新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

メディアに支えられている小池百合子の今後の4年間の悪行が注目される

2024年07月08日 11時39分26秒 | 小池百合子

昨晩食事が終わったころNHKニュースで小池百合子の当確選速報が流れていた。
ネットの掲示板にはこんなコメントがついていた。
 

今回も8時過ぎに当確と速報で出た。8時に締め切ってそれから一か所に集めて集計するには1時間はかかると言う。出口調査で頭角を出しているならもう当確することが決まっている、ということだ、安倍政権から特にひどくなっている選挙結果、何でもありの独裁カルト自民党なら勝たせるためには何でもするしそれはこれまでの自民党のしてきた事を見れば納得させられる。これが民主国家なのか

 
確かに都民ではないオジサンでも事前の多くのメディアの調査で、蓮舫が小池百合子に勝てるとは思ってはいなかった。
 
しかし、その負けっぷりには驚いてしまった。
 
蓮舫氏は失速…「2位」さえ逃した大誤算 「直接対決」かわされ、自民たたきの戦略も空回り 東京都知事選
 
7日の東京都知事選で、立憲民主、共産両党が「最強の候補」との期待をかけて共同擁立した蓮舫氏。参院議員の議席を手放して挑戦したが、小池百合子氏に大きく離され、石丸伸二氏にもリードを奪われ、「2位」にも届かなかった。出口調査や取材で浮かんだ「敗因」は、いったい何だったのか。
◆少子化対策でも小池氏と差別化を図ったが…
 蓮舫氏は7日午後8時20分ごろ、目に涙をためて取材に応じた。
 言葉は気丈だった。報道陣から敗因を問われると「私の力不足、そこに尽きると思います」と笑顔を浮かべた。有権者の反応については「本当に熱いものもありました」と振り返り、「楽しい闘いでした」と語った。声はしゃがれていた。
都知事選の落選が決まり、敗戦の弁を述べる蓮舫氏=7日夜、東京都千代田区で(市川和弘撮影)

 「裏金問題など自民党の国政に不満を抱く有権者を取り込む」。蓮舫氏の陣営関係者は当初描いていたイメージを打ち明ける。
 実際に蓮舫氏は、自民党から支援を受ける現職の小池百合子氏の姿勢や、明治神宮外苑再開発に代表される不透明な都政の意思決定を「ブラックボックス」と徹底して批判し続けた。
 公約や演説でも「若者の徹底支援」や、結婚にこだわらない多様な社会づくりを訴え、婚活事業を中心とする都の少子化対策と差別化を図った。
◆盛況だった街頭演説、集まったのは支持者ばかり?
 街頭演説は当初、平日は1日1回に限定し新宿、渋谷、立川など主要駅前に多くの人を集める戦略をとった。交流サイト(SNS)を通じ、盛況を外部にアピール。実際にどこの会場も聴衆であふれ、「地元にこんなに人が集まったのは初めて」という声が相次いだ。
 しかし、裏金問題を巡る主張は、小池氏が自民色を出さない戦略を展開したことで空回りした。幅広い分野にわたる都政批判は、政策に通じていると印象づける反面、焦点がぼやけた面も感じられた。
 街頭演説を見に来たものの途中で会場を去った大学生は「難しい話が多く、よく分からなかった。若者支援をするなら、若者に身近な話をしてほしかった」と残念がっていた。
 この大学生の言葉と行動は、本紙の出口調査の結果とも重なる。蓮舫氏は若者支援を訴えたにもかかわらず、調査結果によると、40代以下の有権者の支持を得られなかった。支持をがっちりつかもうと狙った年齢層は、石丸氏に流れた。
◆「テレビ討論会が開催されない」といら立ち
 小池氏と直接「対決」する機会が少なかったことも想定外だった。
 陣営幹部は「蓮舫さんは国会屈指の論客。テレビの公開討論会があれば勝つはずだが、小池陣営が出演を断っているのか、開催されない」ともどかしさを口にした。蓮舫氏自身、選挙戦終盤に「(小池氏と交渉する)努力をしたのか」とメディアに当たり、いら立ちを隠さなかった。
 選挙戦中盤、報道機関による情勢調査で不利が伝えられ、陣営幹部は「街頭は盛り上がっているのになぜ」と首をひねった。しかし、ある都議は「集まるのはもともとの支持者ばかり。内側を固めているだけで、小池さんと同じやり方だ。外側に支持を広げるには遊説の回数を増やさないと。石丸氏はそれをやっているから伸びている」と問題点を指摘した。だが、時すでに遅し。戦略を見直す時間はなかった。◆立民・共産との連携は奏功した?
 立民、共産両党の連携もプラスばかりとは限らなかった。演説の応援は古巣の立民幹部がほとんどだったが、一部で共産の幹部も参加し、蓮舫氏の公約にはない独自の訴えを主張する場面もあった。
 無党派層の取り込みについて、蓮舫氏は「こだわりはなかった。支持政党で線引きをせず、全都民に提言した」と振り返ったが、ある都議は「無党派層は極端な思想を嫌う。共産と組んだことで敬遠されたのではないか。無党派層や自民に嫌気を感じる保守層を取り込むであれば、そっちにも刺さるような戦略が必要だった」と悔やんだ。
◆「内向きの発信にとどまった」
 終盤戦では、商店街の練り歩きや街宣車での活動を増やし、アーティストのコムアイさんら著名な若者とインスタグラムで対談をするなどてこ入れをしたが、巻き返すことはできなかった。
 陣営関係者は7日夜、「想像していたよりも蓮舫さんを良く思わない都民が多かった。街頭演説もSNSも盛り上がったが、内向きの発信にとどまった」と肩を落とした。


  



 
まあ敗因はいくらでも出てくるのだが、それはすべて「後の祭り」で会って、細かいところを論じても意味がない。
 
なかには小池百合子の勝利の原因を、このように分析している御仁がいた。
 
小池3選アジェンダ通りの都知事選
 
小池3選アジェンダが目論み通りに機能した。
小池3選アジェンダとは
1.学歴詐称疑惑封印
2.反自公票分断
3.裏金封印
小池氏の学歴詐称疑惑を厳しく追及していたのはつばさの党。
つばさの党幹部は選挙期間中、身柄を完全に拘束された。
公選法違反事案は無数に存在する。
もっとも悪質な公選法違反は選挙買収であると言えるだろう。
過去に明らかな選挙買収の事実が明らかになった事例が多数存在する。
安倍晋三氏の桜を見る会前夜祭での利益供与疑惑もそのひとつ。
しかし、警察も検察も権力側の犯罪は取り締まらない。
小池氏の実効支配下にある警視庁は小池氏の意向通りに動いた。
つばさの党を凶悪犯罪者に仕立て上げて学歴詐称疑惑追及を封印した。
4月28日衆院補選との最大の違いがこの点にある。
メディアは小池氏の学歴詐称疑惑を掘り下げない。
メディアとの癒着が選挙戦術の核心であったと言える。
衆院補選とこれまでの地方自治体首長選挙で自民党が連戦連敗した背景は裏金巨大犯罪である。
都知事選でも小池氏を全面支援する自民党の問題が争点に浮上した。
この議論を封殺したのは「都知事選争点は都政」とする主張の流布だった。
メディアのキャンペーンである。
そして、都知事選構図を決定づけたのが反自公票分断戦術だ。
石丸伸二氏はこの目的を達成するための「第三の候補戦術」として用意されたと見られる。
石丸氏得票が伸びた最大の背景はメディアによる大宣伝。
2012年に泡沫政党「維新」が年末選挙で大政党にのし上がったが、これとまったく同じ図式である。
この年の8月に野田民主党内閣が消費税大増税法制定を強行した。
背徳の消費税大増税法制定だ。
これに真正民主党議員が抵抗した。
50名以上の民主党国会議員が離党して「国民の生活が第一」を結党した。
これが正真正銘の「第三極」政党だった。
しかし、主要メディアは「国民の生活が第一」を一切報道せず、連日連夜、「維新」を「第三極」として宣伝し続けた。
12月総選挙で未来の党(国民の生活が第一)は議席数を61から9に減らし、維新は11から54に激増させた。
メディア大宣伝とメディア報道封殺がもたらした結果だった。
低質化と悪質化が激しく進行する日本の主要メディアだが、人々の行動を誘導する悪魔的な力を発揮する。
今回都知事選では石丸氏に関心が注がれる報道が展開され続けた。
若く、斬新な候補者として安野たかひろ氏が存在する。
メディアが石丸氏報道に偏り、安野氏報道をないがしろにする合理的理由は存在しない。
しかし、メディアは都知事選告示のはるか前の段階から石丸氏だけを宣伝し続けた。
小池3選を実現するために最重要の方策は、反小池票が一人に集中することを阻止すること。
反小池票をかすめ取る「第三の候補」がどうしても必要だった。
その「第三の候補」として用意されたのが石丸伸二氏である。
政策の流れで言えば「対米隷属・新自由主義」であると推察される。
CIAが最大の力を注いでいるのが「対米隷属・新自由主義」政治勢力の育成だ。
これを彼らは「改革」勢力と称する。
若い人々を中心に「改革」という言葉に吸い寄せられる。
この勢力を育成・強化して、ゆくゆくは日本政治を既得権勢力と、この「対米隷属・新自由主義勢力」の二大政治勢力体制に移行させることを目論む。
「対米隷属・新自由主義勢力」として育成・強化が目論まれてきた対象が、「みんなの党」、「維新」、「希望の党」の流れであり、石丸伸二氏はこのカテゴリーに含まれる人物として大宣伝の対象とされたと考えられる。
日本の主権者がこの構図を正確に理解しないと、早晩、CIAの目論み通りの日本政治構造が構築されてしまうリスクが高まる。

 
都庁内の記者クラブは小池百合子のお気に入りの記者連中のたまり場らしく、都知事の記者会見でもフリーの記者やクラブ所属ではない記者は参加できない。
 
今回の都知事選では、小池百合子は「公務」と称してお気に入りの記者連中を伴って他の候補者がいかない個所を回り。それがメディアに喧伝されていたということが何度か見受けられた。
 
最後に、この老ジャーリストの昔話を紹介しておく。
 
本澤二郎の「日本の風景」(5218)

<経歴詐称知事3選策略成功の電通に軍配か>

みっともない都知事選が終わった。喜んでいるのは岸田文雄だけではあるまい。小泉純一郎、森喜朗、萩生田光一そして太田昭宏、山口那津男、原田とか谷川ら信濃町の面々か。駐日米大使のエマニュエルやエジプト大使らも。
日本の女性は男どもの悪だくみを昔から知っている。今は同じことを実践する時代なのか。その先陣を切った小池百合子。決して尊敬されることはないだろうが、本人も彼女にぶら下がる利権屋には無関係か。潔く出馬を見送ると思っていたが、小池の心は違った。男の悪党と同じようなレールを走って勝った。本当に勝利したのは電通のチームだったろう。
カネに糸目をつけない電通の選挙謀略は、蓋が開かないとわからない。石丸とか無名の地方の首長が大量得票し、2位につけた。無党派層の票をかき集めて、蓮舫を3番手に追い落とした。これは予想外のことだった。
カネがないとできない相談だ。
<不甲斐ない新聞テレビ報道に規制=経歴詐称記事ゼロ作戦>
それにしても、日本の新聞テレビは落ちるとこまで落ちてしまった。亡くなった妻の親類先に社会党代議士の正木清(衆院副議長)がいた。幼い子供のころの妻の記憶の中に、彼の「トロッコ」がある。炭鉱などで使われていたトロッコのことだ。
取材記者が小遣いをねだるという。読売新聞の渡辺恒雄は大野伴睦という派閥のボスの懐に手を突っ込んでいたと聞いたが、正木のところも同じだった。その中には朝日の記者もいたというから驚きだ。正木の言うのは、彼らは記者ではない。本物の汽車ではなかった。トロッコだった、というのである。正木は福島県平の生まれだが、北海道から政界に出た。彼は東電のフクシマ原発に反対だったことから、最近、見直されているという。
現在の新聞テレビの編集者は、全てがトロッコか。電通関係者はそう呼んでいるかもしれない。公選法に触れる小池の経歴詐称事件を全く報道しなかったのだから。小池の勝因は、新聞テレビが報道すべき内容を報道しなかった、そのお陰である。電通とナベツネの強固な連携を見て取ることができるだろう。悪党が都知事選の仕切り役だった。
興味のある野党議員は、政府自民党から電通に流れた大金をスクープしてはどうか。
<国民の右傾化を考えなかった立民のお粗末作戦>
日本の皇室や政財界の指導者には、外国人が少なくないことが分かってきた。当事者が覆面をかぶるものだから、多くの日本国民は気付いていない。しかし、清和会の森喜朗が「神の国宣言」を公然化させると、戦前の天皇制国家主義が火を噴く。
次の小泉の清和会は、戦前の国家神道よろしく、戦争神社の靖国参拝を繰り返し強行した。78年の田中・大平の日中友好はかき消され、隣人関係は壊れる。
日本国民の右傾化は、隣国の人々の精神にも影響を与える。友好が敵対するようになる。国民の精神は狂ってきている。特に安倍の10年で日本人のナショナリズム・排外主義は拡大している。そのようなときに二重国籍で問題となった蓮舫を擁立した立民もどうかしていた。案の定、電通作戦が効果を発揮した。立民に知恵者がいない。しかも、嘘をついて消費税を引き上げた松下政経塾の悪党・野田佳彦が蓮舫の親分であるからお話にならない。
<メッキが100%はがれた小池に期待する何物もない悲劇>
結局のところ、利権で走り出している三井グループにおこぼれは行くのだろうが、やることなすこと全て自民党と官邸と同じ小池都政を評価することはないだろう。彼女の歴史認識は極右の日本会議である。
統一教会と神道の萩生田光一とやまぐち・信濃町がまとわりつく。
小池の公選法違反事件の告発連発で、経歴詐称事件を覆い隠すことは困難となろう。」4年間無事にやり過ごせるか。
嘘は泥棒の始まりというではないか。


 
オジサンは2日前に「3期目の都知事の椅子は針のむしろになるだろう」とつぶやいたがまさに「4年間無事にやり過ごせるかどうかがこれからの楽しみになるのではないか、とオジサンは思う。
 
  

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