1968年8月にチェコスロバキアにソ連軍などが侵攻し、「プラハの春」と呼ばれた民主改革を圧殺した事件が起こったことを覚えている人は日本でも少なくなった。
4年前のロシアの独立系世論調査機関「レバダ・センター」は、ロシアの回答者の3分の1が「侵攻は正しかった」とした調査結果を発表し、当時のチェコスロバキアの民主改革を「反ソ分子による政変」「西側による策動」と否定的にとらえる回答は計44%にも及んだという。
「プラハの春」ではチェコスロバキアの共産党政権が自ら民主化を進め、「人間の顔をした社会主義」を目指した。
しかし、ソ連など社会主義諸国からなるワルシャワ条約機構軍は68年8月20日深夜にプラハに侵攻。抵抗した多数の市民が犠牲になり、後に東欧革命が起きた89年にはソ連も当時の侵攻を誤りと認めた。
それから半世紀も経ったたころ、ロシアはウクライナに様々な理由をつけて侵攻したのだが、当初の予定通りにはことが進んでいない。
西側諸国(米国も含めて)からウクライナへの武器と人的な供給により、ウクライナは予想以上の抵抗をしている。
最近では、韓国紙の情報ながらも、「ロシア軍副司令官が射殺…ウクライナ狙撃手によるものか ロ側の最高位級死亡者に」という記事がでていた。
そして昨日には、「ロシア軍参謀長がハリコフで射殺…ウクライナ情報局が発表 露軍盗聴ファイルも公開」という記事まで出ていた。
従来から戦争になれば前線に送られた兵士の犠牲が多いのだが、「軍副司令官」とか「軍参謀長」といった高官が巻き込まれることは稀有である。
「ウクライナの春」も決して遠くはないうかもしれない。
さて、三寒四温の「暖かい日」が続くようになった。
オジサンの家の前には市有地の梅が満開を迎えている。
やはり昔から「梅が咲いたか・・桜はまだかいな」という気分になる。
小唄「梅は咲いたか」
今年の桜の開花時期は日本気象株式会社が、3月3日に2022年第6回桜の開花・満開予想を発表した。
この予想によれば東京はあと2週間ほどで開花になるらしい。
都内のCOVID-19の感染者数も1万人を切りすでに1週間前の半数近くにまで減少し、多くの宴会好きの連中は「今年こそはお花見を!」と思っているかもしれない。
予想時期にかかわらず、大体20℃を超えると開花すると言われてきた。
もっとも最近の日本では「四季」という情緒ある気候がかなり危うくなっていることだけは確かであろう。
そうはいってもやはり「春は桜」であり、いくら満開の梅の木の下でも「お花見」とは言わないものである。
とりあえず、今日は北からめぼしい桜の名所をいくつか紹介しておく。
五稜郭公園
松前公園
静内二十間道路桜並木
弘前公園
県立芦野公園
高松公園
北上展勝地
船岡城址公園
角館のシダレザクラ
桧木内川堤のソメイヨシノ
鶴岡公園
鶴ヶ城公園
霞ヶ城公園
平和通りの桜
日光街道桜並木
1日も早く、ウクライナにも本当の春がやってくることをオジサンは願っている。