新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

自切したアベトカゲのアタマを押さえねばならない

2020年06月29日 12時11分46秒 | 安倍晋三

東京都知事選の投開票日まで残り1週間を切ったタイミングで、都内のコロナ感染者数が3月下旬並みに右肩上がりとなった。

産経新聞とフジテレビの合同調査で今月、調査会社から業務の一部を再委託された業者の不正が発覚したことにより、東京新聞や共同通信と東京MXテレビの電話調査は調査の信頼性を確保するため、幹事社の共同通信の担当者が調査に立ち会い、オペレーターと回答者のやりとりを確認し、調査終了後には詳しいデータの提供を受け、内容をチェックしましたという世論調査結果が発表された。
 
都民の51%「五輪の中止・再延期を」 都知事選巡り東京新聞世論調査
 
   
            【東京新聞より】  
 
この調査の中で、「都の新型コロナウイルス感染症対策について『ある程度評価する』と『大いに評価する』が合わせて70.7%」という結果からは、小池百合子の中身のない「やってるフリ」満載のパフォーマンスに1030人の回答者の大半が騙されてしまったらしい。 
 
もっとも、何とか「中止」だけは避けたかった安倍晋三と小池百合子により1年延期となった五輪も、安倍晋三が唱えていた「完全な形でウィルスに勝った証」の五輪開催は、ほとんどの人がありえないと思っていることが明らかになっている。
 
若干バイアスがかかっていると言われているこのメディアの都知事選に関する調査では野党候補の存在感が薄い。
 
都知事選、現職の小池氏が安定した戦い…読売情勢調査


あらためて小池百合子の本性を!

 
安倍政権が支援している小池百合子には残念ながら、共闘しきれない野党候補では勝ち目がないことは、はなからわかっていたことで、大きな驚きはない。
 
ましてや、週刊誌メディアが盛んに特集していた小池百合子の明らかな「学歴詐称」については不思議と在京メディアは全く触れていないことが小池百合子に有利になっている。
 
あまりにも都知事候補に胡散臭い連中が多いため、「学歴詐称」よりも五輪開催まで頑張ってほしいというメディアの意思の表れかもしれない。
 
こんな、「『安倍総理が期待』と現金渡す 前法相、二階・菅両氏の名も」を読むと、やはり、「河井事件」ではなく「安倍事件」になりそうな気配濃厚となった。
 
そして安倍晋三や二階俊博幹事は自民党を離党した河井夫妻の「シッポ切」に向かっている。
 
それに対して、澤藤統一郎弁護士はズバリ事件の核心を突いていた。   

<切られた尻尾のうごめきに目を奪われることなく、トカゲのアタマを押さえねばならない。>
 2020年6月28日 澤藤統一郎の憲法日記
 河井克行・案里の運動員買収の実態がほぼ明確になりつつある。検察のリークだけではなく、メディアによる追及もめざましい。何より、世論の糾弾が厳しく、被買収者が否定しきれない空気を作っている。そのことが、「買収ドミノ」「告白ドミノ」といわれる現象を生んでいる。
だが、これまで明らかになりつつあるのは、河井夫妻から地元議員への金の流れだけである。これは、事案の半分でしかない。もっと重要なのは、安倍晋三ないしは自民党中枢から河井夫妻への、買収原資となった金の流れの解明である。いったい誰が、どのような意図をもって、いつ、どのようにこの金額を決め、送金したのか。
この点については、検察のリークも、メディア追及の成果も表れてはいない。世論の糾弾も厳しさも不十分で「告白ドミノ」も存在してはいないのだ。はたして検察は、この点に切り込んでいるのだろうか。メディアはどうだろうか。
トカゲの尻尾切りを、生物学では「自切」というそうだ。非常の時に、トカゲは自ら尻尾を切る。尻尾は容易に切れる構造になっており、切っても出血はせず、やがて再生する。外敵に襲われたとき、自切した尻尾は、しばらく動き回ることで外敵の注意を引きつけ、その隙に本体は逃げることができるのだ、という。これ、アベトカゲの常套手法。本体を守るために、尻尾を切り捨てるのだ。「責任は尻尾限り」と言わんばかりに、である。
今また、安倍晋三は河井という尻尾を切り捨てた。この切り捨てられてうごめく2本の尻尾にばかり注意をとられていると、その隙に本体が逃げおおせてしまうことになりかねない。腐ったアタマをこそ、押さえねばならない。
ところで、たまたま明るみに出た広島の地方保守政界の選挙事情。ドップリ、金が動き金で動く体質をさらけ出した。これは、ひとり広島だけのことなのだろうか、また自民党だけの問題だろうか。広島だけの特殊事情であり、アベ・溝手確執の特殊事情故のこととは思いたいところだが、おそらくはそうではあるまい。
インターネットテレビ局ABEMAに、『ABEMA Prime』という報道番組がある。そこに、かの勇名を馳せた元衆議院議員・豊田真由子が出演して、埼玉4区(朝霞市・志木市・和光市・新座市)でも、事情は大同小異であったと語っている。一昨日(6月26日)のことだ。
埼玉4区は、関東都市圏の一角、けっして保守的風土が強い土地柄というわけではない。ここでの選挙事情は、日本中似たようなものであるのかも知れない。
豊田真由子は、「とある先輩議員から、『ちゃんと地元でお金を配ってるの? 市長さん、県議さん、市議さんにお金を配らなくて、選挙で応援してもらえるわけがないじゃないの』と叱られ、びっくりしたことがある。選挙の時に限らず、この世界は桁が違うお金が動いているんだと、5年の間に感じた」と告白したという。さらにこう言っている。
「私はお金も無かったので、(自民)党からの1000万円と親族からの借金などでやったが、収支報告書を見た他の議員さんに『本当にこれでやってんの? どうやって勝ったの? 市議会議員選挙並みだね』と笑われるくらいだった。ど根性で地べたを這いつくばることで、だんだんとお助けをいただけるようになっていったが、必ずしもそうではない地域があるし、『お金をくれないんだったらあなたを応援しないよ』という方もいる。やっぱりそういう風習のようなものが日本の政治にはあるし、国会議員の選挙というのは、地元の市長さんや県議さん、市議さんに応援してもらわないと、非常に戦いにくい、厳しいということだ。議員さんに世襲の方や大きな企業グループのご子息が多いのも、そうではないとやっていけない世界だからだ」。
わが国の政治風土と、有権者の民度を語る貴重な証言である。そのような、票と議席の集積の頂点に、腐ったアタマが乗っかっている。切られた尻尾のうごめきに幻惑されることなく、この際本体のアタマを押さえなければならない。

もし安倍晋三の逮捕がなければ、検察もまた安倍政権とグルになってトカゲのしっぽきりに加担しているということだろう。
 
そして、それがわかるときはもうすぐやってくる。

稲田検事総長が7月末に定年退職する前に、検察庁の信頼を取り戻し、意地を見せて安倍逮捕!の号外がでるのか、河井バカップル報道の大騒ぎの最後の見どころはその一点につきるのではないだろうか、とオジサンは思う。

【付録】

官邸の意向代弁者の御用政治ジャーナリストの「スシロー」こと田崎史郎を描いた漫画がある。
 
まんが家・イラストレーターのぼうごなつこの漫画を紹介しておく。

   
   
   
   
   
   
     

 

    
 
        
    

 
 
 
 

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