昨日都議会最終日に都知事選の3選への出馬宣言をした小池百合子。
巷間、騒がれている学歴詐称問題はそもそも仮に大学を卒業していないからとやかく言われているのではなくこの疑惑の本質は「経歴詐称」にあり大学を出てないことが問題なのではなくて、卒業したかのように嘘をついているのではということが問題なのだろう。
さっそく、「『小池百合子』はカイロ大学を卒業しているのか? 「学歴詐称の真偽」に白黒つける」という記事もでていたのだが、多くの人が知らなかった事実も明らかになっている。
小池百合子、前代未聞の立候補会見! ぼくが「朝堂院大覚氏」の名前を出した途端に表情が凍りつき、再度の質問の瞬間からだを翻してその場から逃亡! 朝堂院大覚氏は小池ファミリーの大恩人で小池の「学歴詐称」を最もよく知っている。おかげで出馬関連だれも質問できず! https://t.co/12IuZ3atJq
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) June 12, 2024
「『小池さんはカイロ大を卒業していない』都知事の父を支えてきた“最後のフィクサー”都庁で「緊急会見」で語った中身」
その前日の6月11日、都庁で意外な人物が緊急の記者会見を開いた。朝堂院大覚氏だ。 「朝堂院氏は、大阪にある空調設備工事会社・ナミレイの元会長です。1982年、高砂熱学工業に対して業務提携を強要したとして逮捕され、懲役2年執行猶予4年の判決を受けています。ナミレイ会長時代はパレスチナ解放機構のアラファト議長の来日に尽力し、法曹政治連盟総裁に就任するなど、“最後のフィクサー”の異名でも知られていました」(社会部記者) 朝堂院氏は、小池知事のカイロ大学卒業という学歴が詐称ではないかという疑惑について、会見で「真実を述べて、嘘を取り消し、出直してくれ」と語った。両者の間には、意外な接点があった。 「もともと、小池さんの父親の勇二郎氏は、エジプトから石油を輸入する会社をやっていた。ところが、会社が倒産してしまう。その会社の倒産整理を引き受けたのが、私だった。私は勇二郎氏に『油を購入していたエジプトに行ったらどうだ』と提案し、私が資金援助して、カイロに日本料理店を開いた。当時、小池(百合子)さんは関西学院大学の1年生だったが、会社が倒産して学費が払えなくなったので、同大学を退学、父親ら家族と一緒にカイロに渡ったのだ」(朝堂院氏・以下同) カイロに渡った小池知事は、1年間、アメリカンスクールに通い、その後、地元の有力者と父親の尽力でカイロ大に編入したという。 「日本の大学で1年生だったから、カイロ大では社会学部に2年生として編入できた。それは家族も喜んでいたよ。当時のカイロ大は、名門で厳格な大学だった。そこに編入できたからね」 しかし、小池知事は3年生に進級できなかったというのだ。 「小池さんはアラビア語がしゃべれないし、書けない。だから、アラビア語だけの試験は、おそらく白紙だったと思う。落第して3年生には上がれなかったんだよ。それは、小池さんのルームメイトが克明に本で説明していたとおりだった。結局、小池さんはカイロ大を中退したんだ」 カイロ大を中退した小池氏は、「カイロで空手の雑誌を創刊したいから資金援助してほしい」と、朝堂院氏に頼んだという。これに対し朝堂院氏は400万円を用立てた。 「空手雑誌は1年ほどやっていたが、『空手は儲からない』といって、やめてしまった。それで、小池さんは東京に戻るというので、神田にある私の事務所でしばらく働いてもらうことにしたんだ。大学に通いながら、空手雑誌を作っていたわけじゃない。大学を中退して次の仕事をしたいというから資金を出した。だから大学を卒業なんてしていないのだ」 朝堂院氏が最後に小池知事に会ったのは、20年ほど前だったという。 「久しぶり、ご無沙汰ですと言って、立ち話をした程度だった。それ以来、会っていない」 これまで、学歴詐称問題について小池知事は「カイロ大が卒業を認めている」として、詐称疑惑を突っぱねてきた。あえてこのタイミングで朝堂院氏が会見をおこなったのは、「政治家が嘘をつきまくると、国が亡びる」という朝堂院氏の思いからだったという。 はたして小池知事は、会見内容をどう受け止めるのか――。 |
そして極めつけは、この二人の会談内容であろう。
「小池百合子 カイロ大学「超法規的」卒業の闇「恩返しとしてエジプトに多額のカネを…」【浅川芳裕×郷原信郎】
「小池百合子 都知事三期目に出馬表明へ」。先月、元側近から爆弾証言が飛び出し、小池百合子の学歴詐称問題が再燃した。エジプトの名門・カイロ大学を本当に卒業したのか。同大学に在籍経験を持ち、その時の体験・知見を一冊に詰め込んだ『カイロ大学〜〝闘争と平和〟の混沌』の著者でジャーナリストの浅川芳裕氏が、弁護士・郷原信郎氏のYouTubeチャンネルに出演。学歴詐称疑惑の真相に迫った。そこで明らかにされた驚くべき事実、そして小池とエジプト国家の恐るべき闇とは? 都知事選前に必読のテキスト! ■学生ファイルは軍事機密レベルで管理されている 郷原:小池百合子都知事の学歴詐称問題が再燃しています。4年前に出版された『女帝 小池百合子』(文春文庫)では、小池氏と一緒に暮らしていたこともある女性が匿名で登場し、疑惑が指摘されていました。そして昨年秋にはその人物が実名を公表したことで、本に書かれていた内容の信憑性が増し、疑惑が深まりました。さらに今年、小池氏の側近中の側近でもあった小島敏郎氏が、小池氏の学歴問題の火消しになったとされる「カイロ大学声明」について、自分が発案し小池氏側で文案を作ったものだと明かしました。 浅川さんは、エジプトやカイロ大学の事情に詳しいジャーナリストとして、2018年に『カイロ大学』(ベスト新書)という著書も上梓されていますが、この問題をどのように見ていますか。浅川さんがこれまで書かれたものを読むと、問題の本質は学歴の実態があったのかなかったのか、といった単純なことではないと感じましたが。 浅川:まず、声明について触れる必要があります。小池氏の学歴問題が取り沙汰された際、カイロ大学は彼女の卒業を認める声明を出しました。そして、エジプトメディアはこの声明を好戦的に報じていたんですね。例えば、こんな見出しが躍っていました。 「カイロ大学、小池都知事のために都知事選に火をつけた」 「カイロ大学、都知事の卒業証書を認めない日本メディアに対し法的手段で脅迫」 「カイロ大学、危機に瀕する東京都知事を救うために介入」 彼らの報道というのは100%検閲を受けた大本営発表であり、エジプト政府の意向、ひいては、エジプト軍事政権の対日戦略を代弁したものです。 日本の常識からすると、なぜ一大学のことに政府がそこまでするんだ、という疑問も出るでしょう。 実はエジプトの法律上カイロ大学は、国会、警察、軍隊と同等の「国家機関」という位置付けなのです。つまり、疑惑を受けてカイロ大学の名誉が傷つけられることは、彼らからすればエジプトという国家を侮辱されたに等しいことなんです。 声明でもはっきり、「カイロ大学及びカイロ大学卒業生への名誉毀損であり、看過することができない」と明記されています。だからこそ、「本声明は、一連の言動に対する警告であり、我々はかかる言動を精査し、エジプトの法令に則り、適切な対応策を講じることを検討している」と声明は侮辱への法的措置まで言及するわけです。 郷原:なるほど。学歴詐称問題を追及することは、そこまで大きい話になってしまう。日本の大学の物差しを当てはめても、今回の問題は測れないですね。 浅川:そして小池氏のカイロ大学卒業に関わる情報も、「軍事機密」に等しいレベルで管理されています。小池氏の卒業証書やテストの点数といった学業の情報は、学生ファイルとして二箇所に保存されています。大学本部と卒業した学部です。 これまでカイロ大学を取材した日本の記者は文学部に取材に行くと、小池氏と通じている日本語学科にまわされて、「ちゃんと卒業している」と通り一辺倒の回答をえて、撃沈するパターンでした。 そこで、もう一つの本部の方に以前学生ファイルを調べに行ったところ、天下りの軍人があらわれ「待った」がかかったんです。カイロ大学は、一般の真面目に勉強する学生にとっては日本と変わらない普通の大学ですが、反政府系の学生運動に参加したり、ジャーナリストとして疑いの目で見たりすると、「軍」の世界に引きずりこまれてしまうような大学なんですよ。 その状況を現地メディアは「軍幹部が大学の管理職の要職を独占しており、学びの場は軍の兵舎と化している」と描写しているほどです。 郷原:小池氏の卒業は、軍も巻き込む国家レベルの特別マターだったと。 浅川:私は小池氏の卒業を「超法規的」なものだと表現しています。卒業証書の信憑性や学業実態の有無というものではもはや測れません。声明にはエジプト・アラブ共和国の国章が押されており、これはエジプトが国家の意志として認めていなければ出せませんから。 ■「エージェント」としての姿、多額のカネも…… 郷原:過去の小池氏の動きからも、エジプト政府との強いつながりをうかがわせます。私は4年前に『女帝 小池百合子』の出版を受けて、FCCJ(外国特派員協会)で疑惑を追及する記者会見を予定していた。件の小島氏の手記によると、「卒業はした、と言うんだけども、なかなか解決しないのよ」と小池氏が憔悴した表情で相談をし、小島氏が「じゃあ大学に声明を出してもらえばいいじゃないか」とアドバイスしたのが6月6日。それが6月9日のFCCJ記者会見前に、「郷原、黒木(亮)の外国記者会の会見が明日の午後4時から行われる、その前にすべて済ませます」というメールが送られ、会見にぶつける形で駐日エジプト大使館のフェイスブックにカイロ大学声明が掲載されたのです。 わずか数日の間にこんなことができる。いかにエジプト政府にストレートに頼み事ができるルートを持っているか、その証左でしょう。 浅川:実際に大使館側、駐日エジプト大使との関係も密ですよ。長年「小池詣で」という慣習があって、大使が着任するとまず小池氏に挨拶に行くんです。これは現大使も経験しています。また、2022年に小池氏は都知事としてエジプト出張をしましたが、そのアレンジをしたのも大使館です。両者の交流は、逐一エジプト国家情報局のホームページに記録されていて、「小池氏はエジプトに個人的関心を持ち、全面的に両国関係の発展を支援してくれる人物だ」「(エジプト出張で)小池氏は大統領に会い、同じ会議に参加する栄誉を得た」なんてことが書いてある。そういった記述を読んでも、小池氏はエジプト国家の子飼い、いわば「エージェント」的に扱われているのだなと思わされます。 郷原:こういう関係性を踏まえると、小池氏の学歴が「詐称」なのではと追及していくのは難しいように見えます。エジプト側も、政治的な意図が絡んだ卒業について、否定的なことはなかなか言えないでしょう。 浅川:そうとも言い切れません。仮に小池氏の権力が失墜して用無しなるようなことがあれば、一気にちゃぶ台返しが起こるかもしれません。我々こそ小池百合子さんに騙されていたんだと。結局エジプトも打算的に動いているだけなんです。極端な話、岸田首相が、「本当のことを言わないと援助を止めるぞ」と(エジプト政府に)電話して政治的圧力をかければ一発でひっくり返るでしょうね。都知事と首相、どっちが権力が上か、どっちからもっと金を引っ張れるかということで考えれば、当然岸田さんの言う事を聞くでしょう。 郷原:具体的にエジプト側としては小池氏と結ぶことで、どんなメリットがあるのでしょうか? 浅川:一つはカイロ大学の広告塔としての利用価値です。大学の著名な卒業生には、PLOのアラファト議長やイラクの大統領サダム・フセインなどがいますが、先進国の政治的指導者というのは小池氏だけなんです。「カイロ大学が日本の指導者を育てたんだ」とアピールできます。 実際、新設のカイロ大学国際キャンパスの公式フェイスブックに小池氏のこんなPR画像が載っています。「カイロ大学はアラブの科学者や天才たちを多く輩出してきたように、日本の元防衛大臣である小池都知事の輩出に成功」というメッセージを添えて。 小池氏はカイロ大学の偉大さを証明し、国際的に宣伝するための極めて貴重な存在ということがみてとれます。 郷原:経済的なメリットはどうでしょう? 浅川:小池氏の口利きで、カイロ大学やエジプトが得られるメリットは絶大です。 たとえば、カイロ大学には2017年に日本研究センターというものができましたが、その前段に小池氏の口利きがあって、学長が大学評議会に進言し、設立したもの。大学の公式ホームページにもそう書かれています。 日本研究センターの開設記念シンポジムに私も出席しましたが、冒頭でセンター長は小池氏に深く謝意を述べた後、彼女の祝辞メッセージ動画が映し出されました。 また、エジプトの一部の学校では日本式の教育を「特活」という名前で導入しているんです。エジプトでは一切教わらない躾や倫理のところを日本式で教えるという。これにODA200億円ぐらい予算がついています(正式名称:「エジプト・日本学校支援プログラム(エジプト・日本教育パートナーシップ)」予算額186億2,600万円)。 この口利き役も小池氏です。エジプト大統領との会談時、この案件について直にお礼を言われています。2022年にエジプト外遊した際、都政とまったく関係ないその日本式学校を訪問し、エジプト政府をあげた大歓迎を受けているぐらいです。 (YouTube【ジャーナリスト浅川芳裕氏と語る小池百合子氏学歴詐称「カイロ大学声明」の本質】より、抜粋・一部加筆・編集) ◾️浅川芳裕(あさかわ・よしひろ) |
この記事を読むと、卒業証書の信憑性や学業実態の有無とか、「駐日エジプト大使館のフェイスブックにカイロ大学声明が掲載されたなどということがすべてがエジプト軍事政権が背景にあるということから、結果的に外国勢力を日本の選挙に介入させてしまったという重大な問題であり共謀罪に問えるレベルの行為なので、もはや小池百合子はこれ以上都知事にしがみつくことは許されない、とオジサンは思う。