新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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ワクチンで25歳の若者が死亡し、五輪関係の経理部長が自殺

2021年06月08日 11時50分08秒 | 東京五輪疑惑

2年前の話になるが、厚労省の「不正統計問題」が話題になった。
 
概要を簡単に整理すると、 
厚労省は、
(1)ルール上、全数調査すべき調査をサンプル調査に勝手に切り替える。
(2)サンプル調査の場合に必要となる補正作業を忘れる。
(3)すべてのデータを訂正せず18年からの訂正のみにとどめる。
(4)一連の内容を公表しない、という4つの不正を行っていた、という話。
 
不正の根幹部分は、本来、全数調査すべきところをサンプル調査にして、それを補正せずに放置したことであった。
 
そもそもサンプル調査は一般的であり、サンプル調査を行ったからといって、それだけでデータがおかしくなるわけではないのだが、例えば、1000件を調査する際に200件だけをサンプル調査した場合には、得られた数字に5をかけるという補正作業を行えば、1000件の調査に近い数字が得られる。
 
不正が見つかった調査は、全数調査が義務付けられているので、サンプル調査に変更した段階でルール違反だが、数字がおかしくなったのは、上記の補正作業を忘れていたからであった。
 
1000件分の数字が必要なところが、200件分の数値しかなかったということなので、出てきた賃金の数字は実際よりも低くなってしまった。
 
 このミスは2004年からずっと続いていたので、十数年間、賃金が低く算出されていたことになるだが、問題はこれだけにとどまらない。
  
一連のミスが発覚した場合には、通常であれば、04年までさかのぼって、すべてのデータを補正するのが正しい訂正方法になる。
 
ところが、厚労省はこうした訂正を行わず、18年以降のデータだけを訂正するという意味不明の対応を行ったため、18年からは急激に賃金が上昇したように見えてしまった。
 
この訂正作業は、麻生太郎財務大臣による統計批判がきっかけだったとも言われており、これが政権に対する「忖度」であると批判される原因になっていた。
 
なにしろ当時の安倍晋三があたかも「アベノミクス」によって賃金が上昇したと国会でうそぶいていたので、いまさら変えることができなかったというお粗末な話であった。
 
これに関しては、当時のNHKが立派な検証番組を行っていた。 
 
問題の核心は!?徹底検証・統計不正
 
まあ、厚労省という組織だけではないだろうが、多くの官僚には「事なかれ主義」が浸透しており、前任者の非を容易には改められないらしい。
 
前振りがながくなったが、最近、厚労省はこんなことをやり始めていた。
 
病床使用率の算出方法を変更 厚労省『実態に合わせる』

厚生労働省は4日、新型コロナウイルスの感染状況を示す指標の一つである病床使用率の算出方法を同日から変更すると発表した。一部の地域では使用率が下がる可能性があるが、担当者は「上振れしていた分を実態に合わせる」と説明した。
 政府の対策分科会は、自治体と医療機関が新型コロナ患者受け入れで調整済みの「確保病床」の使用率について、50%以上はステージ4(爆発的感染拡大)、20%以上はステージ3(感染急増)相当としている。
 厚労省はこれまで、確保病床としての調整が終わっていない「一般病床」に入院している場合も、分子となる入院者数に含めて算出し、毎週公表していた。

なんで今なのか、という疑問には、この人が明確に指摘していた。

まさに五輪強行開催に向けてはなりふり構わずということか。
 
厚労省関連では、ワクチン接種後に死亡した人の数は公表していたが、ついにその詳細が公表された。
 
新型コロナワクチン 接種直後に急死した日本人85人詳細データが公表
 
その後、詳細データどころか、「ワクチン接種4日後に医療従事者25歳男性が『飛び降り』厚労省が報告」というショッキングな報道が飛び込んできた。
 
ワクチン接種時期と飛び降り死亡の直接的な因果関係はまだ解明されていない。
 
まだまだ「治験レベル」のワクチン接種に関しては今後も様々な問題が発生することが懸念される。
 
ところでワクチンとは全く関係ないが、不吉な事件が起きていた。
 
JOC幹部が電車に飛び込み死亡 自殺か
 
事情をしらない一般国民からすれば、「なんで、こんな時期に?」と思うのだが、腐臭漂う五輪招致関連との見方もあった。

JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係…竹田恒和前会長、森喜朗前会長、菅首相も疑惑に関与
 
しかし、タイミング的には、TBSの「報道特集、組織委員会の現役職員証言」の後なので、様々な憶測がとんでいた。

 
      
JOC経理部長というのは、組織委員会の現役職員とは異なると思うのだが、少なくともどのような組織であれ、「経理部長」という役職は正確さや誠実さが求められる真面目な人物という印象が強い。
 
世の中にはその立場を悪用し不正する経理部長はいるが、自殺したのは「経理部長」の森谷靖氏(52)だったらしい。
 
国会でも追及が始まった「不審なカネの流れ」と自殺との間に何らかの関連性があるのではと推察せざるを得ない。
 
真相が闇に埋もれるなどあってはならないのだが、それにしても今回の五輪は「五輪憲章」を大きく逸脱しており、早く中止しなければ第二の犠牲者が出るかもしれない、とオジサンは思う。 
 
    

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