新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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都知事選、有権者は正確な情報でまっとうな人物を選んだのか

2024年07月09日 11時39分11秒 | 都知事選

都知事選の 「戦いすんで日が暮れた」ころから様々な新聞・テレビメディアが都知事選を振り返り、それなりの分析を行っていた。
極端なメディアでは「小池圧勝・蓮舫惨敗」という、まあ右翼メディアらしいタイトルが誇らしげに踊っていた。
 
しかし、某コメンテーターは「小池都政の8年間の総括という点では、前回より得票数が大幅に減少しており小池陣営は手放しでは喜べない」というコメントを発していた。
 
さらには、7日に投開票が行われた都議補選では既成政党推薦の候補者が軒並み敗れていた事から、「なまじ蓮舫が辛勝したところで都議会はほとんどが野党となり、独自の政策がことごとく議会から反対されればもっと惨めなことになっただろう」という手厳しいコメントもあった。
 
我が家のオバサンも蓮舫の街頭演説を見て「立憲民主党から離党した蓮舫の応援演説に、立憲民主党幹部連中が街宣車の上に揃い踏みして、最後は共産党の志位前委員長まで登場したことに違和感を覚えたという」。
 
これは無党派層の有権者たちも感じていたかもしれない。
 
そしてこんな敗れた蓮舫に対する記事もあった。
 
2位でもダメ」のまさかの歴史的惨敗…!蓮舫陣営の甘すぎた都知事選目算と5つの敗因
 
負けた候補に対しては今更何を言っても手遅れであるが、やはり選挙ではまさに「勝てば官軍」なのだが、8年間も女帝であった 小池百合子の今後の「官軍ぶりが不気味である。
 
「すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感
 

何から何まで異様だった都知事選は7日に投開票され、悪夢のような結末に終わった。

 現職の小池百合子東京都知事(71=自民、公明、都ファ支援)が291万票を得て、3選。当初、一騎打ちとみられた蓮舫前参院議員(56=立憲民主、共産、社民支援)は128万票と伸びず、小池を追い詰めるどころか、石丸伸二前安芸高田市長(41)に逆転されるボロ負けだった。
 この選挙結果にケチをつける気はないが、絶望的になってくるのは、この国の民主主義の危うさの方だ。小池は正々堂々と戦って勝ったわけではないのである。
 公務を理由に政策論争から逃げ回り、噴出する疑惑への質問を封じるためにオンライン会見などで記者を制限、公開討論に応じたのも2回だけだった。その一方で、選挙直前の6月に低所得者層に1万円の商品券を配るなど、“買収まがい”のようなことをした。
 そんな小池を自公は支援したが、裏での票固めに徹し、表には出ないように身を潜めた。つまり、まっとうな審判を避けるために、現職都知事が、ありとあらゆる策を弄し、民主主義の“当たり前”を踏みにじった選挙戦だったのである。
 それなのに、フタを開ければ小池の圧勝、開票と同時に当確が出る「ゼロ打ち」だった。政治を真剣に考えている有権者ほど、この結末には暗澹たる気持ちになったのではないか。
何から何まで異様な都知事選でしたね。国民から猛烈な批判を受けている与党が候補者を出せずに、小池氏にステルスで抱きついた。それなのに、野党は批判票を受け止められずに、無党派層は分断された。ネット社会の若者は石丸氏に流れ、マトモな政策論争もないまま、目立たない戦術に徹した小池氏が消去法の雪崩現象で圧勝した。56人もの候補者が出て、選挙を金儲けにしたり、面白がる風潮の中で、民主主義が流動化していく懸念を強く感じる選挙でした」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学
 改めて言うまでもないが、小池は学歴詐称など複数の疑惑で刑事告発されている。元側近は次々離反し、小池を「嘘つき」と断罪している。
「都民ファーストの会」元事務総長の小島敏郎氏は「嘘は良くない。検察は捜査に乗り出してほしい」と言い、エジプト留学時代に同居していた北原百代氏は「あなたは日本の法律に違反することをして、今の地位を築きました」と月刊誌で書いた。
 小池は今後、検察から事情を聴かれることになるし、そうなれば、改めて自民党に接近し、国政への野望を抱く可能性も大いにある。
 果たして小池は4年後も都知事をやっているのか。その時、都民が目覚めても遅いのだが。
■まんまと奏功した政権与党のステルス抱きつきに加担した大メディア
政権与党の自公両党は前回の都知事選に続き、自前の候補を擁立できなかった。裏金事件の猛逆風で誰を立てても惨敗は確実。そのため、嘘つき女帝にひれ伏し、ステルス支援という姑息な手段を選んだ。主導したのは萩生田党都連会長である。
 役職停止処分をくらった「ミスター裏金」が今なお都連会長に収まっているのは、小池とのパイプ役を期待されてのこと。自公と小池の協力関係には腐臭がプンプン漂う。
 選挙の裏に萩生田アリの「萩生田百合子」の争点化を嫌い、小池は自民党色を徹底排除。序盤は街頭に立たず、自身の疑惑の核心を突くフリー記者を完全無視し、テレビ討論会も公務を理由に断り続け、最後まで「逃げの選挙」を貫いた。
 そのくせ、自民の組織票欲しさに、党都連が呼びかけた「各種団体総決起大会」に駆けつけ、せっせと“組織固め”に精を出した。「いただき女子」も真っ青のいやしさだが、まんまと奏功した政権与党のステルス抱きつき、不都合な真実を隠す小池のダメージコントロールに、大手メディアも加担したのだ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
2期8年を務めた現職知事が議論から逃げるのは『恥』です。小池知事にテレビ討論会を断られたら、その旨を視聴者に伝え、他の主要候補だけで開催すればいい。小池知事の逃げの姿勢を知らせるのも、有権者の投票行動に有益な情報となる。一方でテレビのコメンテーターは蓮舫氏の小池都政に対する批判や提言を『攻撃』と言い換え、ネガティブな印象操作も行った。これでは現職知事への忖度です。健全な民主主義は情報の開示と真摯な議論があればこそ。選挙の実相を伝えない大手メディアは、もはや民主主義の敵です
 最終盤に小池の街宣で巻き起こった「辞めろ」コールを伝えたり、石丸の危うさを検証する報道はほぼ皆無だった。大手メディアがまともに機能していれば都民の「地獄の選択」は避けられたに違いない。


 





 
ネット掲示板より引用。
 
小池の大罪 ① 外苑再開発問題
小池
「1000本切り倒すみたいな話しか伝わってないようですけど間違いです。約1900本から約2000本へ増える計画になっています」

お前が間違いだ。

明治神宮外苑地区の再開発について小池は「新たな植樹などで緑は増える」と説明しているが、これが大嘘だ。
樹齢100年級の巨木が切られ、若木が代わりに植えられるから、本数が増えても光合成効果や温暖化削減効果は大きく減る。
木の本数だけで自然の力を計るのは国際基準からも離れているようだ。
樹木の緑化自然効果は本数で決まるはずがないものをよくぞいけしゃあしゃあと緑は増えるなどと嘘がつけるものだ。明らかに質が低下する。
明治神宮外苑の樹木伐採 都市計画審議会の資料によると、再開発エリアの約1900本のうち約900本を伐採。新たに1000本近くを植え、合計樹木は1972本となるらしい。
伐採する樹木の大半は外苑の創建時に植えたとみられ、文化的、歴史的価値などの観点から「新たに植えても代えは利かない」と批判が起きた。
緑地の面積だけ増えても意味がない。
樹木の生態に詳しい千葉大の藤井英二郎名誉教授は、周辺を涼しくする樹木の冷却効果に着目し「100年の大木と、新たに植える若木ではレベルが全然違う。緑の持つ効果は増えるどころか、確実に損なわれる」と反論。
木陰は直射日光を防ぐ。夏場のアスファルトの路面温度は50度を超えることもあるが、木陰では20度ほど下がる。
樹木の性質は、ヒートアイランドの緩和に役立つ。木が大きい方が効果も大きくなる事を小池や業者は無視した詭弁をしている。
ヒートアイランドに詳しい東京都立大の三上岳彦名誉教授は、小池の発言を「新しく植えた木が、今の木と同じ冷却効果を発揮するのは100年後」と疑問視する。
東京は100年で3度上昇、世界平均の4倍
都市のヒートアイランド対策では、こうした緑地のような「クールアイランド」を増やし、つくられた冷気を風で拡散させることがポイントになる。風の通り道を邪魔しないよう、建築物を配置することも重要で、都市計画を担う行政の役割は大きい。
つまり、業者に任せっぱなしではダメで、東京都がちゃんと管理し全体的な冷却効果を守る義務がある。
東京では2010年までの100年で約3度気温が上昇。世界平均の4倍で突出しているという。
三上氏は「やるべきはコンクリートを壊して緑を植えるような政策で、木を切ってビルを建てるような事業は先進国では珍しいのではないか」と。
利権優先だからバカなんだよ基本的に。小池と東京都がね。それをフォローしたのが大手マスメディアだと考えるとマスメディアにも罪があるな。
基本的に、環境問題も市民の住みやすさも考えずに、金儲けばかり考える業者利権ばかりを優先する政治家はバカでしかない。
安倍は正にそういう政治家だったが、小池も同類だという事だ。小池の大嘘は築地問題もある。コイツとんでもない食わせ物だ。



 
「金儲けばかり考える業者利権ばかりを優先する政治家はバカでしかない。安倍は正にそういう政治家だったが、小池も同類だという事」と簡単に「バカ」と切り捨てるという見方は危険である。
 
安倍晋三も小池百合子も「金儲けばかり考える業者利権ばかりを優先する」ことはバカではできず、業者利権というのは必ず政治家に戻ってくることは、江戸時代から全く変わってはいないということだけは事実である。 
  
「大メディアが政権与党のステルス抱きつきに加担した」と冒頭の記事にあったが、実は大メディアだけではなく東京地検特捜部もおかしな動きをしていた。
 
裏金事件で岸田首相ら42人を不起訴処分 SNS怒り『法治国家ならぬ放置国家』「納得すると?
 


 
さらに「2位」に入ったこの男に関しても、こんな事実が明らかになっている。
 
石丸伸二氏の敗訴確定 市長選ポスター代不払い―最高裁
 


     
裏金事件で岸田首相ら42人を不起訴処分した事実が都知事選にメディアが取り上げても大した影響はなかったのだろうが最高裁判決で敗訴した石丸伸二の場合は若者や無党派層にはお大きな影響を与えたのではなかっただろうか、とオジサンは思う。

 

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