中国で韓国の文在寅大統領と中身の無い短い会談をしていた安倍晋三の留守の間に、官邸には冷たい風が吹きまくっていたようだ。
菅義偉官房長官の会見は午前と午後の2回行われ、事前に提出された各社の政治部の記者の質問に対して官僚が作成した回答を官房長官が棒読みするといったことが今まで繰り返されていた。
この馴れ合い的な記者会見に一石を投じたのが東京新聞社会部の望月衣塑子記者であった。
質問への答えを引き出すために何度も菅義偉官房長官に質問を繰り返し、最後は打ち切られるといったことが度々あり、他社の政治部の忖度記者からも疎んじられていた。
孤軍奮闘している内に朝日新聞の南彰記者が援軍として質問に立ちあがった。
その後、望月衣塑子記者の著書「新聞記者」を原案とした映画「新聞記者」が封切られ大きな話題を呼び、最近では映画監督の森達也が「i-新聞記者ドキュメント」という密着取材した映画が11月から劇場公開されている。
こんな背景からか、最近の官房長官会見に臨む政治部の記者たちに変化が出始めている。
とりわけ、国民から見ても「おかしい」、「依怙贔屓」といった素朴な疑惑を生み出した「桜を見る会」疑惑に対しては、従来の忖度質問が消えていた。
24日 午前
— buu (@buu34) 2019年12月24日
朝日アベ「長官、これまで個人情報を理由に回答を差し控えて来られましたけれども、桜を見る会は、各界の功績功労者を幅広く招待するとのことです。同じ功績功労者という意味では、政府は毎年、叙勲受章者を発表していますし、園遊会の名簿も発表しているわけですが、これ、なぜ、
12/24 スガ感冒腸管会見 午前
— 山羽明人??60はでんでんコード (@cIHtcCLzQtI7ZPX) 2019年12月24日
朝日新聞 アベ記者の鋭い質問
開き直ってまともな理屈も言えないすがさん。
みたらきっとあなたも笑う!
なんだこの答え。
すがさん、ぼろぼろの姿は見たくなかった。 pic.twitter.com/WIYsRp6Tiw
桜を見る会・菅官房長官の対応
— にゃん吉 (@nyankichi_uiy) 2019年12月23日
望月記者「本当は彼(菅)が最終責任者だから調査させられる。だけどしない。それは60番が総理枠だと認めた瞬間にジャパンライフの山口会長への招待状が安倍さんが出したという事になる。誤魔化そうとするからあ~いう会話になる」
国民を守らずバカ総理を全力で守る、菅 pic.twitter.com/oqIw2cy6w1
いままでは「鉄壁なリスク対応」と評価(?)されていた菅義偉官房長官だったが、最近は「なんで俺がアイツの尻拭いをしなければならないのか」とでも思っているような態度が露わになっている。
そもそも天性の「嘘つき」と言われている安倍晋三に対して、過去にこんな場面があった。
玉木議員「嘘をついてるかもしれない総理に質問するのは残念」
— にゃん吉 (@nyankichi_uiy) 2019年12月24日
安倍先生「私に対して『嘘つき』と言った。私が嘘をついてる【証拠】を出せ。私も色んな事を言ったが嘘つき呼ばわりは滅多にしなかった」
証拠?
お前はネトウヨか?
脳天から爪先まで360度、どっからどう見ても嘘つきじゃん、安倍晋三。 pic.twitter.com/GAZWVNJOi6
ジャパンライフの山口元会長には「1対1」であったことはないといっていたにもかかわらず、自ら「総理枠」として反社勢力の代表のような元会長を招待していたことが明らかになった。
ギョェーー??ほんとだ??#桜を見る会 #ジャパンライフ
— ジョンレモン (@horiris) 2019年12月24日
公文書に招待区分
「60」は、ズバリ「総理大臣」
アウトーーーー??ヤバ過ぎだろ。 pic.twitter.com/AGI3JdVaUt
国立公文書館にいます。招待区分「60」はやはり、「総理大臣」。平成17年桜を見る会。このときは、60総理737人、61自民党1483人。62公明党200人、65官房長官132人、66官房副長官192人。60から63が総理大臣推薦者のくくり。昨日の内閣府の説明、60番台は官邸・与党というのとも符合します。 pic.twitter.com/MZyGR5C1hr
— 宮本徹 (@miyamototooru) 2019年12月24日
平成18年の桜を見る会は、招待者の最終決裁者は、小泉内閣総理大臣の印。本当に、今年は招待の決裁をおこなっていないのか。すべて破棄したとして闇に葬るのか。 pic.twitter.com/xOXyJT9hSh
— 宮本徹 (@miyamototooru) 2019年12月24日
ところで、国民へのクリスマスプレゼントとして、安倍内閣から初めての「逮捕者」が誕生と期待されている。
「秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い」
秋元議員の逮捕は当然ですが、税金で自分の選挙区民に樽酒やオードブル、菓子を振る舞い土産まで持たせるという完全な選挙買収をした安倍首相にも動かなければ、地検特捜部の存在価値はありません。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) December 24, 2019
秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い:朝日新聞デジタル https://t.co/gXVikY2k8Z
ニュース速報で、秋元司前内閣府副大臣・国土交通副大臣に対して、東京地検特捜部が逮捕状を請求したという一報が流れた。季節外れの「サクラ吹雪」に揺れた最長政権は、「カジノ疑惑」に直撃されて年末を迎えた。「人の不幸」が成果となり収益となる「カジノ」は永田町にも乱気流を生み出している。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) December 24, 2019
さらには、中学生140名が所属する「八王子リトルシニア」という少年野球チームの会長を長く務めていたのが、あの身の丈発言」で謝罪・撤回に追い込まれた萩生田光一文部科学相に、公有地の口利き疑惑が浮上したという。
「萩生田文科相に「少年野球口利き」疑惑 “萩生田球場”と呼ばれる選挙区内の公有地」
どうやら、行政を歪め、食い物にしたということなのだが、師匠の安倍晋三と同じようなことをやっていたということ。
さて、劣化した政治家とその連中に食い物にされた日本の将来が危うくなっているという。
「出生数最少86万4000人 自然減、初の50万人超え 19年推計」
【毎日新聞より】
死亡数から出生数を引いた「自然減」は51万2000人で初めて50万人を超え、鳥取県の人口に近い人が減ったことになるというのだから、驚きである。
「鳥取県が消えるぐらいの人口減 子ども諦めるロスジェネ」
この喫緊の課題を「れいわ婚のため」と言い訳した厚労大臣。すべて人ごと。
— 木村結 (@yuiyuiyui1114) December 25, 2019
/鳥取県が消えるぐらいの人口減 子ども諦めるロスジェネ:朝日新聞デジタル https://t.co/jjwoabb1rw
出生数、初の90万人割れ。死亡数が上回る「自然減」も初の50万人超え
— 盛田隆二 (@product1954) December 24, 2019
非正規雇用者が4割超で、その75%が年収200万円未満の日本では、自分が食べるだけで精一杯。結婚や出産は至難の業。19年は「令和婚」や「令和ベビー」が期待されていたって…寝ぼけた政治家が言ったのか?https://t.co/rkdP6lvM5O
病院の待合室で出生数減少のニュースを見てた。「原因は出産適齢期の女性の人口の減少と、令和婚のために結婚を先延ばしにしたカップルが多かったためと思われる」と言っててびっくりして目玉落ちちゃうかと思ったわ。
— えり?? (@yasumilk0923) December 24, 2019
れ、令和婚のため…!
子育てしにくいからだよ!!!気づいて!!!!
昔は終身雇用が当たり前で、経済も上向きでしたから、将来子供産んでも大丈夫だったんですよ。
— くろま (@Rz6ys6XVci6Djh9) December 24, 2019
今みたいな非正規が4割で、50代で既に始まるリストラ、増え続ける教育費、平気で財務大臣が老後は自己責任だろとほざく国。
これで子供増えるとか死んでもあり得ないと断言します。 pic.twitter.com/7eRb7xceQS
どうやら、「アベノミクス効果」によって人口減少がますます急加速し、このままでは「世界支配層(グローバルエリート)の計画通り」に日本は”消滅”へと向かっていくのではないだろうか。
2年前の産経新聞・正論には、「年頭にあたり 恵まれた国、未来志向の若者…大いなる楽観が将来を開く 日本財団会長・笹川陽平」という記事の中で、当時の自民党青年局長でグローバリストによるジャパンハンドリングの総本山・CSISの研究員時代にグローバリズムの概念を徹底的に叩きこまれた小泉進次郎が「悲観的な考えしか持てない人口1億2千万人の国より、将来を楽観し自信に満ちた人口6千万人の国の方が、成功事例を生み出せるのではないか」と言っていた。
ネット掲示板にはこんな鋭い書き込みがあった。
「自分たちの経済状況が貧しい上に、将来の明るい展望が全く見えてこない若い人たちが結婚や出産を控えるのは全く当然のことだし、全ては、グローバル資本勢力による意向のままに、日本の国家体をどんどんと破壊しては、国民を徹底的に貧しくし続けている日本の政治権力に非常に大きな問題があるのは言うまでもない。
とにかく、全ての国民が『日本を取り戻す』と言いながら、日本を徹底的に破壊し続けている、史上最悪の『ペテン政権』の実態を知るべきだし、政府内からマスコミ、インターネットまで、真に愛国的な人々が徹底的に非難され、排除される一方で、グローバリストの使用人である『売国勢力』こそが、方々で声高に賛美され、強大な権力を保証される仕組みが強固に構築されていることを知る必要があるだろう。」
日本の人口が1億人を下回る2050年頃はオジサンの年代はもちろん、今の安倍政権に群がる輩も全ていなくなるかもしれないが、果たしてオジサンの孫たちの時代になって、「身の丈」の生活ができるのだろうか、とオジサンは思う。