先週末からの3連休と彼岸入りの日まで、立て続けの台風による規格外の風雨により、日本列島の各地はすっかり冷え込んでしまった。
昨日、山籠もりから帰宅したのだが、気温は25℃に満たず、室内での半そで姿は寒さを感じるほどであった。
気が付けば「残暑」らしきものが去って、初秋を迎えたような季節になっている。
その間に英国王室による「本物の国葬」大イベントを見せつけられた日本国民は、岸田文雄の独断専行と言われた「安倍国葬」のいかがわしさにうんざりしている。
それにもかかわらず政治家連中のなかには岸田文雄が言い換えている「国葬儀」への参加または不参加の動きが顕著になっている。
党として正式に欠席を表明しているのは共産党・新選組・社民党で野党の立憲民主党は党執行役員の欠席を決めているが、その他の所属議員は各自の判断に任せている。
立憲民主党は最近「シャドウキャビネットを発表していたが、その「影の内閣」の「外務・安全保障相」の輩が、トンデモない理由で出席するという。
「立民・玄葉氏は安倍氏国葬に出席 衆院会派『有志の会』5人も」
立憲民主党の玄葉光一郎元外相は21日、安倍晋三元首相の国葬に出席する意向を表明した。共同通信の取材に対し、国葬実施には反対の考えを示した上で「長きにわたり首相の重圧に耐えた。日本人の一般的な死生観などに鑑み、粛々と出席して追悼する」とした。 衆院会派「有志の会」に所属する国会議員5人も21日までに出席する方針を固めた。5人は吉良州司、福島伸享、北神圭朗、仁木博文、緒方林太郎の各氏。 |
「長きにわたり首相の重圧に耐えた。日本人の一般的な死生観などに鑑み、粛々と出席して追悼する」とは意味不明な理由である。
少なくとも安倍晋三は旧統一協会との密接な関係から国政選挙に勝ち続けてきたのだが、肝心のコロナ禍における適切な政策に失敗し「首相の重圧」から簡単に政権を投げ出した「キチン野郎」と言われた輩である。
この党にはそのほかに「元総理大臣が元総理大臣の葬儀に出ないのは私としては人生観から外れる」と言って出席を表明した野田佳彦がいるが、同党の岡田克也幹事長は、「個々のことに私、コメントするつもりはありません」「野田元総理も政治家として判断された」と言っていたが、同じく原口一博元総務相は自身のツイッターに「人生観…。それよりも法と正義が優先する。国葬儀は、憲法にも反し法的根拠もない。国葬儀は、参列不可なのだ。個人を優先するなど私にはできない」と当たり前のことを言っていた。
まあ、これが現在の立憲民主党なのであろう。
一方、別に「党議拘束」などしていない自民党内からは明確に出席しない理由を表明している議員もいる。
「自民・村上氏、国葬不参加へ 『安倍氏の業績、値するか定かでない』」によれば、「安倍氏の業績が国葬に値するか定かではないうえ、国民の半数以上が反対している以上、国葬を強行したら国民の分断を助長する」と主張し、さらに、「「安倍氏は財政、外交をぼろぼろにし、官僚機構を壊したとの見方もあり、その責任は重い」と真正面から欠席理由を語っていた。
出席や欠席以上に、その理由が大切な気がする。立憲で出席する野田氏、自民で欠席する村上氏は、自身の言葉で理由を語っていた。「日本人の一般的な死生観」を言われても、ねえ… →立民の玄葉・元外相、安倍氏国葬に出席表明…菅直人・元首相は欠席 : 読売新聞オンライン https://t.co/SeGg0StNnQ
— Shoko Egawa (@amneris84) September 21, 2022
安倍元総理の国葬まで6日 30超の“弔問外交”準備も…自民ベテラン議員が欠席「反対多い中でなぜ強行?」 https://t.co/XcS5nRK7Cp
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) September 21, 2022
自民・村上氏、国葬不参加へ https://t.co/8ojyL1qAfh
— 海渡雄一 (@kidkaido) September 21, 2022
「安倍氏の業績が国葬に値するか定かではないうえ、国民の半数以上が反対している以上、国葬を強行したら国民の分断を助長する」
検察庁法改正のときも、廃案には村上氏の功績が大きかった。
自民党に、良識が残っていることにほっとする。
"村上氏「こうしたことを自民党内で言う人がいないこと自体がおかしなこと」と語った"
— 不動明王 ( ふ〜 と呼んで) (@fudomyo88) September 21, 2022
この人ほんとに自民とかって思うような切れ味の良い物言いっすね👏👏👏👍
野党議員が言えば自己アピールにしか聞こえんけど、この人のは覚悟が見える。応援したいなぁ🙇♂️🙏🙏🙏🙇♂️https://t.co/oTKHwCBkYT
この村上誠一郎に対しては、こんな批判もある。
「さすがの村上も党を割って出る所まではいかない。党公認を外されて選挙で落選してしまっては何もならないから。結局猛者とか剛腕とかいう人はいつもそうなんだよな。
村上は安倍政権の頃から歯に衣着せぬ物言いで自民党議員では言いにくいことを言ってきた。だったら行動に移す機会はいくつもあったはず。言うだけ番長では何もならない。」
こんな批判に対しては、
「村上氏は、自民党を出ても当選はできるが、かれが党を出ないと非難することは、間違っている。自民党を変容させたのは安倍氏であって、故に自民党政治を元の軌道に修正する、おれたちこそが自民党である、そのような思いであろう。」という声もある。
あと5日となった「国賊葬」なのだが、最後にこの「国賊」が憲法違反・議会制民主主義の手続を踏まない明らかに「国葬」にはふさわしくない証拠を列挙しておく。
そして、一般向けの献花台を会場近くの九段坂公園(東京・九段南)に設置するようだが、安倍政権に殺された人々、自殺・餓死に追い込まれた国民の写真を飾り、献花すべきだろ、とオジサンは思う。
「安倍政権に関わって不審な死を遂げた人物一覧」
フォトギャラリー2枚目 第二次安倍政権以降「自殺&不審死」リストを公表する | FRIDAYデジタル https://t.co/WChrPYCwoQ
— 無職労オジサン (@649rouojisan) September 22, 2022