新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

総裁選は長老たちのキングメーカーの椅子取り合戦

2024年09月22日 11時43分20秒 | 日米地位協定

昔から「暑さ寒さも彼岸まで」といわれてきたのだが、能登半島の住民の方には申し訳ないが、昨夜はすっかり秋の虫たちの声に包まれてぐっすり眠ることができた。
 
一方、総裁選を辞退したからと言って、新しい総理大臣が国会で指名されるまでは、岸田文雄は現職の総理大臣のはずだが、能登の豪雨災害を放置してアメリカに卒業旅行に行く岸岸田文雄には批判の声が集まっていた。
 
岸田首相 アメリカへ出発 日米首脳会談やクアッドの首脳会合に
 

岸田総理大臣は、日米首脳会談や日米豪印4か国によるクアッドの首脳会合などに臨むため、アメリカへ向けて出発しました。
これに先立ち、首脳会合を通じて『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた協力をいっそう深化させ、地域の安定につなげたいという考えを示しました。
岸田総理大臣は、退任前の最後の外国訪問として4日間の日程でアメリカを訪れ、バイデン大統領の地元・デラウェア州で、日米首脳会談や日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み=クアッドの首脳会合に臨みます。
また、ニューヨークで国連総会に出席する予定で、午前9時半ごろ政府専用機で羽田空港を出発しました。
これに先立って岸田総理大臣は記者団に対し「日米豪印首脳会合では『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた協力をいっそう深化させ、地域の安定・安全と繁栄の確保につなげたい。国連総会では、未来サミットに出席し、平和で自由で豊かな世界の未来に向た、日本の考え方を発信する」と述べました。
現地では、同じく国連総会に出席するウクライナのゼレンスキー大統領との会談も調整していることを明らかにし「会談を通じて地域情勢や、安保理改革を含む国連の機能強化の議論を深めたい」と述べました。

 



 
そんな岸田文雄のいない間も、9人もの「ドングリ」が背比べをしている。
 
だから、バカバカしくて見ちゃいられない 自民党総裁選の公約はどれも実現できない空手形
 
朝日のスクープ写真に「無視」を決め込んだ岸田首相、総裁選候補者たちと他のメディア。露骨な疑惑封じだが、この後には形だけみそぎ選挙を控えているのだから、再調査などやるわけがない。そんな連中が「信頼回復」などと言い、付け焼き刃で「国家観」「憲法観」を語るマンガに国民は辟易。
  ◇  ◇  ◇
 改めて浮かんだカルト教団との蜜月関係も、シレッと無視してやり過ごす気のようだ。自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係のことである。
 2013年の参院選直前、当時の安倍晋三首相が教団会長らと自民党本部の総裁応接室で面談をしていた問題。特報した朝日新聞によると、面談では安倍と教団の徳野英治会長らは、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員の当落予想のやりとりをした。安倍は教団側に選挙支援を要請する言葉を伝えたそうだ。朝日は、面会に安倍の実弟・岸信夫元防衛相と萩生田光一前政調会長も同席する写真を掲載。密談の実態を示す動かぬ証拠である。
 こうした“トップ会談”の甲斐あってか、北村は同参院選で初当選。組織ぐるみで蜜月関係を築いていたのは明白だ。自民党は2年前、教団や関連団体と所属議員の接点などを巡る点検結果を公表。半数近い議員に教団側との接点があったことが分かったが「党として組織的な関係はない」と繰り返してきた。今回の報道で、この説明が真っ赤なウソだとハッキリした格好だ。
 当然ながら再調査が必須である。ところが、岸田首相は「国会でたびたび説明させてもらった。ぜひそれを確認してもらいたいと思っており、今の段階でそれに付け加えることはない」とガン無視だ。
 岸田は先月の退陣表明会見で、統一教会の問題について「国民の政治不信を招く事態」とした上で「私が身を引くことでケジメをつけ、総裁選に向かっていきたい」と発言。ならば、総裁選のさなかの今、最後のケジメとして再調査すべきではないのか。これまで、点検後に教団との接点が発覚した議員が続出してきたのに、一切、調査に踏み切らなかったところを見ると、ハナからヤル気などないのは明らか。「さっさと終わらせて逃げたい」が本音だろう。
■再調査するか」の問いに全員沈黙
 自民党総裁選の候補者も軒並みダンマリである。17日のTBSの番組では、司会者から統一教会との関係について「総裁になった場合、再調査を行う方は挙手を」と求められたが、画面に映し出された9人の候補は一様に黙りこくった。「若手のホープ」ともてはやされる小泉進次郎元環境相と小林鷹之前経済安保相に至っては、揃ってテーブルの上で固く両手を組み、不自然なほどの無表情で虚空を見つめ続けていた。
 林芳正官房長官は同日の時事通信などのインタビューで「(2年前の点検時の)条件や背景を超えて調査しなければならないことになれば、やぶさかではない」としたものの、「今は報道が出た段階なので、何かやらなくてはならないという段階ではない」と、やはり後ろ向き。大メディアも踏み込んで報じる様子はない。
 露骨な疑惑封じだが、彼らがこんな態度をとるのも当然と言えば当然である。総裁選で新たな「選挙の顔」を選び“刷新感”を示した上で、早期に衆院解散に踏み切る。議席を維持して勝利することで「みそぎ」とし、教団問題を過去のものにする腹積もりだ。再調査などして新たな不祥事を“発掘”してしまえば、戦略に狂いが生じかねないわけだ。
 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
教団問題については、クサいものに蓋をして、さっさとリセットしたいというのが自民党の本音でしょう。裏金問題を巡っても同じことが言えます。総裁選の候補者は使途報告義務のない『政策活動費』の廃止に言及していますが、肝心の企業・団体献金の是非には触れず、何より重要な実態解明に関してはほとんど話題にすらしない。教団と裏金を徹底的に隠して、次期衆院選で勝てば国民は忘れると高をくくっているのでしょう
■解散総選挙で「疑惑リセット」は自民の常套手段
 そんなヨコシマな連中が総裁選で「党の信頼回復に全力を挙げる」などとのたまっているのだから、国民も呆れ返っているのではないか。
 候補者の公約も付け焼き刃だ。
 茂木敏充幹事長は、防衛費倍増や少子化対策強化に伴う保険料の追加負担を「ゼロにする」と荒唐無稽なことを言いだし、進次郎は“クビ切り自由化”と悪評ふんぷんの「解雇規制の緩和」に言及。高市早苗経済安保相はこのインフレ下で「日銀の追加利上げに反対」などと言っているのだから、フザケている。
 9人の候補が揃って口にするのは「改憲」だが、次期衆院選を見据え、岩盤保守層へのアピールがあるのは明らかだ。
総裁選の候補者は、とにかく統一教会と裏金の問題以外なら何にでも言及している印象です。教団や裏金に国民の視線が向かないようにするために、あえて『負担ゼロ』や『解雇規制の緩和』といった賛否が割れる話題に触れているのではないか。闊達な議論が交わされているかのようにも見えますが、その狙いは結局、疑惑封じなのでしょう」(金子勝氏=前出)
 つまり、総裁選で展開される議論は疑惑を隠すためのショーでしかないということ。そんな見せ物の“演者”たちが「国家観」「憲法観」を語るなど、まるでマンガである。
■浮上する「10.27」総選挙
 このまま、衆院選になだれ込み、疑惑をリセットするなど決して許されない。ところが、早速、早期解散に向けた動きが出てきている。自民党の浜田靖一国対委員長が18日、立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、次期首相を選出する臨時国会を10月1日に召集する日程を示した。これが早期解散への布石とみられている。
「秘書給与を詐取した罪で在宅起訴された広瀬めぐみ前参院議員の辞職に伴う補欠選挙が10月27日に実施される。自民党は候補擁立を見送り『不戦敗』が確定していますが、『敗戦イメージ』を薄めるため、衆院選を同日に実施すべきとの声が党内では根強い。10月1日の臨時国会召集の場合、すぐに所信表明演説や代表質問を行い、第2週の早い時期に解散に踏み切れば、『10月15日公示、27日投開票』は実現できる。そのため『やはり早期解散か』と囁かれているのです」(永田町関係者)
 こんな手口は今に始まった話ではない。解散総選挙によるリセットは、自民党にとって常套手段と言える。
 安倍政権の14年、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定により内閣支持率が下落。すると安倍は「アベノミクス解散」と意味不明な理由で解散総選挙に打って出た。17年にはモリカケ問題で政権が大炎上する中、突然、北朝鮮の脅威をあおり立て「国難突破」を大義に再び解散に踏み切った。いずれも批判を吹き飛ばすことに成功したのだった。
 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
そんなバカバカしいやり口に国民は気付き、呆れているに違いありません。統一教会の問題を巡っては、時の政権トップが教団幹部を総裁応接室に通すという異常さがハッキリしました。自民党の『調査しない』姿勢に納得できる国民は少ないでしょう。未曽有の裏金事件への対応についても同様です。国民をだませると思ったら大間違いです
 解散総選挙ができるものならやってみろ、である。待っているのは国民の鉄槌だ。


 
そして背比べをしているドングリ子たちを尻目に老害をばらまいている輩がいる。
 
自民党長老たちの『仁義なき総裁選バトル!』森喜朗が大暴れ、菅の『電話かけまくり作戦』、そして麻生は『棄権しようかな…』
 

テレビ討論会で政策を戦わせる候補者たち。本来なら、そうした論戦で票を集めるべきかもしれないが、実際はそれで勝負が決まるわけではない。水面下で行われる老獪な駆け引きが今後の展開を左右する。
■義弟にも裏切られ焦る麻生
「進次郎が総理になったら俺は亡命する」
麻生太郎は最近、親しい記者や議員に冗談でこうこぼしているという。
過去最多となる9人が立候補した自民党総裁選。1回目の投票ではどの候補も過半数を獲得することができず、上位2名による決選投票になるのは確実と見られている。
長老たちは自分の意中の候補をいかに決選投票に残すかが勝負となるが、麻生は現状、厳しい戦いを強いられている。ある自民党関係者が説明する。
「麻生さんは河野太郎さんを応援していますが、広がりに欠けています。麻生派内の若手の一部は小林鷹之さんの支持にまわっていますし、上川陽子さんの推薦人には麻生派から9人もの議員が名を連ねています。麻生さんの義弟である鈴木俊一財務大臣ですら上川支持を明言しました。鈴木さんら麻生派ベテランは以前から、河野さんを認めていません。麻生派は空中分解しています」
国民人気の高い石破茂と小泉進次郎が決選投票に残る―これが大方のメディアの見立てだ。こうした報道を目にするたびに、麻生の顔色は悪くなっていったという。麻生派の中堅議員が語る。
「麻生さんからしたら、政敵である菅義偉さんが担いでいる進次郎さんに乗ることだけはありえない。周囲にも『人気投票になっては絶対にいかん』と吹聴しています。
とはいえ石破さんにも乗れない。石破さんは麻生政権下の'09年に、麻生総理に退陣を迫った経緯があり、そのことをいまだに許していないのです」
「悪魔の選択」を迫られそうな麻生は、周囲に「(投票を)棄権しようか」などと語り、なかば投げやりになっているという。
■いつの間にか”最強派閥”の菅
一方の菅は「勝利」を目前にして絶好調だ。進次郎陣営の一人が語る。
「菅さんは『進次郎をお願いします』と各所に電話をかけまくっている。国会議員はもちろんのこと、地方の有力議員や各種業界団体のトップらに直接電話して、党員票もかき集めています」
最近、「進次郎以外を支持したい」と断りを入れた中堅議員に対して、菅はこうすごんだという。
「決選投票では、わかっているんだろうな」
こうした菅の動きについて、まだ総裁選への出馬を画策していた頃の野田聖子は、討論番組でこう表現している。
「新しい派閥が出現していますね。菅さんはとても強いです。『菅さんにお世話になった』ということで、無派閥(の議員)に声をかけてもブロックされてて……」
脱派閥を掲げてきたはずの菅が無派閥議員たちを束ねて、まるで「派閥の領袖」のように振る舞っているわけだ。
総裁選には若手や女性が立候補して、古い体質が刷新されたかに見える自民党。しかし、裏ではいまだに長老たちが自らの権力を守ろうと暗闘を繰り広げている。
■オワコンなのにキングメーカー気取りの森…
そんな自民党の内実を喝破したはずの野田本人も、長老たちの思惑に引きずり込まれていく。安倍派の閣僚経験者が語る。
「野田さんは石破さんと連携してきたはずなのに、突如として進次郎の推薦人に名を連ねた。野田さんが心変わりした背景には、『安倍派のドン』である森喜朗さんの懐柔があったと言われています」
菅と並んで進次郎を強力にバックアップしているのが森だ。地元・石川の北國新聞のインタビューに久々に登場すると、「党の代表としては進次郎さんが一番いいと考えている」とべた褒めした。
さらに「萩生田(光一前政調会長)さんとはいろいろ話をしている」と、子分を使って暗躍していることをにおわせた。安倍派の中堅議員が語る。
「森さんは、小林鷹之を中心になって担いだ佐々木紀さんを、『進次郎をやれ』と言って引き剥がした。佐々木さんは森さんの選挙区の後継者だから逆らえるはずがない。
だが、裏金問題と旧統一教会問題が再燃している今、森さんがでしゃばってくるのは迷惑だろう」
■「石丸現象」の仕掛け人が総裁選で暗躍
ところがここに来て思わぬ事態が発生している。共同通信社が9月15、16日に実施した電話調査で、誰が新しい党総裁にふさわしいと思うか自民党支持層に質問したところ、高市早苗が27・7%でトップに躍り出た。続く石破が23・7%、進次郎は19・1%だった。高市が決選投票に食い込んでくる可能性が出てきたのだ。
実はこの高市の急浮上を、裏で仕掛けた人物がいる。東京都知事選で石丸伸二を担ぎ、「石丸フィーバー」を巻き起こした選挙プランナーの藤川晋之助だ。藤川本人が語る。
「ドトールの鳥羽博道名誉会長に頼まれて手伝うことになりました。進次郎さんは選択的夫婦別姓を持ち出したので保守層が離れた。石破さんは女系天皇に言及したのが失策。自民党員に向けた選挙なんだから当然、保守が多いわけで、高市さんはそこを取り込んでいる。
石丸くんを支持していた人にも意外と『高市推し』が多い。一部の方々が手伝ってくれています」
進次郎が失速している原因はこれだけではない。1ヵ月半にも及ぶ長期戦で、メッキが剥がれてきているのだ。全国紙の政治部記者が説明する。
「候補者が9人もいるため討論会などでも発言機会が限られ、進次郎もボロは出さないと思われていたのですが甘かった。進次郎に質問が集中し、逆に悪目立ちしてしまっています。9月14日の日本記者クラブ主催の公開討論会では、北朝鮮の拉致問題について、金正恩と『同世代だから今までにとらわれない対話の機会を模索したい』とわけのわからないことを言い、失笑を買いました」
■「高市総理」をなんとしても阻みたい勢力
進次郎が支持を回復できず、仮に高市が決選投票に進めば、絶望的だった麻生に起死回生の一手が見えてくる。麻生派の中堅議員が言う。
「麻生さんと高市さんは安定的な皇位継承や外交・安保政策で考えが通じる。麻生派は推している候補がバラバラで、統制が取れていないように見えますが、それは決選投票への布石です。さまざまな陣営に恩を売ることで、決選投票でまとまって票を動かす戦略です」
もちろん麻生が高市と組むのに、ハードルがないわけではない。財務省の中堅職員が語る。
財務省としては、高市氏が総理になることをもっとも警戒しています。アベノミクスの継承者を自称する高市氏は財務省を敵視している。すでに日銀の追加利上げに反対し、さらなる金融緩和を行うと明言しています。財務省は次官以下、麻生氏が高市氏を支持しないよう説得に回るはずです」
また高市が政策リーフレットを党員らに郵送した件については、岸田文雄総理も問題視している。
■眼鏡を光らせほくそ笑む岸田の思惑
岸田は投票する候補者をあえて決めず、様子見しているという。旧岸田派の若手議員が語る。
「私は進次郎を推していますが、週に1回、陣営の様子を報告に来るように岸田さんに言われています。候補者の動向を探って、直前に判断しようとしているのでしょう。
進次郎陣営には木原誠二さんや村井英樹さんなど手下がいるし、石破陣営には旧知の仲である遠藤利明さんがいる。岸田さんはどちらにも乗れる状況です。また、高市さんは麻生さんだけでは進次郎や石破に対抗できないので、必ずすり寄ってくる。岸田さんは勝ち馬に乗ればいいだけです」
総裁選への不出馬という究極の選択をした岸田はいま、キングメーカーになろうとしている。前出の自民党関係者が語る。
「自民党の長老たちといっても、森さんは引退しているし、二階俊博さんも身を引くことを決めた。菅さんや麻生さんにしても、もう終わりが近い。結局、最後に残るのは岸田さんだけです。
旧岸田派の林芳正さんと上川さんを競わせているのも、自分の求心力を維持するためです」
岸田は薄暗い官邸で眼鏡を光らせほくそ笑む。長老たちのどす黒い思惑とともに、総裁選は進む。

 
以前、ジャーナリストの高野孟が、「自民党総裁選はコップの中の「濁水」かき回しの様相だ」と指摘していたが、候補が出そろい、決選投票の票読みが露骨になり薄汚い長老たちが跋扈し始めると文字通りの「濁水」かき回し」が顕著になってくる、とオジサンは思う。
  

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