国から弔意が寄せられた。岸田政権も「礼節を欠いていた」との見解は示していない。 国葬に対する国民の厳しい目を前に、首相は防戦を強いられる場面が目立った。象徴的だったのは安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る議論だ。「深い関わりがあった安倍氏を国葬にするのか」といった質問が相次いだが、首相は「本人が亡くなった今、関係を十分に把握することは難しい」などと言葉を濁し続けた。 ◆閣議決定から2カ月、審議わずか3時間 岸田文雄首相が安倍晋三元首相の国葬を実施すると表明してから2カ月近く。ようやく国会で説明したが、衆参両院の審議は1日のみの計3時間で終わった。野党が憲法に基づいて求めた臨時国会の召集にも応じず、言葉では「丁寧に説明する」と繰り返しながら、行動は伴っていない。 国会が開会していれば、各委員会の定例日に質疑の機会があり、不定期ながら予算委員会の集中審議という注目度の高い論戦の場も設けやすい。これに対し、今回のような閉会中審査は原則として単発のため、議論の深まりや広がりにつながりにくい。 自民党は8日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点に関する所属議員の調査結果を公表した。国葬とともに、世論や野党から批判を受けるテーマ。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「(同じ日に)まとめて、マスコミの扱う量を小さくしようという魂胆が見え見えだ。せこい」と批判した。 |
岸田首相は閉会中審査で、衆院でも参院でもやたらと「海外の要人」や「海外の評価」を持ち出すが、今までずっと政府と自民党の合同葬で対外的にも全然問題なかったのだから、国葬でないと駄目な理由にはなり得ない。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) September 8, 2022
どこまでも国民を小馬鹿にしたような態度をとる岸田首相。https://t.co/VmxXfNVaSr pic.twitter.com/CJhZIZOGaL
議院運営委員長・山口俊一の野党の質問に答えようとした岸田文雄に「国葬に関する質問以外は答えなくてもよい」との発言には、やはり批判が多かったようである。
「閉会中審査で議運委員長が野党質問を何度も“ブロック” 《「丁寧な説明」とは真逆》とネット大荒れ」
「国葬」今日の議題は「統一教会」ではございません
— 国葬 = 愚の骨頂 (@xzjps) September 8, 2022
「議題は国葬です」私、邪魔させていただきますよ
衆院・議運委員長、山口俊一 pic.twitter.com/1D8UHyjOL7
「統一教会の問題についてなるべく触れさせたくない、汚いやり方」
— 国葬 = 愚の骨頂 (@xzjps) September 8, 2022
「一番に知りたい統一教会問題なのに、国民をバカにしてる」と不満続出
岸田文雄の言う「丁寧な説明」に水を差す進行となってしまっていたhttps://t.co/FE2yWcGfKR
私が、その議運委員長、山口俊一です
ついでに言うと、麻生派です
#閉会中審査 共産党 塩川鉄也議員からの質問に対して3回も横槍を入れてくる山口俊一委員長、よほど突かれたら困るようだ、自民党らしいネットリとした圧力
— 桃太郎🐾 (@momotro018) September 8, 2022
国葬の理由のひとつである安倍氏銃撃の経緯は、統一教会と半世紀にも渡り党ごとズブズブだった件が密接に関わってるから塩川氏の言い分が正しい pic.twitter.com/QJqgdfDFmg
残念ながら、野党第一党の立憲民主党の泉健太は、従来から国葬については今月の2日の記者会見で、故安倍晋三の国葬への出欠について「国が関与する儀式は一つ一つ重たい。本来であれば基本的に出席する前提に立っている。それが本当に悩ましい」と語っていたので、こんなことを言われてしまう。
#衆院議運委
— あらかわ (@kazu10233147) September 8, 2022
立憲民主党 泉代表は、様々な理由をあげ「こんな国葬には我々は賛成できません。反対をします」と明言した。
ここまで理路整然と反対した以上、当然、国葬は欠席しなければ。1日も早い欠席表明を求める。 pic.twitter.com/mJlrVbHILH
そして、たいして期待できなかった自民党全議員に対する旧統一協会とのかかわりあいに関する「調査」ではなく単なるアンケートの結果は用意した事項に対して「〇か×」程度の通り一遍の自主申告なので、真の隠れ信者の議員は炙り出すことはできない。
「安倍元首相は結局対象外 旧統一教会と議員の関係、自民が公表 『自主点検』の調査に識者『国民も納得しない』」
【東京新聞より】
自民党は今後はほとぼりが冷めるのを待つだけの腹積もりらしい。
自民党内の隠れ信者のみならず、なぜ旧統一協会の信者が簡単に騙されてしまったのかという理由があるらしい。
「小林よしのり氏がズバリ指摘。統一協会の信者が教義にダマされる理由」
■なぜ統一協会の教義に嵌るのか? 安倍晋三が殺害されて間もなく2カ月になる。 月刊誌「WiLL」「Hanada」は先月に引き続き今月号でも、大々的に安倍の写真を表紙に配した特大追悼号を組んだ。 両誌とも表紙は同じ写真で、安倍の家族葬で飾られていた遺影を使っていて、必死に追悼ぶりを張り合っているようだ。 世間じゃ安倍晋三と統一協会の関係が明らかになるにつれ、追悼ムードというより、国葬反対で沸騰してしまっている。 安倍の国葬については、唯一賛成が反対を上回っていた読売新聞の世論調査でも、ついに逆転した(国葬実施を「評価しない」56%、「評価する」38%)。 岸田首相は国葬を決めた理由のひとつに「安倍元首相に対する諸外国の弔意と敬意」を挙げ、先月31日の会見でも「諸外国から多数の参列希望が寄せられている。国として礼節をもって応える必要がある」と言っていた。 ところが実際は、案内状の返事が8月中旬の締め切りを大幅に過ぎて9月になっても多くの国から届いておらず、外務省は困惑しているようだ。 米国のバイデン大統領、フランスのマクロン大統領、そしてドイツのメルケル前首相も参列を見送ることが決まり、中でもG7で一番長く一緒だったメルケルまで来ないことは驚きの目で見られているという。 この調子だと、「弔問外交」で安倍の権威付けを図った狙いも壮大な空振りになるのではないか。 国葬費用は2億5,000万円と発表されていたが、これには警備費用が計上されていない。ある見積りでは警備費用に35億円はかかるといい、昭和天皇の大喪の礼の警備費用24億円、今上陛下の即位礼正殿の儀の際の28億5,000万円を遥かに超えるのは確実だという。 この調子だと、オリンピックと同じでどこまで費用がふくらむかわかったものではない。昭和天皇の場合は葬儀と陵の造営までを含めて100億円だったそうだが、それを超えることだって起こりかねない。 左翼はあくまでも「国葬反対」でデモまでやったりしているが、安倍マンセー派は、どうせ「アベガー」の左翼が騒いでるだけと思っている。 わしとしては「勝手に国葬していいから、暗殺の原因を徹底究明して、統一協会を排除しろ」と言いたい。 暗殺の原因を徹底究明したら、浮上するのは安倍晋三本人だと判明するし、カルト団体が権力の中枢に入っているのは、国家の恥だとわしは主張している。これはあくまでも「保守」の追及の仕方であり、左翼と一線を画すことが出来る。 世間一般の安倍に対する冷ややかな反応に比べて、「WiLL」「Hanada」の相変わらずの熱狂的な「安倍マンセー」ぶりは、まるで別世界だ。 統一協会問題については、WiLL巻頭の櫻井よしこと門田隆将の対談で、櫻井が「天宙平和連合(UPF)なる統一教会の関連団体にビデオメッセージを寄せただけで、「広告塔」扱いされています」と、安倍を擁護。 「統一教会の関連団体にビデオメッセージを寄せただけで」って! そういうのを「広告塔」っていうんだよ!! これに門田はさらに、UPFにはトランプ前米大統領、フランス、インド元首相らもメッセージを寄せていて、安倍だけではないと擁護。 そのギャラは日本の女性信者から収奪したカネだというのに! ふたりとも、これで世間を論破できたつもりでいるところがすごい。櫻井は自分が統一協会系団体で講演していた関係があるから、何があっても「問題ない」ことにしなければならないのだろうが、保身のために必死で嘘をついているという様子もなく、むしろすっかりカルトの思考に染まっているようにも見える。 これが「Hanada」になるともっとすさまじくて、「総力特集 統一教会批判は魔女狩りだ!」というページを組み、しかもその筆頭の記事の著者がなんと「世界日報特別取材班」だ! いまや政治家は、過去に世界日報にインタビューが載っていただけでも「統一協会とつながりあり」と見なされて針のムシロに座らなければならないというのに、わざわざ「世界日報特別取材班」を、堂々と名乗らせて執筆させているのだから呆れる。 編集長の花田紀凱という人物は、どんなに人間的にモラルを欠いても商売人の嗅覚だけは鋭かったはずだが、ついにその鼻もカルトの毒にやられたらしい。 しかもそうまでして招いた世界日報による記事が言っていることが、「世界日報は統一協会の機関紙ではない」という、些細な問題に終始している。 前号の泉美木蘭さんの記事にあるとおり、厳密にいえば世界日報は統一協会の「機関紙」ではないが、「統一協会系新聞」であることは間違いなく、協会と一体であることに変わりはない。もちろん、泉美さんが前号で紹介した世界日報の闇の部分などには、一切触れてはいない。 花田は、こんなどうでもいい記事を載せることと引き換えに、自ら月刊「Hanada」は「統一協会の友好雑誌」であると宣言したのである。 「WiLL」、「Hanada」の安倍マンセー両誌には「安倍元総理の遺志をつぐ覚悟」だの「われ安倍イズムの継承者たらん」だのといった文言が並んでいる。しかも、藤井聡の「表現者クライテリオン」までが、表紙にデカデカと「岸田文雄は、安倍晋三の思いを引き継げるのか?」と打っている。 だが、「安倍晋三の遺志を継ぐ」って、なんだ? わしに言わせれば、「完全な自虐史観屈服」、「完全な戦後レジーム追従」、それこそが「安倍イズム」であり、「安倍の遺志」ではないか! 安倍は「自虐史観の見直し」「戦後レジームの克服」を旗印にしていたはずなのに、第一次政権で首相に就任するや、河野談話を踏襲し、村山談話を踏襲し、東京裁判を見直す立場にないと表明した。さらにはアメリカに行って慰安婦は「20世紀最大の人権侵害」だと世界に向けて認めてしまった。 自虐史観の見直しが戦後レジーム克服の第一歩なのに、安倍はその第一歩から早々に全てベタ降りして、第二次政権においても一切見直すことはなく、そのまま死んでしまったのだ。 安倍が自虐史観の見直しをやらなかったのは、統一協会の教義に従っていたからだろう。そう見られても仕方がない。 特に一度どん底を味わった後の政権返り咲きと、その後の長期安定政権はまさしく統一協会のおかげだったわけだから、統一協会の教義を否定することになる自虐史観の見直しなど、絶対にやるわけがなかったのだ。 日本は戦前・戦中、アジアに悪いことばっかりやってきたサタン国家だ。特に韓国は併合までしてしまって、とんでもない悪を行ってしまった。 だから日本はその贖罪のために、韓国に永遠にお金を貢ぎ続けなければならない、という歴史観を安倍は恩義ある統一協会のために守り抜いたのだろう。 それで戦後レジームからの脱却なんかできるわけがなく、実際に安倍政権は、戦後レジームの通りのことしかやらなかったのである。 大将の安倍晋三が率先して統一協会と一体化していたから、自民党の議員はみんな平気で統一協会や関連団体と関係を結んでいたわけだし、一の子分の萩生田なんかは安心しきって統一協会の「家族」になっていたのだろう。そうして安倍晋三は自民党を、特に安倍派を統一協会とベタベタの関係にした。 そして、まさに統一協会の応援を得て戦っていた選挙戦の真っ最中に、安倍は凶弾に斃れたのだ。 こんな不測の事態さえなければ、今後も自民党と統一協会の関係は末永く蜜月の状態だったはずで、安倍が死んだからと言って、その途端にこれまでの関係を全て反故にしようというのは、それこそ安倍の遺志を蔑ろにする行為じゃないのか? 突き詰めれば、安倍の遺志とは「統一協会と癒着し、韓国に国を売ることと引き換えに権力を維持すべし」というものだ!安倍の遺志を継げというのなら、そうするべきじゃないか! つまり、統一協会信者に雑誌を買ってもらって部数を維持しようと、全力で統一協会を擁護する「WiLL」や、世界日報記者の記事まで載せてしまう「Hanada」こそが、最も誠実に安倍晋三の遺志を継いでいることになるわけだ。 一方、さすがにそんな「保守」メディアとは違って、一般マスコミは統一協会の悪事に対する追及を続けているし、今後もその手を緩めないでほしいところではあるが、しかしそんなマスコミにも不満がある。 なぜ統一協会の信者たちはその教義にたやすく騙されたのかという、その肝心な部分を、マスコミは曖昧にして隠しているのだ。 なぜ統一協会の教義に人々が騙されたのかといえば、それは日本全体が自虐史観だからだ。 戦後の歴史観が「韓国に悪いことをしました」「日韓併合は悪いことでした」「日本は罪を負っています」と統一協会の教義そのままであり、これを日本中で教育によって子供のうちから刷り込んできたからである。 戦中派の人が日本社会の大勢を占めていた時代にはまだそこまで極端な歴史観ではなかったが、それを次第に歪めて空気を変え、文部省攻撃のキャンペーンなどを通じて歴史教育も自虐史観一色に染めていったのが、朝日新聞を始めとするマスコミだったのだ。 いわば、マスコミは統一協会の共犯者とも言えるのである。 マスコミ報道の中には、統一協会の教義が自虐史観であることを指摘し、なぜ安倍政権は歴史観では全く逆のはずの統一協会を支持していたんでしょうかと皮肉っぽく言っているものもあるが、そう言っている自分たちこそが統一協会の教義に賛同する「共犯者」であることからは、必ず目をそらしている。 未だに一般マスコミは左翼色が強く、自虐史観を見直そうとはしない。そして、自分たちが統一協会の洗脳に最も適した素地を作っているという都合の悪い事実については口をつぐんでおいて統一協会を非難するという、欺瞞を行っているのである。 このままでは、今後も「反日カルト」に簡単に騙される者は跡を絶たない。日本は悪いことしたもんなあ、戦中悪いことばかりやって韓国に迷惑をかけたからなあという刷り込みが残っている限り、統一協会の教義に触れた途端にガッチリ嵌って、あっという間に洗脳されてしまうことになるだろう。 産経新聞や「WiLL」、「Hanada」などの自称保守メディアは、そんな左翼メディアに対するカウンターとして存在しているはずだった。 さすがに「朝日新聞は廃刊しろ」とまで言い出したのはあまりにもヒステリックで、言論の自由を守るという立場からも全く賛成できなかったし、偽史まで使った「日本スゴイ史観」に嵌り込んでしまう危険もあったが、少なくとも自虐史観を否定し、自虐史観論者と戦うという姿勢だけは揺らがないだろうと思っていた。 ところが自称保守メディアは、極限の自虐史観を教義とする統一協会と癒着した安倍政権を全力で支持していたし、そのことが明るみに出ても一切反省もしないし、安倍を非難することもしない。 むしろ安倍を最大限に称賛し、統一協会を擁護しているのだ。 結局は、保守論壇の奴らもネトウヨも全員、別に自虐史観が嫌いなわけでも何でもなかったわけだ。 ただ安倍晋三が好きなだけで、安倍晋三が洗脳されて自虐史観だったら、自虐史観が大好きになってしまうのだ。 そんな連中が、自分を「保守」だと思っている。 そしていまでは「保守」はみんな、統一協会と「オール自虐史観」の連帯を組んでしまっている有様だ。 一貫して自虐史観とずっと戦い続けているのは、わしだけになっていた。 左を見れば、一応は統一協会を追及する報道をしてはいるけれども、元はといえば統一協会の共犯者。 右を見れば、なんと統一協会と一体化した「統一連合」となってしまっている。 「なぜ統一協会の教義に嵌るのか?」と問われれば、「戦後日本そのものが『統一協会の教義』だからだ!」と答えるしかない。 しかしそう言える保守は、プロではわし以外にはいないようである。 |
「統一協会の教義が自虐史観であるが、なぜ安倍政権は歴史観では全く逆のはずの統一協会を支持していたのか」という問いには、
「自称保守メディアは、極限の自虐史観を教義とする統一協会と癒着した安倍政権を全力で支持していたし、そのことが明るみに出ても一切反省もしないし、安倍を非難することもしない。むしろ安倍を最大限に称賛し、統一協会を擁護しているのだ。
結局は、保守論壇の奴らもネトウヨも全員、別に自虐史観が嫌いなわけでも何でもなかったわけだ。
ただ安倍晋三が好きなだけで、安倍晋三が洗脳されて自虐史観だったら、自虐史観が大好きになってしまうのだ。」
という件は、「自虐史観」のルーツは? 朝日新聞も使っていた過去」という記事を書いた石戸諭著に言わせれば、
「団結を深めるためのキャッチフレーズ、それが「自虐史観」だったのだ。」ということになるらしい。
日本の「自称保守」と言われている連中は所詮、プロでもアマチュアでも、その程度のものだということなのであろう、とオジサンは思う。