新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

やっぱりいらない安倍晋三とそのパフォーマンス

2019年10月22日 12時09分09秒 | 安倍晋三

約1か月半ぶりに築50年近い別荘に行き薪作りをしようとしたが、台風15号と19号という2つの台風の影響で、敷地内のぬれ落ち葉の片づけで時間を過ごしてしまった。

山の中の別荘なので水害はまったくなかったが、強風の影響でブレーカーが落ちて冷蔵庫の中は常温状態であった。

新聞、電話、インターネット等がない生活から戻ると、様々な変化が日本に起きていたらしい。

先週、出かける前日に、「やっぱりいらない東京オリンピック」の中で、同名の本の書評を紹介した最後で、「『復興五輪』どころか、『復興のために五輪を止めるしかない』という指摘は当然であろう」とつぶやいた。

どうやら最近では本質的な問題から「2020東京五輪」の開催自体が怪しくなってきたようである。

なんでも「IOC」と国際陸連と日本の組織委員会の三者で水面下で、灼熱の東京での「マラソン」と「競歩」は選手にとって過酷であるとの理由から、「札幌」で行うことが決まったと一方的に発表されたらしい。

実は、この動きは主催者である東京都の都知事には事前に知らされていなかったようで、狼狽と醜態を露わにしたようであった。


明らかに「嘘から始まった五輪招致」が見事に露呈してしまったということであろう。

「10月22日」は「旗日(祝日)」と明記されていない多くのカレンダーがあるが、オジサンの机上のカレンダーも昨年末に買ったため、本日は平日になっていた、「「即位礼正殿の儀」。

しかも午後からが盛大なパレードが予定されており、今回は計画では自民党本部前を通る予定と報道されていた。

そのパレードが台風の影響なのか、11月10日に延期されたというニュースがあったという。

この延期は政府が発表したらしいのだが、こんな裏事情があったらしい。

即位パレード延期は天皇の意向、官邸は台風被害無視で強行するつもりだった! なのに延期した途端『安倍首相の判断』とPR」という記事では宮内庁担当記者がこうバラしていた。

「天皇陛下は台風19号の被害が明らかになった直後から、パレードの延期を主張されていたようで、15日の段階で宮内庁から官邸の皇室担当である杉田和博官房副長官に、陛下の意向が伝えられた。ところが、首相官邸は準備が進んでいることを理由にこの要望を一蹴、逆に陛下を説得するよう宮内庁に命じたんです」

そして、同記事は、 
「姑息なのは、17日、この延期決定を公表した際の安倍首相のやり口だった。まず、安倍首相が被災地訪問した際、同行記者団に『今回の被災状況を踏まえて延期する方向で検討している』と発言、これを受けて、菅官房長官が会見で『首相から延期の方向で検討するよう指示があった。宮内庁と相談し、あくまで内閣として判断した』と説明し、まるで安倍首相の『英断』のようなストーリに仕立ててしまったのだ。」と批判していた。

まあ、安倍晋三らしい「皇室の政治利用」の一環なのであろう。

即位の礼・恩赦も官邸主導 天皇政治利用の悪政ゴマカシ」という記事では悪政ゴマカシ」ぶりをあぶり出していた。

慶事に水を差すつもりはありませんが、安倍政権は皇位継承を必要以上にイベント化しているのではないか。天皇即位の関連費は総額166億円に上る。平成の即位関連費と比べて3割も増額されています。台風19号の被害対応には7億円しか支出しないのに、即位イベントや東京五輪に巨額の血税をつぎ込むことに国民の理解を得られるでしょうか。そもそも、即位の礼や大嘗祭は皇室神道の祭祀であり、公費の支出は、憲法が定める政教分離の原則に反するという見方もある。当の皇室からも、大嘗祭を国費で賄うことに異論が出たほどです

本来は皇室の私的な宗教行事である即位や大嘗祭を国の行事にして、国家主義的な意義を強調したのが明治時代の長州閥です。安倍政権は、明治の天皇像を復活させようとしている。今回の即位関連行事を大がかりなイベントにして天皇の権威を高めることは、神格化を進めて改憲につなげる助走のようにも見えます。外交は八方塞がりで、日韓関係の悪化は日本経済にも悪影響を及ぼしている。景気低迷は深刻で、経済指標の数字もごまかせなくなってきました。地震や台風の被災者に冷淡な政権に対する不満もたまっている。そうした諸問題にフタをする奥の手が天皇の政治利用ですから、あまりに悪辣と言うほかありません
(政治評論家・本澤二郎氏)

歴史的に見て、恩赦は権力者による支配の手段として使われてきました。大日本帝国憲法では、天皇の大権事項とされていた。戦前の天皇と同じことを政府が実施するわけです。天皇の名を政治利用しているという批判は免れません。しかも、閣議決定の直前まで恩赦の具体的な内容は知らされなかった。どのような議論があり、どうやって対象基準や規模を決めたのか不透明なままです。国民主権の原則から言えば、政府がやることはすべて国民に明らかにしなければなりません。恩赦の対象者には公選法違反者も含まれています。そこに政治的判断が働いていないと言い切れるのでしょうか。国民への丁寧な説明がないまま、官邸主導で何でも決めてしまう。残り任期が少なくなってきたことで、安倍政権の独裁体質に拍車がかかってきたように感じます。ここへきて、緊張が高まる中東地域への自衛隊派遣を検討すると言い出したことも危険すぎる。憲法を無視する独裁政権が、いよいよ総仕上げにかかってきました
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)

さて、「安倍晋三ラグビー担当大臣」とネット上で揶揄されていた安倍晋三。

予想通りこんなツイートが出ていた。

これに対しては、様々な反応があったが、印象的だったのがこの一言。

ラグビーの健闘称えるのも結構ですがその前に被災者への労わりとボランティアへの活躍をねぎらう言葉がなぜ発せられないのですか、残念です。
ボランティアはラグビーテレビ観戦も止めて作業したんです。
ボランティアへの労いと手弁当で頑張るボランティアの存在と感謝をお忘れなく。

安倍晋三のラグビーネタのまとめがこの記事。   
   
<安倍首相がラグビー南アフリカ戦の後「夢のような一ヶ月間」と無神経ツイート! 2つの台風で被害受けた国民を無視する冷酷>
 2019.10.21 11:22 リテラ
・・・前略・・・
 夢のような一ヶ月間……? 言っておくが、先月のいまごろは台風15号の影響で千葉県内では災害発生から約10日も経っていたというのに停電や断水がつづいていた。そして、今月12日に上陸した台風19号では死者が81人にのぼり、いまも4000人以上の人が避難生活を強いられている。
 そうした現実があるというのに、それをまるで無視するかのように、ラグビーワールドカップの日本対南アフリカ戦が終わるやいなや、さっそく〈夢のような一ヶ月間〉とメッセージを発信する──。とてもじゃないが総理大臣の振る舞いとは思えない醜悪さだ。
 だいたい、この日、安倍首相は被災地である長野県を視察し、千曲川の堤防が決壊した長野市穂保地区で黙祷をおこなったばかりだった。そんな日の夜に、どうして〈夢のような一ヶ月間〉などというメッセージを発信できるのか、神経を疑わざるを得ない。
 しかも、こうした無責任、無神経を安倍首相は繰り返してきた。
 事実、この台風19号の発災からわずか2日ほどの14日、安倍首相は16時44分からおこなわれた非常災害対策本部会議で「とにかく人命第一だ」「夜を徹して作業に当たってほしい」などと指示しておきながら、自分は17時34分に首相官邸を後にし、富ヶ谷の私邸に帰宅。そして、ラグビー日本代表がスコットランド戦に勝利してわずか約10分後に、こうツイートした。
〈東日本大震災でもスポーツの力を実感しましたが、世界の強豪を相手に最後まで自らの力を信じ、勝利を諦めないラグビー日本代表の皆さんの勇姿は台風で大きな被害を受けた被災者の皆さんにとっても元気と勇気を与えてくれるものだと思います。日本代表初の決勝トーナメントでのご活躍を期待しています。〉
 人命救助の分岐点である発災後72時間以内という一刻を争うなかにあって、〈被災者の皆さんにとっても元気と勇気を与えてくれる〉などと台風被害をすっかり過去の扱いにして、上から目線で被災者を説教する……。信じられない態度だが、これだけではない。
 安倍首相は、ラグビーワールドカップが開幕を迎えた9月20日、日付が変わったばかりの深夜0時すぎに動画を投稿。これはロシア訪問以来約2週間ぶりとなるTwitter更新だったのだが、それは安倍首相がラグビー日本代表のTシャツを着こんで「いよいよラグビーワールドカップが、ここ日本で開幕します!」と宣言するなんともノーテンキな動画だった。この夜、台風15号の被害によって約2万戸が停電状態にあったのに、である。
 さらに、同日、開幕戦の日本対ロシア戦がおこなわれた9月21日にも、〈トライに次ぐトライで見事な大勝利。本当に素晴らしい熱戦で、ずっとエキサイトしっぱなしでした。日本代表の皆さん、おめでとう!〉とツイートしたのだった。
安倍首相の避難所視察はわずか30分、4日もかかったのに段ボールベッド支援を自慢
 言っておくが、安倍首相は台風15号について、いま現在にいたるまでただの1度もTwitterでメッセージを発信せず、被災地視察さえおこなっていない。これは初動対応を見誤り、被害拡大が伝えられても内閣改造を延期もせずに実施したことへの批判が高まることを避けるために無視しているとしか考えられないが、そうやって被災地を無視して、何事もなかったかのように安倍首相はラグビーワールドカップのお祭りムードをつくり出したのだ。
 そして、台風被害で大切な人を失った人も多くいるなかで発した、〈夢のような一ヶ月間〉というメッセージ──。しかし、この無神経さ、無責任さは、Twitter上だけのものではない。
〈夢のような一ヶ月間〉と発信した昨日、安倍首相は前述したように長野県の被災地を視察し、自身のTwitterアカウントでも写真付きでそのレポートをおこなっていたのだが、これがたんなる「やってる感」の演出であることはあきらかだった。
 たとえば、安倍首相は午後に長野市の北部スポーツ・レクリエーションパークと思われる避難所で子どもたちと「黒ひげ危機一発」に興じる場面や、避難者の話を神妙な面持ちで聞いているような場面の写真を投稿し、こう書き綴っていた。
〈長野市の避難所では、段ボールベッド、電気毛布などのプッシュ型の支援物資に加え、おもちゃなども届けられ、子どもたちの元気な笑顔に出会うことができました〉
〈時々刻々変化する現場のニーズを踏まえた生活支援に引き続き全力をあげるとともに、公営住宅など安心して暮らせる住まいへ、一日も早く移っていただけるよう、自治体とも協力して取組を加速していきます。〉
 しかし、動静を確認すると、この避難所にいた時間はわずか30分程度。しかも、〈段ボールベッド、電気毛布などのプッシュ型の支援物資に加え、おもちゃなども届けられ〉などとプッシュ型支援による災害対応を誇っているが、報道によると、この避難所に段ボールベッドが届けられたのは16日午後のこと。つまり、避難が開始された12日夜から約4日も経ってのことだ。 高齢者や障がいを持った人にとっては必要最低限の段ボールベッドが避難から4日も経って配備されているようでは「迅速な対応」とはとても呼べないが、そうした問題点にはふれずに、安倍首相はただ成果を誇るだけなのだ。そして、繰り返すが、台風15号の被災地にはいまだに足を運んでさえいないのである。
 世界的な気候変動によって災害リスクは高まるばかりだが、そんななかで災害対応に本腰も入れず、被災地や被災者のことを無視してスポーツの日本代表の健闘にうつつを抜かし、〈夢のような一ヶ月間〉と言ってしまう総理大臣。災害対応の舵取りをこの男に任せていて、いいわけがないだろう。


仮に、「勝利を諦めないラグビー日本代表の皆さんの勇姿は台風で大きな被害を受けた被災者の皆さんにとっても元気と勇気を与えてくれる」かもしれないが、家を失った被災者たちは、元気と勇気より、一刻も早く安心して住める家が欲しいのである。
   
      
「大変でしたね」「夜もだいぶ寒くなりましたけど、大丈夫ですか」と寄り添う感パフォーマンス

「やっぱりいらない東京オリンピック」にはかなり現実性を帯びてきたが、そろそろ、「やっぱりいらない安倍晋三」とメディアも足並み揃えて積極的にキャンペーンを張るべきではないだろうか、とオジサンは思う。 

 

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