新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

清算ができるのか「野党共闘」

2019年04月26日 12時18分24秒 | 政治

毎年、この時期になると批判の的になる閣僚の税金による海外旅行。
 
今年は「飛び石」もなく完全な10連休だが、「天皇の『退位礼正殿の儀』がある4月30日と、新天皇即位の儀式がある5月1日は、全閣僚が国内に滞在する」らしいので。この2日間を挟んだ「前半」と「後半」に予定が分かれている。
 
安倍政権GW外遊ラッシュ 13閣僚“海外旅行”に血税5億の衝撃
 
       
            【日刊ゲンダイより】
 
要人との面会というのは、具体的にどんな成果が期待できるのか、巨額の費用をかける必要があるのか不透明です。とりあえず海外に行くための、取ってつけた理由にしか見えません。本当は、『連休中に日本にいてもやることがない』『海外に行くとVIP待遇を受けられる』という理由で、単なる“物見遊山”ではないのか」と指摘する政治評論家の山口朝雄が図星を突いていた。
 
通常国会はまだ閉会しておらず、閣僚連中にとっては「手当付の有給休暇」といったところか。
 
まったく緊張感のない閣僚連中なのだが、弱小野党が生き残りをかけた動きが活発化した。
 
国民 自由との合併を賛成多数で了承 野党勢力結集を」 
 

                【NHKニュース】 
 
「野党の分断と分散の歴史を統合と結集の新しい時代にしていきたい」と国民主党の玉木雄一郎代表は言っていたが、小沢一郎の画策に乗って「希望の党」になだれ込みながら、結果的には民進党を分断してしまったことの総括がまったくされていない。

そのため、希望の党から「排除」され立憲民主党を結成せざるを得なかった枝野幸男の怒りと不信感が解消されておらず、ギクシャクしてる様を国民は.良く見ている。
 
とりわけ、この2つの合併がまったく安倍政権を脅かすことにはならないことから、政権擁護紙はこんなタイトルの記事を出している。
 
国由合併 党首が合意も国民民主側の了承遅延 『決められない政治』再び
 
「『野党共闘』とは、結局小沢一派と民主集中制の共産党という、ともに指導者の暴走に歯止めを掛ける仕組みを持たない両者が密室で合意したことを支持者や無党派層に上から押しつける仕組みに過ぎず、だから人心が離反して衆院大阪12区補選では供託金を没収される醜態を演じた」という批判をネット上では見かけたが、さらに「野党共闘」に対して強烈な批判をしている人もいる。
 
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<共産党の屈辱的惨敗 - 展望を失って清算を迫られている「野党共闘」>
  2019-04-23  世に倦む日日
 大阪12区補選の結果は、「野党共闘」の看板で出た元共産候補の惨敗に終わった。マスコミの情勢報道で苦戦が伝えられ、候補者4人中最下位落選ではないかと噂されていたが、何と、得票率8.9%で供託金没収という目も当てられない失態劇となり、ネットの各所で嘲笑されている。票数は、当選した維新新人が6万0341票、次点の自民新人が4万7025票、3位の樽床伸二が3万5358票、最下位の宮本岳志が1万4027票。樽床伸二の半分にも達していない。マスコミの出口調査によれば、選挙区の共産支持層すら固められず、2割を樽床伸二に奪われるというお粗末となった。過去の大阪12区(衆)の選挙で共産党候補が得票したどの票数よりも少なく、絶句させられる衝撃的な結果と言うほかない。現職議員だった共産党の宮本岳志がこの補選に打って出たのは、7月の参院選に向けての「野党共闘」の景気づけのためであり、この選挙で善戦して「野党共闘」を盛り上げ、その主導権を共産党が握るためだったが、全く逆の民意が返り、甚だしく共産党の威信低下をもたらす顛末となった。
・・・中略・・・
今度の結果は次のように意味づけることができる。大阪12区に住む共産支持の有権者は、訳の分からない「野党共闘」の看板で出てきた無所属候補を拒絶したのだと。本当なら2万2000票入らなくてはいけないのに、1万4000票しか入らなかった。基礎票すら集めることができなかった。「野党共闘」のテーゼとスローガンが否定されたのだ。無党派だけでなく、共産支持の有権者までが、党本部が掲げて進めている「野党共闘」に納得しておらず、それに疑念を示しているのだ。立憲民主の支持層は6割近くが樽床伸二に投票していて、これまた「野党共闘」に期待・共鳴していない。「野党共闘」とは何なのか、その戦略で果たして安倍自民に勝てるのか、共産党や立憲民主党の支持者がそのことに確信を持っていない現実が浮き彫りになっている。
・・・中略・・・
共産党の退潮は2016年から始まっている。その前、共産党の躍進は2013年から始まり、2016年から下り坂になり、2017年の総選挙では、2016年参院選の601万票から160万票も減らした440万票となっている。本来、共産党はこのときに敗因を検証総括し、党勢失速の真因を突き止めなくてはいけなかった。だが、共産党はそれをせず、希望の党が「野党共闘」を壊したからと責任転嫁し、「野党共闘」戦略(=「国民連合政府」構想)の正当性に頑迷に固執、しばき隊との一体化路線をひたすら維持・継続することになる。そして、今回の統一地方選と衆院補選を迎えた。この敗北の事実について、科学の党がどこまで社会科学して問題点を正しく検出するかが問われている。共産党の支持層までも「野党共闘」に愛想をつかしていることを、党幹部は正しく認識する必要があるだろう。
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現在の安倍政権を倒すには、共産党抜きでは実現しないはずであり、その点は共産党もかなり意識はしている。


今後のことは「一寸先は闇」といわれている政界なので、仮に立憲民主党との合流が実現したら「民主党」の党名が復活するという国民にとっては最も茶番で悲劇的なことになるのではないだろうか、とオジサンは思う。
 
 

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